大手旅行予約サイトのエクスペディア(Expedia)では、人気の宿泊施設や旅行先のランキングを定期的に発表しています。
利用する施設や旅行先を選ぶ際にランキングを参考にするユーザーも多く、ランキングに掲載されることで宿泊者が増えるケースも考えられます。
水際対策が緩和されて以降、インバウンド需要が右肩上がりで増加しているなか、ランキングに選ばれることで訪日を検討している外国人への効果的なプロモーションにつながります。
この記事では、エクスペディアのランキングについて紹介するとともに、ランキングに掲載されるためのポイントも紹介します。
エクスペディア(Expedia)とは
エクスペディアは旅行に関する情報や予約を取り扱うオンライン旅行予約サイト(OTA)です。宿泊施設についてのプランや口コミの閲覧、予約手配はもちろん、往復の航空券や滞在中のレンタカーなどもあわせて予約できます。
交通や宿泊施設に関する一連の予約手配が面倒な場合には、パッケージツアーの予約手配をすることも可能です。
旅行に関する情報収集から予約手配までをワンストップでできる点こそ、エクスペディアが世界中で支持されている大きな要因といえます。
エクスペディアのホテルランキングについて
エクスペディアでは、ユーザーから寄せられた口コミを基にさまざまなランキングを発表しています。 おもなランキングとしては人気ホテルランキングや人気海外旅行先ランキングなどです。
ランキングの種類が豊富
エクスペディアでは、国や地域別にホテルランキングを掲載しており、その数は非常に豊富です。
日本語版のエクスペディアでは、特に国内のホテルランキングが充実しており、東京や大阪などさまざまな都市や地域のホテルランキングを発表しています。 また、海外のホテルについての情報も多く、以下のようなランキングが定期的に掲載されています。
- グアムホテルランキング
- シンガポールホテルランキング
- ソウルホテルランキング
- ニューヨークホテルランキング
- パリホテルランキング
- ハワイ(ホノルル)ホテルランキング
- バンコクホテルランキング
- プーケットホテルランキング
- マカオホテルランキング
- ロンドンホテルランキング
- 北京ホテルランキング
- 台北ホテルランキング
- 香港ホテルホテルランキング
エクスペディアの人気ホテルランキングは、同サイト経由での予約が多かったホテルやおすすめのホテルを独自にランキング化したもので、具体的な選出基準については明かされていません。
エクスペディアで口コミを集める方法
エクスペディアのランキングに選出されれば効果的な宣伝になるものの、非常に多くの宿泊施設が掲載されていることもあって容易ではありません。
そこで重要な要素となるのが口コミです。エクスペディアでは不正な口コミを防止し口コミの信憑性を高めるために、実際に宿泊したユーザーのみを対象として口コミの投稿を受け付けています。
以下ではエクスペディアで口コミを集める2つの方法を解説します。
1. 多言語に対応する
水際対策が緩和されて以降、日本では訪日外国人数が右肩上がりに増加しています。 旅行業界や宿泊サービス業界では、訪日外国人客をいかに取り込むかが今後の課題とされており、特に多言語対応は積極的に取り組むべき対策の1つであるとされています。
日本では、海外諸国に比べて多言語対応が進んでおらず、近年では日英の2言語表記や案内が増えつつあるものの、いまだ十分とはいえない状況です。
また、アジア圏からの訪日客が多くを占める日本では、中国語(簡体字・繁体字)や韓国語への対応を進めるべきという声もあがっており、多言語対応にはさらに力を入れていく必要がありそうです。
2. 情報を正確に伝えてギャップを減らす
良い口コミを増やす上では悪い口コミが生まれる原因をつみ取っていくことも重要です。
悪い口コミが投稿される原因として、特に多いのが宿泊前の印象と宿泊時の印象が大きく異なることによるイメージの食い違いです。 つまり、宿泊前に与える情報が不十分だと、実際に施設を訪れた際にギャップが生まれやすく、悪い口コミにつながる可能性が高まるといえるでしょう。
正確な情報を掲載することはもちろん、部屋タイプが複数ある場合にはそれぞれの画像を掲載する、料理やルームサービスの画像も掲載するなどの対策をすると良いでしょう。
ランキング上位から良いところを学ぶ
エクスペディアのランキングは、特に優れたサービスを提供している宿泊施設を紹介しており、ランキングに掲載されれば大きな宣伝効果につながるでしょう。
もちろんランキングに掲載されることは容易ではありませんが、ランキング選出を目指してサービス改善や顧客対応の研究をすることで施設についての評価が上がる可能性は十分にあります。
また、ユーザーが宿泊施設を選ぶ際の参考として掲載されているランキングですが、ランキングは同業他社を研究するために活用することもできます。
ランキング上位に選出されている宿泊施設の共通点や強みを分析することで、顧客ニーズの汲み取りや対策すべき箇所について理解することができるでしょう。
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