IATA、デジタルIDで完結する旅行体験の実証に成功

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国際航空運送協会IATA)は10月30日、デジタル技術によるスムーズな旅行体験の実証に成功したと発表しました。

2名の乗客が香港~東京間の往復で、デジタルIDと生体認証を使用して旅行を行ったといいます。

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IATA、デジタル旅行体験の実証成功

IATAでは航空旅行の一連の工程をデジタル化し、可能な限りシームレス化する方法を模索してきました。そして今回、香港~東京間でのデジタル旅行体験の実証に成功したことを発表しました。

香港~東京間で2名の乗客により達成

IATAは、航空券の購入から到着まで、デジタルIDで完結する初の旅行体験の実証に成功しました。これは、香港~東京の往復旅行において、2名の乗客がデジタルウォレットと旅行認証情報を使用する概念実証(PoC)*によって達成されました。

旅行者はデジタルパスポートや企業ID、マイレージ会員資格情報を含むデジタルウォレットを使用して、航空券の予約から搭乗券の受け取りまでを行い、その後も生体認証を使用し、書類を繰り返し提示することなく空港手続きを行うことができたということです。

PoCは、キャセイパシフィック航空や香港国際空港、成田空港などと連携し、2023年にテスト環境で実施された最初のPoCに基づいて、実際の環境で実施されました。

*PoC…新しいサービスやアイデアの実現可能性を検証すること

全ての乗客がスムーズな旅行体験ができることを目指す

完全デジタル化されたスムーズな旅行が実証済みとなり、今後はすべての旅行者が利用できるようにすることが課題になるとIATAはいいます。また、パスポート・搭乗券・顔データなどの生体情報を紐づけた「One ID」が導入されていることなどを踏まえて、近い将来には実現できる可能性があるとも示しました。

このような体験の実現により、航空会社はデジタルIDを使用して、よりパーソナライズされた安全かつ効率的な旅行を提供できるようになり、旅行者は物理的な書類を提示することなく、手荷物の預け入れや入国審査、搭乗といったチェックポイントを生体認証によりスムーズに通過できるようになります。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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