Instagramには、アプリ内で店舗や施設の場所を検索できる「地図検索機能」があります。ユーザーはエリアごとに店舗や施設などの位置情報を検索できるため、Instagramを活用した集客が期待できます。
インバウンド需要が急激に拡大している今、店舗の場所をInstagramの地図検索結果へ表示することで外国人観光客の集客も期待できます。
本記事では、地図機能の利用方法や機能、店舗が対応すべきポイントを解説します。
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Instagramの「地図検索」機能とは
Instagramの地図検索機能を使えば、目的地周辺の「カフェ」や「観光名所」などをカテゴリごとに簡単に探せます。画面下部にはカテゴリ別のボタンがあり、それをタップすると関連する近くのお店や施設が表示されます。
この機能を活用すると、ユーザーは必要な情報を素早く見つけられるため、店舗情報をInstagramに掲載することが、集客アップの重要なポイントになると言えます。
ここでは地図検索機能の使い方について詳しく紹介します。
地図検索機能の使い方
Instagramの地図検索は「発見ページ」の右上に表示されるマップのマークをタップすると表示されます。
右上のマークをタップすると、現在地情報と合わせてマップ上にサムネイル画像がいくつか表示されます。
現在地以外でも、検索したいエリアに地図を動かし「このエリアを検索」をタップすると、そのエリア上での情報も検索できます。エリア周辺の投稿情報だけでなく、カテゴリごとの検索も可能で「カフェ」「美容院」「観光名所」「ホテル」「バー」などさまざまなカテゴリから検索できます。
サムネイル画像は、店舗や施設単体で表示されているものと周辺の投稿でまとめて表示されているものがあり、それぞれタップするとサムネイル画像以外の他の投稿が確認できます。
また、投稿にストーリーズが含まれる場合にはアイコンを囲む色や店舗数を示す数字の背景色がピンク色になり、タップで確認できます。
24時間限定で公開されるストーリーズには動画コンテンツも多く、ひと目で店舗の雰囲気など多くの情報を伝えられるだけでなく、ユーザーの感性に訴えかけます。
地図検索を集客につなげるためにすべき2つのこと
訪日外国人も行き先を決めるのにInstagramの地図検索を利用しています。
JNTOが発表している「訪日旅行データハンドブック」によれば、外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体として、Instagramと答えた割合は韓国で28.3%、台湾で25.4%、香港で28.9%でした。タイやシンガポールでも20%以上、フィリピンでは47.4%、インドネシアにおいては64.2%にのぼるなど、多くがInstagramを使って外国旅行の情報収集をしています。
インバウンド客を集客するためにも、店舗がInstagramの地図検索において確認すべきことを解説します。
1. 公式アカウント開設・基本情報や予約ボタンを整備
店舗のInstagram公式アカウントを用意し、位置情報を設定したFacebookアカウントを紐付けておくと、地図検索の結果にアカウント情報も合わせて表示されます。
注意点としては、Instagramの公式アカウントを用意するだけでは地図検索結果へ掲載できない点です。Instagramの地図検索でInstagramの公式アカウントを表示させるためには、Facebookアカウントを用意し、位置情報を設定したうえでInstagram公式アカウントと連携する必要があります。
また、Instagram公式アカウントに注文や予約のボタンを用意しておくことで、料理や商品を注文したいニーズに応えることもできます。
右隅にある「…」をタップすると、Googleマップなどの地図アプリに遷移することもできます。外部の地図アプリで改めて口コミをチェックしたり、営業時間をチェックしたり、現在地から店舗までのルートを調べたりといった行動をとると考えられます。
2. 地図検索結果に表示される各種情報の確認
新たに加わった地図検索機能によって、自身の店舗情報がどのように表示されているかを確認することも重要です。
Facebook上のアカウントにそのほかの情報を登録しておくと、「情報を見る」から、住所、カテゴリ、営業時間、公式サイトのURLなどの基本情報を表示できます。
ユーザーが地図検索で詳細情報を確認した際に古い情報が掲載されていると、営業時間外に来店されるなど機会損失や印象の悪化につながりかねません。ユーザーに対して誤解を与えないようにするためにも、正しい情報が設定されているか常に注意を払いましょう。

また、地図検索でのサムネイル画像の確認も重要です。ユーザーが検索した際にまず目にとまる画像となるので、人気メニューや、特徴的な内装など、店舗の魅力を伝えられるものが好ましいといえます。
地図検索で表示されるサムネイル画像は、Instagramのアルゴリズムにより決定されるため、店舗公式アカウントの画像が必ず表示されるとは限りません。
どの投稿画像が表示されても魅力的に感じてもらえるように、店舗からユーザーに写真の撮り方を提案したり、撮影スポットを設けたりすることで、セールスポイントが伝わる画像が投稿されるよう工夫しましょう。
Instagramの地図検索を集客につなげる
ユーザーはInstagramの地図検索機能を使って訪問中や訪問予定のエリアで店舗を検索し、投稿されているコンテンツや店舗情報を確認しています。
ハッシュタグ検索ではエリアを区切るために地名などを入れる必要があり、細かな検索が難しい点をデメリットに感じるユーザーもいました。一方、地図検索では、より詳細にエリアを分けて情報を探せるため、地図検索結果へ店舗や施設を表示しておくことで、集客アップが見込めるでしょう。
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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日旅行データハンドブック2023年
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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