10月15日、株式会社KKDAY JAPANはレストラン検索・予約サービス「食べログ」と提携し、インバウンド向けに全国4万2,000店舗以上のグルメ・レストラン予約が可能になったと発表しました。
食とアクティビティのシームレスな体験を提供することで、インバウンドの需要拡大を目指します。
関連記事:KKdayがじゃらんと提携、インバウンド向け全国約1万軒の宿泊施設が予約可能に
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
KKday、食べログと戦略的提携を開始
現地オプショナルツアーを販売するオンライン予約サイト「KKday(ケーケーデイ)」は、92か国550都市以上をカバーし、30万件を超える旅⾏商品を取り扱っています。
今回、株式会社カカクコムが運営する日本最大級のレストラン検索・予約サービス「食べログ」と戦略的提携を結び、インバウンド向けにグルメ・レストラン予約サービスを開始しました。
豊富なレストランが16言語で予約可能に
2024年第1~3四半期において、KKdayで販売されている日本の体験商品は高い人気を誇っています。特に「食体験」の検索数は前年同期比で40%増加しており、オンライン予約可能な食体験への需要が高まっているといいます。
また観光庁の発表によると訪日外国人観光客は、飲食店利用時にコミュニケーションの面で不便を感じているケースが多いことがわかっています。
今回の連携によって、食べログの豊富なレストラン情報とKKdayの16言語・16通貨対応のシステムが融合し、訪日外国人観光客は母国語でオンライン予約を完了できるようになります。
さらに、店舗到着後も電子チケットを見せるだけでやりとりが完了するため、コミュニケーションの不便さが解消され、より気軽に日本の食文化を楽しめるとしています。
旅行者の約40%が出発前日や当日に予約
KKday台湾オフィスで開催された記者懇談会では、KKday日本支社長 大淵公晴氏と、カカクコム 上級執行役員 食べログカンパニー長 鴻池拓氏が登壇し、今回の提携の意義と重要性を強調しました。
両者は今回の提携について、訪日外国人観光客は安心して最高の食体験を予約できるようになり、飲食店事業者は国際的な顧客基盤を拡大できる機会を得たと話しました。
また懇談会では、訪日客の食に関するトレンドも紹介されました。鴻池氏によると、アジアからの訪日客には焼肉・寿司・居酒屋の3つが特に人気で、東京と大阪が主な目的地だといいます。そしてオンライン予約の便利さから、旅行者の約40%が出発前日や当日にレストランを予約していると語りました。
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<参照>KKday:KKday、「食べログ」と提携し、インバウンド向けグルメ予約サービスを強化、日本全国42,000店舗以上のグルメ予約が可能に。新たな食体験を提供へ
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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