2023年9月26日、訪日旅行・観光予約でトップレベルの人気を誇るプラットフォーム「Klook(クルック)」が、アジア太平洋地域の12市場で行った旅行に関する意識調査の結果を発表しました。詳細な調査結果を紹介します。
国内外問わず旅行先として日本の人気が高い
Klookがアジア太平洋地域の12市場2,400名の18歳〜40歳を対象に実施した調査によれば、国内外問わず旅行先として日本の人気が高いことがわかりました。
日本では84%が直近6か月で国内旅行を計画していると回答。国内旅行を計画している人の割合としては、アジア太平洋地域12市場で最多となりました。

また、調査対象の12市場のうちインドを除く11市場では、次回の旅行の目的地として日本がトップ3にランクイン。全体の44%が次の旅行の目的地にしていることがわかりました。

旅行予算は中国の高さが目立つ
回答者の3人に1人が次の旅行で体験にアジアの平均月収(1,069米ドル、約16万円※)の2倍以上消費する意向を示し、特に中国の予算の高さが目立つ結果となりました。一方国内旅行が多い日本では半数以上が1,000米ドル(約15万円※)以下となっています。

※2023年10月23日時点での為替レートに基づく
アジアの若者世代は「体験」を重視している
さらに、アジア太平洋地域のミレニアル世代とZ世代は、旅行において"体験"を重要視していることが分かりました。
とくに旅行先での“体験”にお金をかけることをためらわない傾向が強く、ミレニアル世代とZ世代にどれだけ消費を促せるかが重要な要素となっています。

SNSの影響力が急上昇
SNSは特にZ世代の旅行者にとって最も影響力のある情報ソースであることが分かりました。
旅行の情報収集をする際、検索エンジンや旅行ガイドを抑えてSNSが主要な情報源となっています。特にInstagramが影響力のあるSNSプラットフォームで、全体の72%の若者が旅行計画にInstagramを活用しています。
インバウンドの完全復活には、"体験"と"SNS"が今後ますます重要な役割を果たすことが予測されます。


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<参照>
Klook(クルック)プレスリリース:【訪日観光No.1プラットフォームKlook】アジア太平洋地域12市場の旅行動向を調査、人気観光地日本のインバウンド復活のカギは”体験”と”SNS”
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