Googleマップで「Tokyo sushi」や「Kyoto ramen」など、地名とジャンルを組み合わせた検索は訪日外国人にも一般的です。Googleマップに正確な店舗情報を掲載することは、集客の大きなチャンスと言えるでしょう。
Googleビジネスプロフィールに登録すれば、Googleマップの店舗情報を管理し、訪問者に正確で魅力的な情報を提供できます。さらにオーナー登録することで、一般ユーザーでは編集できない情報を更新したり、特別なキャンペーンやメニューを直接発信したりすることも可能になります。
この記事では、Googleビジネスプロフィールの登録手順や、インバウンド対策において飲食店がGoogleマップを活用する3つのメリット、そして店舗の魅力を最大限に引き出す5つの活用方法をご紹介します。
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Googleマップに店舗・施設を表示させる方法
Googleマップに店舗を表示させるためには、Googleアカウントを取得してGoogleマップに「地図に載っていない場所を追加」することで可能になります。
Googleマップ上に自店の情報があれば、店舗や施設を探しているユーザーに認知され、検討してもらえるので集客が期待できます。
以下では、Googleビジネスプロフィールへの登録方法とオーナー確認の方法を紹介します。
Googleビジネスプロフィールの登録方法
Googleビジネスプロフィールに登録することで、店舗情報が管理できるようになります。
Googleビジネスプロフィールを利用するにはGoogleアカウントが必要です。Googleアカウントにログイン後、Googleビジネスプロフィールの登録画面へ進み、店舗名、ジャンル、住所、電話番号などを入力します。
さらに店舗の詳細情報の登録、更新、また店舗に寄せられた口コミの管理などを利用するにはオーナー確認が求められます。
これまではGoogleから郵送されてくるハガキに確認コードが記載されていて、それを入力することでオーナー確認が完了していました。しかし最近では、ハガキではなく動画や電話を通じたオーナー確認が主流になっています。
オーナー確認はGoogleビジネスプロフィール登録時とGoogleマップの店舗情報の表示画面から可能です。
既にマップに掲載されている場合はオーナー確認を
Googleマップの店舗情報はGoogleによって自動的に登録されたり、一般のユーザーによって追加されたりします。そのため、Googleビジネスプロフィールに店舗情報を登録していなくても、すでにGoogleマップに自店舗の情報が掲載されている可能性もあります。
その場合は、Googleマップで店舗名を検索して、店舗情報とともに記載されている「このビジネスのオーナーですか?」をクリックします。そこから、オーナーになるための手順を踏み、オーナー登録を完了させましょう。
飲食店をGoogleマップに表示させる3つのメリット
Googleマップに店舗情報を掲載すれば、店舗を見つけてもらいやすくなるほか、新規顧客の獲得や店舗の情報発信にも役立ちます。
Googleビジネスプロフィールへの登録やオーナー確認には若干の手間はかかりますが、うまく活用できればそれ以上のメリットがあるでしょう。
以下では、Googleマップに表示させるメリットを3つ紹介します。
1. 店舗を見つけてもらいやすくなる
Googleで検索される店舗の情報は、Googleマップだけでなく、Googleの検索結果画面にも表示されます。
地図と一緒に表示される「ローカルパック」や、「ナレッジパネル」と呼ばれる右上部の枠に表示され、検索ユーザーの目にとまります。
「Ginza sushi」のように地域やジャンルから検索された場合にこうした場所に掲載されると、店舗利用ニーズのある近隣ユーザーにアプローチできるため、集客につながりやすくなるでしょう。
2. Googleマップの機能で新規顧客の獲得が期待
Googleマップでは、目的地や現在地の周辺など、特定のエリアでジャンルを絞って店舗を検索できます。
検索機能だけでなく、現在地からのナビや公共交通機関の乗り換え案内の機能が実装されており、初めて店舗を利用する顧客も迷わずに来店できるでしょう。
また、Googleマップ上に実際に店舗を利用したユーザーの評価や口コミも掲載されるため、好意的な口コミが寄せられればさらなる集客効果が見込めます。
3. 店舗の情報をリアルタイムで発信
Googleマップには、店舗名、住所、電話番号などの基本情報のほか、店舗から発信された情報が掲載されます。オーナーは、Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能を利用して、情報を発信できます。
投稿機能を利用する際は、リアルタイムで情報発信できる点を活かして、新メニューや期間限定キャンペーンなどの告知をするとよいでしょう。
また、FacebookやX(旧Twitter)などのSNSと連携して投稿をシェアする機能もあるため、店舗でSNSを運用している場合は、併せて投稿するとSNSのフォロワーにもアピールできます。
飲食店のGoogleビジネスプロフィール導入で利用できる5つの機能
Googleビジネスプロフィールに登録すると、メニューや写真、動画の追加、口コミへの返信、予約受付などの機能が利用できます。店舗に対する印象を左右する要素でもあるため、うまく活用できれば集客向上につながるでしょう。
以下では、Googleビジネスプロフィールで利用できる5つの機能を厳選して紹介します。
1. メニューの追加
Googleビジネスプロフィールに登録すれば、店舗で提供しているメニューを追加できます。
メニュー名、価格、商品説明を追加できるだけでなく、「ランチ」や「ディナー」「コース」「単品」「前菜」「ドリンク」など、さまざまなセクションで分類して表示できます。
メニューを掲載しているグルメサイトや公式サイトのURLを貼る方法もありますが、ほかのページに遷移せずにGoogleマップ上でメニューを閲覧できることはユーザーの利便性の向上にもつながります。
<参照>
Googleビジネスプロフィール ヘルプ:レストランで人気の料理を表示、編集する
2. 写真や動画の追加
Googleビジネスプロフィールに登録すると写真や動画も追加できるようになります。写真や動画はテキストと異なり、視覚的に訴求できるため、集客力を高める効果が期待できます。
店舗の外装、内装、料理の見た目、スタッフなど、店舗の雰囲気やコンセプトが伝わり、店内での体験をイメージしてもらえるようなコンテンツを掲載するとよいでしょう。
また、掲載する写真や動画は加工しすぎず、撮影したありのままの写真が良いといわれています。たとえば、加工を施した煌びやかな写真や動画が掲載されていればユーザーにとって魅力的に映りますが、実際に訪れたときにギャップを感じると満足度が下がる原因にもなりかねません。
3. 口コミの投稿・返信
Googleビジネスプロフィールでは、Google マップ上に寄せられた口コミの確認と返信ができます。
ユーザーからの口コミは必ずチェックして、サービス改善や従業員のモチベーションアップなどに役立てましょう。
また、店舗からの返信もすべてのユーザーに公開されるため、顧客の意見にどのような対応をとるのかが見られる場でもあります。とくに批判的な口コミに対しては誠意ある対応を心がけることが大切です。
4. 投稿機能
GoogleビジネスプロフィールにはブログやSNSのように情報を発信できる「投稿機能」があります。この投稿機能を利用して店舗からのお知らせや最新情報を投稿できます。投稿した情報は店舗のページにも表示されるため、店舗情報を確認するユーザーへのアピールになります。
イベント、キャンペーン情報、新メニューなどの情報は積極的に発信していくとよいでしょう。
定期的に情報を更新することで、店舗に興味を持っているユーザーに対して常に最新の情報を届けられます。
注意点として、Googleビジネスプロフィールではアルコールは禁止コンテンツに指定されており、酒類についての投稿や写真などは原則掲載されないことに注意が必要です。
<参照>
Googleビジネスプロフィール ヘルプ:投稿コンテンツに関するポリシー
5. Googleで予約
Googleビジネスプロフィールに予約用のURLを追加すれば、スムーズに予約が可能になります。Webサイトの予約URLも利用できますが、ユーザーの利便性を重視するのであればGoogleとパートナー契約を結んでいるプロバイダに依頼する方法が最適です。
その場合、プロバイダの提供するサービスの利用に対して料金が発生する可能性もあるので注意しましょう。
パートナーと契約すると店舗のプロフィール上に「予約」タブを表示して、直接予約できるシステムを導入できます。わかりやすい導線設計も集客効果を高めるうえで重要なポイントです。
Googleマップへの表示で飲食店の存在をアピールし、集客アップへ
Googleマップでは、通常の地図検索以外に、目的地や現在地の周辺に所在する飲食店を検索できます。
カフェやイタリアンなど、特定のジャンルの店舗を探すこともできるうえ、店舗までのナビや口コミの確認などの機能も実装されており、Googleマップで利用する店舗を探すユーザーも一定数いるようです。
飲食店のオーナーがGoogleビジネスプロフィールに登録することで、Googleマップ上に店舗の基本情報やメニュー、写真を掲載し、周辺で飲食店を探しているユーザーにアピールできます。
投稿機能で新メニューやキャンペーンなどの情報を定期的に発信し、店舗を訪れたユーザーから口コミを集められれば、Googleマップ経由で集客を実現できるでしょう。
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