訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、さらに2024年上半期のインバウンド情報について、ニュース・サービス・データ・自治体・トレンドなどのニュースを多角的にまとめています。最新動向や具体的な事例を通じて全体像を把握できる内容です。
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なお、2024年下半期のインバウンド情報まとめの公開は2025年1月上旬を予定しています。

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国内・インバウンド関連ニュースまとめ
NYタイムズが選ぶ「2024年に行くべき観光地」日本から山口市が選出

米ニューヨーク・タイムズ紙は1月8日、「2024年に行くべき52か所」と題した特集記事を配信しました。この記事内で、日本の山口市が注目の観光地の一つとして選ばれました。
国宝である瑠璃光寺五重塔や、洞春寺そばの陶磁器ギャラリー「水ノ上窯」、コーヒーショップ、おでんや鍋料理が楽しめる飲食店、湯田温泉などがあり、さまざまな体験ができると評価しています。
また、「山口はよく『西の京都』と呼ばれるが、それ以上に興味深い」とも言及しています。京都はすでに多くの外国人観光客で賑わい混雑する一方で、規模は小さいものの山口市でも祇園祭が開かれることなどから、京都と似た体験ができる「穴場」として紹介されています。
<関連記事>訪日ラボ:NYタイムズが選ぶ「2024年に行くべき観光地」日本から山口市が選出
インバウンド関連サービス・施設の動向
山梨県、富士登山予約システムが5/20に開始

山梨県は、富士山の山梨県側の登山口「吉田ルート」の通行予約システムを導入すると発表し、5月20日午前10時から受付が開始されました。
富士登山における問題対策として、登山規制や通行料徴収に伴う混乱やトラブルを回避し、登山者の利便性を向上させることを目的としています。
<関連記事>訪日ラボ:山梨県、富士山吉田ルートの通行予約システムを導入【5/20開始】
インバウンド市場のトレンド
中国春節の動向は?「行きたい国」2位に日本

「人民日報」が発表したデータによると、2024年春節の8日間における国内観光客数は延べ4.74億人、海外への旅行者は約360万人となりました。
また、中国の旅行メディア「Mafengwo」のレポートによると、中国の海外旅行の人気国TOP10において、日本が2位にランクインしました。
国別の人気上昇率を見てみると、春節期間中はアジア諸国の人気が高く、シンガポール・韓国・日本が急上昇しています。
さらに、海外都市TOP10では5位に東京、7位に大阪がランクインしました。
<関連記事>訪日ラボ:中国人観光客が行きたい国、2位に日本 一方で訪日数は回復途上【中国春節2024振り返り】
インバウンドのデータ・施策
訪日外国人数、初の「月間300万人」超え【訪日外客統計2024年3月】

日本政府観光局(JNTO)は4月17日、2024年3月の訪日外客数(推計値)を発表しました。
3月の訪日外客数は308万1,600人で、2019年同月比11.6%増を記録。2月(278万8,000人)と比較しても30万人近くの大幅な増加となっています。
また、23市場のうち17市場では、3月の過去最高を記録しました。
国別では韓国が2019年同月比13.2%増の66万3,100人で、引き続き1位となっています。
長らく回復が遅れていた中国は45万2,400人と、2019年と比較すると34.6%減ではあるものの、2位の台湾(48万4,400人)に追いつく勢いで回復しています。
<関連記事>訪日ラボ:訪日外国人数、初の「月間300万人」超え 先月から30万人近く増加【JNTO 訪日外客統計2024年3月】
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【インバウンド情報まとめ 2025年12月前編】観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 ほか
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→観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 / 東京23区のホテル開発がV字回復 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年12月前編】
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