X(Twitter)は、日本でLINEやYouTubeに次ぐ利用者数を誇るSNSです。拡散力が高くて情報が瞬時に広まりやすく、話題を生み出しやすいのが特徴のひとつです。
日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日旅行データハンドブック2023」によれば、外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体として、X(Twitter)と答えた割合はタイやインドネシアなど東南アジアの複数の国で20%を超えるなど、インバウンド対策としても有効といえます。
ただし、X(Twitter)を含むSNS運用では、更新頻度が成果に直結する一方、毎回手作業で投稿するのは手間がかかって非効率です。そこで活躍するのが、Xの予約投稿機能です。この機能を活用すれば、投稿作業を効率化できます。
本記事では、X(Twitter)の予約投稿の具体的な設定方法を画像付きで詳しく解説し、その活用によるメリットについてもご紹介します。
X(Twitter)で予約投稿する方法
X(Twitter)の予約投稿機能を使えば、日時を指定して投稿内容を設定できます。
なお、X(Twitter)の予約投稿は、ウェブブラウザ版でのみ利用することができます。スマホ(アプリ)では利用できないので注意が必要です。
予約投稿する方法
まず、投稿の入力画面を開き、通常投稿時と同様にポスト内容を入力します。入力が終わったら、画像に示した赤枠にあるカレンダーボタンをクリックします。

日付と時刻を指定し、「確認する」→「予約設定」をクリックすればポスト予約が完了です。

予約が設定されたか確認する場合は、投稿の入力画面を開き、「下書き」をクリックします。

下記の画像の通り、「予約済み」欄に予約済みポストが表示されます。

予約投稿されたポストはどのように表示されるか
予約投稿されたポストは、通常通りに投稿したポストと同じスタイルで投稿されます。
そのため、ほかのユーザーからは「予約投稿されたポスト」だと気付かれることなく、通常通りのポストとして読んでもらえるでしょう。
ポストを予約投稿するメリット3つ
X(Twitter)は多くの企業やビジネスで利用されています。予約投稿することで得られるメリットを紹介します。
1. 投稿忘れを防止できる
ほかの業務が忙しい場合、定めた時刻にポストできない可能性があります。「投稿を忘れないように」と、X(Twitter)に気を取られすぎてほかの業務への集中が削がれてしまうことも望ましくないでしょう。
ポストを予約投稿すれば、予定していた時刻にポストを公開できます。
2. 何度もアクセスする手間を省ける
1日に複数のポストをする場合は、何度もX(Twitter)を開いて投稿しなくてはなりません。
一度にまとめて複数回の予約投稿をしておけば、その都度X(Twitter)アプリを開いたり、何度もブラウザを開いたりする手間が省けます。
3. 誤字脱字を確認できる
一般ユーザーの場合、「ポスト」したらすぐに投稿され、投稿内容の誤送信や誤字脱字に気づかずにそのまま投稿してしまうことがあります。一度投稿してしまった投稿は編集することができないため、もし修正したい場合は削除してもう一度投稿しなくてはいけません。
予約投稿を利用すればポストするまでに時間が空くため、投稿内容や誤字脱字をチェックする時間に余裕ができます。通常より入念に確認することで、誤送信の防止にもつながるでしょう。
X(Twitter)を用いた集客で注意すべき3つのポイント
X(Twitter)はただコンテンツを投稿すればいいわけではなく、目的に合わせて運用することが大切です。意識すべき3つのポイントを整理します。
1. ターゲットに合わせた投稿タイミング
X(Twitter)を用いて集客を狙う場合は、ポストを投稿するタイミングが重要です。
具体的にはターゲットがスマホを見そうな時間帯、X(Twitter)を開きそうな時間帯に合わせて投稿します。たとえば、ターゲットがサラリーマンやOLなら通勤時間や昼休み、学生なら通学時間や夕方などです。
また、ビジネス向けの情報であれば平日、娯楽に関する情報であれば週末などに投稿するなど曜日にも配慮します。
フォロワーの年齢層やアクティブな時間帯などは、X(Twitter)のアナリティクスから閲覧可能です。アナリティクスの使い方については、「X(Twitter)のアナリティクスをスマホで使う方法!インバウンドを集客するためのポイントも紹介」の記事で詳しく紹介しています。
2. トレンドと画像
X(Twitter)は、ユーザーがアプリを開いたタイミングで注目が集まっている単語を「トレンド」として公開しています。トレンドに合わせたポストを投稿することで、トレンド欄からフォロワー以外のユーザーの目にとまる可能性があります。
またその投稿内容を見てユーザーがシェアしたいと思うような内容であれば、リポストによりより多くのインプレッションを獲得できるでしょう。
画像を含めたポストはユーザーの目を引きやすく、画像そのものを確認したいと思わせることができればユーザーのアクションにもつながります。「いいね!」や「リポスト」のアクションがとられれば、そのユーザーのフォロワーのタイムラインにも表示されます。
3. プロフィールを充実&固定ポストを設定
ユーザーによって拡散された投稿や、企業自体に興味を持ってくれたユーザーは、投稿一覧や投稿者の詳細を確認するためプロフィールにアクセスします。
こうしたユーザーにアピールする場となるのがプロフィールです。プロフィールにはセールスポイントをわかりやすく記載することがポイントです。プロフィールに設定できる文字数は160文字と長くはないため、端的に魅力をアピールするようにしましょう。
また、プロフィールの下には固定したポストを表示できます。一番伝えたいメッセージを設定しておくと良いでしょう。
X(Twitter)の予約投稿機能で効率的に運用を
X(Twitter)の予約投稿は、前もって設定した内容が決められた時間に公開されるため役に立ちます。複雑な操作はなく、誰でも簡単に利用可能です。
X(Twitter)更新以外の業務を並行して手掛けている場合、X(Twitter)の投稿内容を設定する時間をまとめて確保してしまえば、投稿のたびに他の業務を中断しなければならないという状況を防ぐことにもつながり、効率的な運用が可能になります。
東南アジアだけでなく、韓国や台湾、香港などでも外国旅行の情報収集をするオンライン媒体としてX(Twitter)が利用されています。インバウンド対策の第一歩として、X(Twitter)を活用してみるのも一案といえます。その際は、予約投稿を利用して効率的に運用するようにしましょう。
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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日旅行データハンドブック2023
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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