訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、新潟の食材・地酒で人気の「よね蔵グループ」が展開する飲食店8ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。

調査結果(抜粋)
本調査は、よね蔵グループ(有限会社 島/株式会社 いかの墨/株式会社 よね蔵/有限会社 葱八/株式会社 遊酒家)が展開する飲食店8ブランドに寄せられた口コミ853件を対象に行いました。
- いかの墨:6店舗
- よね蔵:5店舗
- たこの壺:1店舗
- えびす鯛:1店舗
- ビストロ椿:1店舗
- 海老の髭:1店舗
- 焼き肉割烹よねくら:1店舗
- 葱ぼうず:1店舗
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数がもっとも多いのは「ビストロ椿」、平均評価がもっとも高いのは「葱ぼうず」

こちらの散布図では、調査対象8ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「ビストロ椿」で144.0件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「葱ぼうず」で★4.30でした。
「いかの墨」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成

こちらの表では、「いかの墨」の口コミを分析し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」をランキング形式で表しています。
< 使用回数が多いキーワード「刺身」はこんな文脈で使用されています >
・「お刺身の盛り合わせは見るからに新鮮で、盛り付けも美しい」
・「刺身はとても分厚く提供されて最高」
< ポジティブ率が高いキーワード「お通し」はこんな文脈で使用されています >
・「お通しは好きなものを蒸し焼きにしてくれる」
・「お通しの演出がユニークで面白い」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「厨房内のスタッフに清潔感が欠けているように感じ、残念だった」
・「注文忘れが多くて残念だった」
「ビストロ椿」ではキーワード「ランチ」の満足度が高い結果に

こちらの表では、総口コミ数が多い4ブランドにおける「料理」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:ランチ >
4ブランドすべてにおいて、キーワード「ランチ」の使用回数が多い結果となりました。たとえば「ビストロ椿」では、リーズナブルな価格かつ高品質のランチメニューに高い評価が多く寄せられていました。
< キーワード:値段 >
「いかの墨」における、キーワード「値段」のポジティブ率は78%と、その他3ブランドよりも低いスコアとなりました。実際の口コミを詳細分析することで、ユーザーがどのような部分に不満を持っているのかを把握することができます。
レポートでは他にも、「オペレーション」「店内」「接客」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語口コミ比率がもっとも高いのは「えびす鯛」で4.5%

こちらのグラフは調査対象8ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を表しています。
すべてのブランドで外国語口コミ比率は5%以下で、もっとも高かったのは「えびす鯛」で4.5%、次いで「たこの壺」で3.3%でした。本レポートでは外国語の口コミを集めるメリットなどについても解説しています。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日〜2025年1月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:853件
【12/10開催】【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介

沖縄県で複数店舗の焼肉店を展開する「焼肉 もとぶ牧場」。同社は急増するインバウンド需要を的確に捉え、短期間で売上を400%に伸長させました。
その成果を支えたのは、徹底的なマーケティング強化と、口コミを核とした仕組み化・現場改革です。
本セミナーでは「もとぶ牧場」のマーケティング責任者をゲストにお迎えし、沖縄の最新インバウンド動向から、売上4倍を実現させた戦略の全体像まで、余すことなく公開します。
<セミナーのポイント>
- ローカルブランドが短期間で売上4倍にした実例を担当者から聞ける!
- 人手不足でも無理のない「口コミ活用の仕組み化」が学べる!
- 口コミを現場でどう収集し、改善・集客に活かしているのか、その具体的な方法がわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介[無料セミナー]
【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!










