コロナ禍以降、キャンプ人気を背景にグランピングも人気が急上昇し、旅行者の間で注目を集めています。世界的にもグランピングの人気が高まっており、訪日外国人が日本のグランピング施設を利用する機会も増えているようです。
このような状況下で、グランピングの集客に効果的とされているのがオンライン旅行予約サイトの活用です。
今回はグランピング施設向けに、オンライン旅行予約サイトであるAgodaについて紹介します。インバウンド集客を検討しているグランピング施設事業者は最後までご覧ください。
関連記事:グランピング施設の集客にトリップアドバイザーは活用できる?掲載するメリットや掲載方法なども解説
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グランピング市場の動向
コロナ禍に多くの宿泊施設や観光地が大きな打撃を受けましたが、キャンプやグランピングのような屋外でのアクティビティは、“三密”を回避できることからコロナ禍をきっかけに売り上げを伸ばしました。
また、世界のグランピング市場に関するデータとして、Straits Research(ストレイト・リサーチ)の報告によれば、2022年の市場規模は約24億3,494万米ドルであり、2031年までに約78億5,623万米ドルに達し、予測期間中の年平均成長率(CAGR)は13.9%と見込まれています。
日本国内だけでなく、世界中でグランピング市場が成長していることがうかがえます。
Agodaとは
Agodaは200か国以上で450万軒以上の宿泊施設などが掲載されていて、日本の宿泊施設も5万軒以上登録されているといわれています。
拠点をシンガポールに持つため、アジア圏の旅行マーケットに強いことが特徴で、アジアからのインバウンド需要の取り込みが期待できます。
登録ユーザー数が多いことも強みで、訪日外国人の多くがアジアからの観光客を占めている昨今において、Agodaの集客力は宿泊施設にとって魅力といえます。
関連記事:アゴダとは?掲載するメリットやデメリット、掲載時の注意点を解説
Agodaに掲載するメリット
続いてはAgodaにグランピング施設の情報を掲載するメリットを紹介します。
無料で掲載できる
Agodaに掲載するメリットとして、初期費用や掲載料が無料という点が挙げられます。
費用はユーザーからの予約が確定した場合にのみ手数料という形でかかります(手数料率は国や都市によって異なります)。成果が発生した時のみ料金が発生する仕組みのため、無駄なコストが発生しません。
口コミ集客が期待できる
Agodaの大きな特徴のひとつは口コミの充実度です。各施設の口コミページには、以下の6つの評価項目があります。
- 施設の状態/清潔さ
- サービス
- 施設・設備
- お部屋の快適さ・クオリティ
- ロケーション
- コスパ
多角的な評価が見られるため、利用者は施設の詳細をより具体的に把握できます。
口コミ評価項目が充実していること、宿泊者のリアルな口コミ投稿が多く掲載されていることから、口コミに対するユーザーの信頼度も高く、口コミを多く集めることで集客につながると考えられます。
グランピング施設がAgodaで口コミを集める方法
Agodaで集客するなら、口コミを集める施策は欠かせません。
口コミをもとに宿泊施設を決定しているユーザーが多く、良い口コミを集められれば、集客力の向上が期待できるといえるでしょう。
口頭で直接お願いする
口コミの投稿を直接依頼する場合には、会計時に直接依頼すると良いでしょう。口頭でお願いするのが難しい場合は、口コミ投稿ページに遷移するQRコードを印刷し、会計のときなどに渡すのも効果的です。
手渡しするのが難しい場合は、客室などに掲示しておくのも方法のひとつです。まずは、Agodaに掲載していることを知らせるとともに、口コミの投稿を促しましょう。
施設の満足度を向上させる
口コミを書いてもらうためには施設の満足度向上が必要不可欠です。常に施設の状態や清潔さに気を配ることはもちろん、サービスの質にも徹底的にこだわりましょう。
また、ゲストに対する心配りやグランピング施設の雰囲気に重点を置いたサービスも重要な要素のひとつです。ゲストファーストの理念にもとづいた接客や旅行気分を損なわないような雰囲気づくりに努めることが重要です。
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Agodaへグランピング施設を掲載する方法
Agodaに施設を掲載するためには、公式サイトからの申し込みが必要です。
まず、「Agoda公式サイト」で無料のアカウントを作成します。「メンバー登録(無料)」または「メニュー>物件の掲載はコチラ」ボタンから、必要な情報を入力します。
次に、宿泊施設の基本情報や写真、料金設定などを行います。
グランピング施設の規模にかかわらず、掲載費用をかけずに登録できる仕組みです。
グランピング施設の情報をAgodaに掲載して集客力アップ
Agodaはシンガポール発のオンライン旅行予約サイトで、アジア圏に強みを持っているのが特徴です。
200か国以上で450万軒以上の宿泊施設などが掲載されているので、グランピング施設を掲載することでインバウンド集客も期待できるでしょう。
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<参照>
日本オートキャンプ協会:オートキャンプ白書2024
一般社団法人全国グランピング協会:グランピング業界の市場規模
一般社団法人全国グランピング協会:事業再構築補助金によるグランピング市場の拡大
Straits Research:グランピング市場規模、シェア、2031年までの予測
トリップアドバイザー:数多くの旅行者にアプローチ
トリップアドバイザー:オーナー登録(無料)
トリップアドバイザー:施設を掲載する
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