訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、スープカレーチェーン3ブランドに寄せられた約9,000件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2025年3月時点)を対象に行いました。
- 奥芝商店:株式会社NEXT LEVEL(14店舗)
- Rojiura Curry SAMURAI:株式会社 ソウルフラワー(20店舗)
- Soup Curry Suage:株式会社すあげ(9店舗)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
3ブランドとも★5の割合が50%以上
こちらの円グラフでは調査対象3ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しています。
3ブランドに共通して★5の口コミが多く、いずれのブランドも50%を超えており、とくに「Soup Curry Suage」は★5の比率が72%を超えています。
口コミから見えてきた課題…接客サービスに改善の余地あり!?
3ブランドに寄せられた口コミの中で頻出するキーワードを多い順に並べ、そのキーワードがポジティブに語られている割合を算出しました。
「カレー」をはじめ料理の味や具材などのメニューに関する言及が最も多く、お客様の関心が高いことがわかりました。
次点で「注文・感じ」など接客に関するキーワードが多く使用されていますが、他キーワードと比較してもポジティブ率がそこまで高くはなく、改善の余地があることがうかがえます。
「奥芝商店」は外国語評価が高い一方、日本語評価が4ブランドの中で下位
こちらの表では、調査対象の3ブランドを言語別評価で比較しています。
「奥芝商店」は日本語口コミの平均評価が3.84と他ブランドよりも低い一方、その他の言語を除く外国語の各言語では平均評価4.6以上と高評価を獲得しています。
お客様が満足/不満を抱くポイントを分析することで、他ブランドとの差分を解消し、店舗改善につながる可能性がありそうです。
日本語のネガ率と外国語のポジ率が高いキーワードを調査
「奥芝商店」に寄せられた口コミのなかから、日本語口コミのキーワードでネガティブに語られているものと外国語口コミのキーワードでポジティブに語られている比率が高いものをそれぞれランキング形式にしました。
この分析でお客様が何に満足をしていて、何に不満を抱えてしまっているのかが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日 〜 2025年2月28日
- 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:8,853件
【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
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→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
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