京都を訪れる国内外の観光客が増えているなか、京都府タクシー協会が「乗合タクシー」と「手ぶら観光」の実証運行を開始しました。
京都駅周辺の交通混雑緩和やタクシー利用の効率向上、そして手荷物による市バス内の混雑や、コインロッカー不足などの問題解決が目的とのことです。それぞれの取り組みをご紹介します。
京都府タクシー協会、「乗合タクシー」「手ぶら観光」の実証運行を開始
京都府タクシー協会は観光需要の本格的な回復に伴い、秋の観光シーズンに向けた新たな取り組みの実証運行を開始しました。
乗合タクシー：効率的な輸送の実現と京都駅の乗車待ち列の改善を見込む
多客時に京都駅烏丸口のタクシー乗り場において、旅客を乗り合わせる取り組みが「乗合タクシー」です。
乗合タクシーの運行を通じて少人数で乗車していた旅客の需要をまとめることで、効率的な輸送を実現することを目指します。同時に、タクシー乗り場での列の改善も図られます。
手ぶら観光：手荷物をタクシーに置いて観光する
「手ぶら観光」はタクシーを利用する観光客を観光地で降ろした後、手荷物だけをタクシーに載せたまま宿泊先のホテルまで運ぶ取り組みです。
観光客の利便性向上を図るとともに、手ぶら観光を促進することが狙いです。全国初の試みであり、荷物料金はGoogleマップを用いて距離に応じて算出され、シームレスな移動サービスを提供する予定です。
観光客の増加に対応し、京都市の玄関口である京都駅の交通混雑問題を解決することで効率的なタクシー利用を実現することを目指しているとのこと。
京都府タクシー協会は、秋の観光シーズンに向けて観光課題への取り組みを強化し、観光客に快適な体験を提供する準備を進めているとしています。
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＜参照＞
京都府タクシー協会プレスリリース：京都市内の秋の観光シーズンにおける京都タクシー業界の取り組みについて
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