X(Twitter)には、プロフィール欄に所在地を掲載する項目がありますが、集客に活かすなら実店舗の場所や営業時間、連絡先情報を登録できる「ロケーションスポットライト」機能を活用したいところです。
店舗の位置情報はGoogleマップと連携しており、地図をタップすることでユーザーが店舗までの道順を確認できるため、インバウンド対策にも効果的です。ロケーションスポットライトはProアカウント限定の機能ですが、とくに店舗を運営しているオーナーはぜひ活用したい機能です。
この記事では、X(Twitter)のロケーションスポットライト機能について紹介します。
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X(Twitter)のロケーションスポットライトとは
X(Twitter)の「ロケーションスポットライト」は、下の写真のように、X(Twitter)アカウントのプロフィールに店舗の場所や営業時間、連絡先情報を表示できるようになる機能です。使用するためにはX(Twitter)Proアカウントに切り替える必要があります。Proアカウントへは無料で移行できます。

ロケーションスポットライトに表示される位置情報はGoogleマップをはじめとした地図アプリと連携しており、地図マークもしくは「行き方を調べる」ボタンをタップすれば、ユーザーは店舗までの道順をスムーズに確認できます。
営業時間は、曜日や時間などを表示できるようにカスタマイズできます。連絡先情報は「お問い合わせ」ボタンにDMや電話、メールなどの連絡手段を登録でき、ユーザーは「お問い合わせ」ボタンから任意の方法で店舗と連絡が取れます。
お店の場所・営業時間といった情報がX(Twitter)アカウントから直接見られるようになるため、集客に良い影響を与える可能性があります。すでにX(Twitter)のProアカウントを導入している実店舗などではぜひとも活用したい機能となりそうです。
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外国旅行の情報収集にX(Twitter)を活用
「Digital 2022 Global Overview Report」によれば、X(Twitter)の月間アクティブユーザー数は4.36億人で、日本だけでなく世界中で活用されています。
また、JNTOが発表している「訪日旅行データハンドブック」によれば、外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体として、X(Twitter)と答えた割合は韓国で6.2%、台湾で7.3%、香港で8.4%でした。タイでは24.6%、インドネシアでは24.8、フィリピンでは23.7%にものぼるなど、東南アジアにおけるインバウンド集客を検討している方にはとくに効果が見込めるといえます。
ロケーションスポットライトを設定するには
ロケーションスポットライトを設定するには、まずX(Twitter)のProアカウントに切り替える必要があります。そのうえでロケーションスポットライトを設定します。
まずはProアカウントに切り替え
Proアカウントに切り替えるには、以下の条件が設定されています。
- X利用者契約に複数回違反していないこと
- アカウント名、自己紹介、プロフィール写真など、プロフィールのあらゆる項目が設定されていること
- 認証済みの個人情報がプロフィールで確認できること。プロフィールで他の人物、ブランド、組織の名を騙っていないこと、他者を欺く目的で偽の個人情報をプロフィールに掲載していないこと。ブランドや組織と直接提携している場合を除き、動物や架空のキャラクター画像をプロフィールに使用していないこと。パロディアカウント、ファンアカウントはProアカウントとして認証されません
上記の3つの条件が満たされている場合、X(Twitter)のProアカウントに切り替えられます。切り替え方法は以下です。
- タイムラインから右にスワイプ
- 「X Pro」タブをクリック
- 「はじめる」を選択
- Proアカウントのカテゴリーを選び、「次へ」を選択
- 「ビジネス」か「クリエイター」のいずれかを選び、「次へ」をクリック
ロケーションスポットライトの設定手順
続いては、ロケーションスポットライトの設定手順に移ります。設定方法は以下です。
- X(Twitter)のメニューから「もっと見る」→「プロフェッショナルツール」→「Proホーム」の順に選択
- 「プロフィールスポットライト」を選択
- ウェブサイトや住所、営業時間、メールアドレス、電話番号などを設定
- 「地図を表示する」をONにした後、左上の矢印をクリックし、「所在地を表示する」をONにして設定が完了
以上でロケーションスポットライトの設定は終了です。条件を満たしていれば無料で設定できて、かつインバウンド集客も期待できます。
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<参照>
Xブログ:Twitterを活用するプロフェッショナルのための新機能:「ロケーションスポットライト」
Xビジネス:Proアカウント
JNTO:訪日旅行データハンドブック(2023年版)
DATAREPORTAL:Digital 2022 Global Overview Report
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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