米国の旅行ニュースサイト、Travel Off Pathは1月14日、2023年に新たに観光税を導入する国や地域を紹介しました。
本記事では、Travel Off Pathの記事を参考に、観光税が導入される予定となっている4の国・地域を紹介します。
なお、同記事では日本について、すでに「観光税」を導入している国として紹介されています。
関連記事:出国税(国際観光旅客税)とは?日本人も対象 | 徴収方法・導入の背景・使い道解説
2023年に新たに観光税を導入する国・地域4選
2023年に新たに観光税を導入する国や地域として、スペインのバルセロナやバレンシア、タイ、イタリアのヴェネツィアなどが挙げられます。
1. スペイン
スペインでは、バルセロナとバレンシアで、2023年後半から観光税の引き上げが予定されています。
バルセロナでは、ホテルなどの宿泊施設に滞在する観光客は、1泊あたり1.75~4ユーロ(約248円~568円)を支払う必要があります。クルーズ船による訪問客は5.75ユーロ(約816円)支払う必要があります。
バレンシアでは、ホテルなどの宿泊施設に滞在する観光客は、1泊あたり0.5~2ユーロ(約71円~284円)を支払う必要があります。
2. タイ
タイでは、外国人旅行者を対象とする観光税の導入を計画しています。
1回あたり300バーツ(約1,180円)の観光税を徴収するもので、観光目的だけでなくビジネス目的の入国者も徴収対象となります。
ただし、労働許可証を所持する外国人のほか、ボーダーパス(期限付きの国境通行証)による入国や、クルーズ船での入国、日帰り旅行は免除対象となる見込みです。
ピパット・ラチャキットプラカーン観光・スポーツ相は2023年1月、観光税の徴収を6月1日から開始したい意向を明らかにしました。
3. イタリア(ヴェネツィア)
イタリアの人気観光都市であるヴェネツィアでは、オーバーツーリズム対策として入島税の導入を計画しています。
この入島税は、日帰りの観光客に対して、3ユーロ(約426円)から10ユーロ(約1,420円)の料金を支払い事前予約することを求めるものです。
2023年1月16日から導入が予定されていましたが、2022年11月時点で、少なくとも6か月延期することが決まっています。
4. EU
EUでは2023年11月から、EU域外からの旅行者を対象とした新たな観光税が導入される予定です。
18歳以上70歳未満の全ての旅行者は、7ユーロ(約944円)を支払う必要があります。
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<参照>
traveloffpath:These Popular Destinations Will Charge An Unexpected Fee For Tourists In 2023
Forbes:Venice Postpones Visitor Entry Fee Again – Here’s When You’ll Have To Pay
アジア経済ニュース:外国人旅行者の観光税、6月に徴収開始へ
schengenvisa:Spain’s Tourist Taxes for 2023 – Everything You Need to Know
AARP:Travelers to Europe Will Soon Face a New Fee
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