X(Twitter)のアナリティクスを使うとポストに対するユーザーの反応を分析できるほか、フォロワー数推移や反応のあったユーザーの年齢層なども確認できます。
より多くのユーザーに情報を届けるためにはただポストし続けるだけではなく、日常のポストの数値を把握して反応が良いポストを特定し、その共通点を探したり、同じ効果を再現できたりするかを確認することが大切です。
最近では、訪日外国人向けの情報発信に力を入れる自治体や企業も増えており、ターゲットに合わせた発信を行うには、データ分析を活用して改善することが不可欠です。
この記事では、X(Twitter)のアナリティクス機能の概要、閲覧できるデータの種類、そして分析データを活用するためのポイントをわかりやすく解説します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)X(Twitter)のアナリティクスとは
X(Twitter)のアナリティクスはアカウントの改善策を発見できるツールです。ここでは、X(Twitter) のアナリティクスの基本情報と注目されている理由を解説します。有料と無料の2種類ある
X(Twitter)のアナリティクスはこれまで誰もが無料で利用できましたが、2024年に実施されたアップデートでXプレミアム、いわゆる有料アカウントでないと利用できなくなりました。無料アカウントでは、従来通り「ポスト(ツイート)アクティビティ」は閲覧可能です。
ポスト(ツイート)アクティビティとは、インプレッション数やエンゲージメント、新しいフォロワー数、詳細のクリック数、プロフィールへのアクセス数など、ポストに対する反応を数値で把握できるものです。

有料のXアナリティクスであれば、各ポストに対してどのような反応があったか、フォロワーの増減など、インプレッションやエンゲージメント率の高いポストを洗い出せます。
これらのデータを分析することで効率的にエンゲージメント率の高い内容をポストできるようになり、アカウントの認知度アップにつながります。
なぜX(Twitter)のアナリティクスが注目されているか
X(Twitter)のアナリティクスでは、どのようなポストにフォロワーが反応するのかが数値によって可視化されるので、フォロワーの需要を把握できます。フォロワーの需要を知らずにX(Twitter)を運用すると効果を感じにくく、一方的な情報発信で終わってしまうこともあります。X(Twitter)の アナリティクスでフォロワーを分析し続ければ、投稿すべき内容や時間帯、ユーザーとのコミュニケーションの方向性を決められ、効果的なマーケティング施策につながります。
また、X(Twitter)は世界中にユーザーがいて、JNTOの「訪日旅行データハンドブック(2023年版)」によれば、外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体としてたとえばタイではX(Twitter)が24.6%と6番目、フィリピンでは23.7%と7番目に位置していることから、多くの訪日客がX(Twitter)を参考に情報収集していることが推測できます。
X(Twitter)のアナリティクスの使い方【スマホ版】
スマホでX(Twitter)のアナリティクスを確認する場合は、タイムラインを右にスワイプして「プレミアム」「アナリティクス」をタップします。

Xのアナリティクスは「概要」「オーディエンス」「コンテンツ」の3つに分けられています。それぞれどのような情報が確認できるのか解説します。
概要

「概要」ではプロフィールへのアクセス数や新しいフォロー数などの数値を、直近の7日、28日、3か月、1年単位、または任意の期間で確認できます。

また、日毎のインプレッション数やいいね、エンゲージメントなども確認できるほか、折れ線グラフと棒グラフを選択できます。
オーディエンス

オーディエンスでは自分のアカウントのポストに反応したユーザーの年齢層や性別、国ごとのデータが確認できます。確認できるのは「いいね」のほか、「インプレッション数」「ブックマーク」「共有」「新しいフォロー」「返信」「リポスト」「プロフィールへのアクセス数」などです。
これも直近の7日、28日、3か月単位で確認できます。
また、ユーザーのアクティブな時間帯も確認できるので、どの曜日や時間帯にポストすればエンゲージメントを高められるかのヒントになります。
コンテンツ

X(Twitter)のアナリティクスデータを活用するポイント
X(Twitter)のアナリティクスではさまざまなデータを分析できますが、目指す成果に応じて適切なデータ確認と分析が重要です。ここでは、達成したい目標に合わせたデータ収集と分析の方法を紹介します。
ポイント1:現状把握・改善
X(Twitter)アナリティクスに表示される数値はユーザーの反応を可視化したものなので、正しく数値を読み取れればアカウントの現状を把握できます。改善すべきポイントが把握できれば、アカウントの運用方針やポストの方向性を絞れるので、改善策を検討しやすくなるでしょう。一度に複数の改善策を実施してしまうとどの改善策に効果があったのかを把握できないので、改善策はひとつずつ実施するのがポイントです。
ポイント2:フォロワーを増やしたいときの分析
新規フォロワーを増やすためには、インプレッション数はもちろん、プロフィールへのクリック数を高める必要があります。インプレッション数を伸ばしたい場合は、X(Twitter)アナリティクスで入手した情報をもとに、ユーザーのアクションが起こりやすい投稿の数を増やします。また、時間帯によってもアクション数に差があるので、ポストする時間帯も工夫すると良いでしょう。
プロフィールへのクリック数を増やしたいときは、有益でためになるポストを心がけることが効果的です。
ユーザーはプロフィール文はもちろん、固定ポストやタイムラインなども総合的に見てフォローするかどうかを決めるため、フォロー率を上げるには、プロフィールアクセス数を増やすだけでなく、プロフィール文や固定ポストの内容を魅力的にすることも大切です。
ポイント3:Webサイトへの流入を増やしたいときの分析
URLクリック数とは、X(Twitter)に貼ってあるWebサイトURLをクリックした回数のことです。URLクリック数を分析することで、ポストからWebサイトへの流入の数を分析でき、Webサイトへのアクセスを増やせるようなポスト作成が可能になります。
実際にURLクリック数が伸びたポストがある場合は、ユーザーの反応が大きいポストの傾向分析をすることでクリックされやすいWebページやポストの文言がみえてきます。
また、ユーザーがポストに興味を持ったポイントを分析すれば、コンテンツとして活用できるアイデアが浮かぶかもしれません。
ポイント4:ポストの拡散力を高めたいときの分析
より多くのユーザーにポストを見てもらうためには、これまで多くの「リポスト」されたポストを分析することで傾向が見えてくるはずです。もちろん、リポストされやすいポストは内容だけではありません。ポストする時間帯によってもリポストされる数は変わってくるので、アナリティクスを使ってどの時間帯に投稿したポストがリポストされやすいかを把握する必要があります。
ポストの拡散力が高まれば、それに伴って集客につながる可能性が高まります。
X(Twitter)のアナリティクスを活用しSNSマーケティング施策に活かす
X(Twitter)を公式アカウントやビジネスアカウントとして利用する際は、リポストやいいねがされやすいポストを作成することが重要です。そのためにはフォロワーの行動を分析する必要があり、その分析に必要な数値をX(Twitter)アナリティクスを活用することで入手できます。
宣伝力や情報拡散力を高めるためにはX(Twitter)のアナリティクスを参照したフォロワーの分析と運用の改善は不可欠です。これらを継続的に取り組むことが質の高い情報発信につながります。インバウンド対策にお困りですか?
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