宿泊施設がトリップアドバイザーに掲載するメリットとは?掲載方法も合わせて紹介

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トリップアドバイザーに掲載されている宿泊施設やレストランは800万件以上を数えます。また、口コミや評価は8億8,400万件超にも及ぶなど、世界最大級の旅行プラットフォームとして知られています。

政府は2030年までに訪日外国人の数を6,000万人まで増やすことを目標のひとつとしていて、きたる時に備えていまのうちからインバウンド対策をしておく必要があります。そこで選択肢のひとつとして挙がるのがトリップアドバイザーへの掲載です。

本記事では、宿泊施設トリップアドバイザーに情報を掲載するメリットと掲載方法を解説します。


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トリップアドバイザーとは

トリップアドバイザーとは、全世界49の国と地域に28言語でサービスを展開する、世界最大級の旅行プラットフォームです。さまざまな施設や旅行プランが検索可能で、さらには予約まで行えます。

まずはトリップアドバイザーの特徴から紹介します。

さまざまな条件から施設を検索可能

トリップアドバイザーでは、ホテルや観光地、レストラン、フライト、レンタカーなどを詳細に検索できます。宿泊施設の場合、エリアや宿泊人数、日程、設備、施設タイプなど多くの条件を設定して検索し、予約まで一貫して可能です。

ユーザーは宿泊施設のページで口コミや写真を閲覧できるだけでなく、外部の予約サイト別に料金を比較できます。

一覧から比較検討できる

行き先や日程などの条件を入れると、条件にあてはまる宿泊施設が一覧で表示されます。気になる宿泊施設をクリックすると、口コミや写真、設備などを閲覧できます。

ExpediaBooking.comAgodaなど、提携している旅行予約サイトの宿泊料金が一覧で表示されるので、ユーザーにとっては料金を比較しながら検討できる点がメリットといえます。

▲提携している宿泊予約サイトの料金が一覧で表示される

宿泊施設がトリップアドバイザーに掲載するメリット3つ

宿泊施設トリップアドバイザーに施設の情報を掲載することで、おもに3つのメリットが生まれます。

メリット1. ランキングへの掲載で知名度上昇

トリップアドバイザー宿泊施設の情報が掲載されることで、宿泊施設の知名度アップが期待できます。見込み顧客の確保につながり、新規集客が可能になります。

また、トリップアドバイザーでは施設のジャンルごとのランキングが設置されています。このランキング口コミをもとにして決定され、上位に掲載されることでさらなる集客効果が期待できます。

メリット2. インバウンド対策になる

トリップアドバイザーは、世界49の国と地域、28もの言語でサービスを展開しています。市場は世界であることから、国内のユーザーのみならず、国外のユーザーへも広くアプローチすることが可能です。

いますぐに始められるインバウンド対策として、とても有効です。

メリット3. 口コミに返信できる

トリップアドバイザー口コミ機能では、投稿された口コミへの返信が可能です。ユーザーは複数の店舗の口コミを比較検討しており、良い口コミはもちろん、悪い口コミも参考にして宿泊施設選びをしています。悪い口コミがあったとしても、店舗がていねいに返信することでユーザーからの印象が良くなる可能性もあります。

口コミへの対策法については、「これ一つで丸分かり!口コミ対策 完全ガイド【2023年最新】」で詳しく紹介しています。口コミを集客につなげるためにもあわせて確認しておくようにしてください。

トリップアドバイザーへの掲載方法・掲載ガイドライン

トリップアドバイザー宿泊施設の情報を掲載する方法を解説するとともに、掲載にあたって順守すべきガイドラインの内容も見ていきます。

トリップアドバイザーに掲載する方法

トリップアドバイザーに情報を掲載するために、重複登録を避けるためにも、すでに登録されているかどうかの確認からはじめましょう。

トリップアドバイザーのオーナー登録ページから確認可能なため、保有している施設の情報をチェックします。すでに掲載されている場合は、そのページから詳細データの登録作業に移ります。

もし、施設の情報が登録されていない場合、トリップアドバイザーに宿泊施設を掲載する申請が次のステップです。申請者の情報、宿泊施設の掲載情報を正しく入力して申請します。

宿泊施設の掲載ガイドライン

宿泊施設の情報を掲載するにあたっては、トリップアドバイザーが提示している宿泊施設の掲載ガイドラインを守る必要があります。掲載するにあたって確認しておくべき基本条件や制限事項、カテゴリーなどが載っています。

まず「基本条件」は、トリップアドバイザーに掲載される宿泊施設の要件を示したものです。一般の顧客が利用でき、正式な名称および住所があり、1つの場所で年間12週以上連続での営業をしていて、複数の部屋と宿泊客を迎える準備があることなどが基本条件として設定されています。

「制限事項」の項目では、トリップアドバイザーに掲載できない施設を明らかにしています。施設管理会社、予約会社、点在するキャビンやコテージなどの場合は掲載できないので注意が必要です。

宿泊施設のカテゴリー」では、トリップアドバイザーの編集担当者が適切なカテゴリーに振り分けることを示しています。カテゴリーには、ホテル、B&B/民宿、その他の宿泊施設の3つがあります。

トリップアドバイザーへ掲載して効果的なインバウンド集客を

宿泊施設トリップアドバイザーに情報を掲載するこで認知度や知名度の向上につながります。また、世界の多くの地域に多言語で展開しているため、インバウンド対策としても効果的といえます。

政府は2030年までに訪日外国人の数を6,000万人まで増やすことを目標としています。世界最大級の旅行プラットフォームであるトリップアドバイザーを活用することで、インバウンド対策につながるでしょう。

<参照>

トリップアドバイザー:数多くの旅行者にアプローチ
トリップアドバイザー:トリップアドバイザーについて

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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