買い物予算は「10万円以上」が6割 台湾人・香港人に調査(ジーリーメディアグループ)

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

株式会社ジーリーメディアグループは、台湾人・香港人向け訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のユーザーを対象に、日本での買い物について調査を行いました。

調査の結果、次回の日本旅行において、6割以上が買い物のみで「10万円以上」使う予定と回答し、台湾人・香港人の買い物意欲は依然として高いことが明らかになりました。

関連記事:日本で利用したいコンビニ 1位は「ローソン」

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

日本で購入予定の最も高価なもの、1位「家電製品」2位「ブランドバッグ」

まず「日本で購入しようと考えている最も高価なもの(自由回答)」についての質問では、1位は「家電製品(394件)」となりました。ダイソンのドライヤーや掃除機、象印の炊飯器、パナソニックの美容家電など、購入する製品やメーカーを事前に決めている人もいました。

2位にランクインしたのは「ブランドバッグ(328件)」で、ルイ・ヴィトンやエルメス、イッセイ ミヤケなどのブランド名が挙がりました。

ラーチーゴー英語圏向け訪日メディア「ジャパンガイド」が共同で行った別の調査では、「日本で買い物したいものを事前に決めて来日するか」という問いに対して、欧米豪市場では「すべて決めている」「だいたい決めている」は4割程度だった一方、台湾市場では8割にのぼりました。

このように、台湾人・香港人は事前に購入する商品を決めて訪日することが多いといえます。

関連記事:台湾・欧米豪市場の特徴をアンケートから解剖!訪日目的や予約タイミングなど、インバウンドの最新動向を分析

▲日本で購入予定の最も高価なもの:株式会社ジーリーメディアグループプレスリリースより
▲日本で購入予定の最も高価なもの:株式会社ジーリーメディアグループプレスリリースより

5割超が「1万円以上〜10万円未満」の商品を購入検討

「購入を検討している商品のなかで最も高価なものの価格」についての質問では、「1万円以上〜10万円未満」(51.8%)が最も多く、次に「10万円以上〜20万円未満」(19.1%)となりました。

また全体の5.5%(113人)は、「50万円以上」の商品の購入を検討していると回答しました。

▲日本で購入を検討している最も高価なものの値段:株式会社ジーリーメディアグループ
▲日本で購入を検討している最も高価なものの値段:株式会社ジーリーメディアグループプレスリリースより

次の訪日での買い物予算は「10万円以上」が6割

「次回の訪日で買い物に充てる予定の予算」についての質問では、「10万円以上〜20万円未満」(32.4%)が最も多く、次に「5万円以上〜10万円未満」(28.2%)、「20万円以上〜50万円未満」(19.6%)と続きました。

また、「100万円以上」と回答した人は全体の3.3%(68人)いました。

これにより、台湾人・香港人の6割以上が次回の日本旅行において、買い物のみで「10万円以上」使う予定であることがわかりました。

▲次回の訪日期間中の買い物予算:株式会社ジーリーメディアグループプレスリリースより
▲次回の訪日期間中の買い物予算:株式会社ジーリーメディアグループプレスリリースより

コト消費時代でも、台湾人・香港人の買い物意欲は高い

近年、商品を所有するのではなく、その製品やサービスから得られる体験に価値を見出す「コト消費」へのニーズが高まっています。それにあわせて旅行スタイルも変化しており、「爆買いはもう終わった」といった言葉も聞かれます。

しかし今回の調査結果からわかるように、台湾人・香港人の買い物意欲は引き続き高い傾向にあります。

観光庁が発表したインバウンド消費動向調査を見ても、2024年における一人あたりの買い物代(速報)は、中国(11万9,373円)を筆頭として、台湾(6万8,853円)、香港(8万8,762円)においても他の国と比べ高い金額であり、2019年と比較しても伸長しています。

日本の電化製品への信頼が依然として高いこと、円安の影響もあることから、今後も台湾香港からの旅行客が日本で大きい金額の買い物をを行う可能性は高いでしょう。そのため最新の情報を確認し、適切なインバウンド対策を実施することが大切です。

関連記事:1日で最も買い物にお金を使うのは「中国人」国別インバウンド消費単価ランキング【買い物編】

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

株式会社ジーリーメディアグループ:日本で購入する予定の高価な物 1位は「家電製品」 春節を前に台湾人・香港人に調査 2000人以上が回答
観光庁:インバウンド消費動向調査 2024年暦年の調査結果(速報)の概要
観光庁:訪日外国人の消費動向(2019年 年次報告書)

 

2025春・夏のインバウンド集客に向けた準備を徹底解説!【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.9】

インバウンドの最新トレンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第9弾を開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。

今回は、30分Ver.の短時間で学べるセミナーとなっていて、インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、直近のインバウンドトレンド情報から今月のテーマについてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

<本セミナーのポイント>

  • 30分間でサクッと学べる!
  • 業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営する副編集長 石橋が登壇!
  • 毎月インバウンドの最新動向がわかる!

詳しくはこちらをご覧ください。

2025春・夏のインバウンド集客に向けた準備を徹底解説!【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.9】

【インバウンド情報まとめ 2025年1月前編】2024年訪日客数・消費額「過去最高」2025年は4,000万人へ ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に1月前編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

2024年訪日客数・消費額「過去最高」2025年は4,000万人へ ほか:インバウンド情報まとめ【2025年1月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに