渋谷区「ハロウィン自粛」多言語で呼びかけ オーバーツーリズム対策で

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ハロウィンには例年多くの人で賑わう渋谷。しかし渋谷区は今年、ハロウィン期間の渋谷駅周辺への来街を自粛するよう呼びかけました。

英語中国語、韓国語など多言語で案内しており、インバウンドを含めた観光客が引き起こす「オーバーツーリズム」が問題視されています。

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渋谷区、「ハロウィン自粛」多言語で呼びかけ

渋谷区は公式HP上で「ハロウィーン期間の渋谷駅周辺への来街自粛のお願い」と題したページを設け、来街を控えるよう呼びかけました。

日本語に加え、英語中国語、韓国語で同様の内容を案内しています。

また、公式XTwitter)上でも日本語の投稿にリプライする形で英語中国語での案内を行いました。

期間中はハチ公銅像周辺に仮囲いが設置されるほか、警備員が巡回し、"厳戒態勢"が敷かれています。また、報道機関に対しては取材の自粛を求めています。

路上飲酒禁止

また渋谷区は、同期間において道路・公園など公共の場での飲酒も禁止としました。

規制エリアは以下のようになっています。

渋谷 ハロウィン 飲酒 禁止
▲道路・公園などの公共の場における飲酒規制エリア:渋谷区HPより

また、ドン・キホーテなど近隣の小売店でも酒類販売自粛の動きが広がっています。

「オーバーツーリズム」表面化で対策講じる

渋谷区では数年前、積極的にハロウィン期間の観光客誘致を実施していましたが、路上飲酒や住民とのトラブル、惨事になりかねない事故・事件が発生する状況を問題視。一転して「渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」「ハロウィーン目的でハロウィーン期間に渋谷駅周辺に来ないでほしい」と呼びかけています。

本来は地域経済を活性化してくれるはずの観光が、地域住民の生活を脅かしては元も子もありません。また、渋谷駅周辺の観光では「地域にお金が落ちづらい」ことも問題となっており、経済的な意味でも恩恵が少ないといえます。

オーバーツーリズムは旅行者に対するマナー啓発や需要の分散・平準化で解決する場合もありますが、今回のように極端な場合では、「入域制限」を実施せざるを得なかったということでしょう。

関連記事:岸田首相、オーバーツーリズムは「重要課題」 秋にも対策取りまとめ【連載:オーバーツーリズムを考える 〜真の観光立国への道のり〜 第一回】


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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