観光庁は3月31日、訪日外国人消費動向調査結果の2022年年間値(試算値)を発表しました。
2022年年間の訪日外国人旅行消費額について8,987億円と推計しています。2022年10月に水際対策の大幅に緩和されて訪日客が増加したことを受け、前年比7.4倍増となりました。
過去最高を記録した、コロナ前の2019年の4兆8,135億円と比較すると、81.3%減となっています。
関連記事:訪日外国人消費「コロナ前5割」5,952億円まで回復 1人当たり支出は高水準維持【訪日外国人消費動向調査 2022年10-12月期】
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2022年の訪日外国人消費額は8,987億円
観光庁は3月31日、2022年年間の訪日外国人旅行者の消費動向調査結果(試算値)を発表しました。
観光庁、2022年の訪日外国人消費動向調査結果(試算値)を発表
2022年の年間の訪日外国人旅行消費額は、8,987億円と試算されています。

前年比では7.4倍増と大きく増加しています。
国籍・地域別の消費額では、韓国が1,352億円(構成比15.0%)とトップで、2位に中国(1,092億円:12.1%)、3位に米国(959億円:10.7%)、4位に香港(762億円:8.5%)、5位に台湾(759億円:8.4%)と続きました。
これら上位5か国・地域で、全体の54.8%を占めています。
1人当たり旅行支出は23万4,524円
訪日外国人の1人当たりの旅行支出は、23万4,524円と推計されました。1人当たり旅行支出はコロナ禍で訪日外客数が少ない間高水準となっており、今回も2019年同期比で47.9%増と、コロナ禍以前の水準を引き続き上回っています。
費目別では、宿泊費が8万円と最も多く、買い物(6.2万円)、飲食費(5.3万円)と続き、平均泊数(入国日と出国日から算出)は「20.2泊」でした。
なお一般客のうち、観光・レジャー目的で日本を訪れた外国人の1人当たりの旅行支出は、2019年同期比26.5%増となる19万6,375円でした。
費目別では宿泊費(6.2万円)が最も多く、買い物(6万円)、飲食費(4.5万円)と続きました。また、平均泊数は「6.1泊」でした。
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<参照>
観光庁:訪日外国人消費動向調査2022年年間値(試算値)について
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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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