訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、新潟の食材・地酒で人気の「よね蔵グループ」が展開する飲食店8ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
調査結果(抜粋)
本調査は、よね蔵グループ(有限会社 島/株式会社 いかの墨/株式会社 よね蔵/有限会社 葱八/株式会社 遊酒家)が展開する飲食店8ブランドに寄せられた口コミ853件を対象に行いました。
- いかの墨:6店舗
- よね蔵:5店舗
- たこの壺:1店舗
- えびす鯛:1店舗
- ビストロ椿:1店舗
- 海老の髭:1店舗
- 焼き肉割烹よねくら:1店舗
- 葱ぼうず:1店舗
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数がもっとも多いのは「ビストロ椿」、平均評価がもっとも高いのは「葱ぼうず」

こちらの散布図では、調査対象8ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「ビストロ椿」で144.0件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「葱ぼうず」で★4.30でした。
「いかの墨」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成

こちらの表では、「いかの墨」の口コミを分析し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」をランキング形式で表しています。
< 使用回数が多いキーワード「刺身」はこんな文脈で使用されています >
・「お刺身の盛り合わせは見るからに新鮮で、盛り付けも美しい」
・「刺身はとても分厚く提供されて最高」
< ポジティブ率が高いキーワード「お通し」はこんな文脈で使用されています >
・「お通しは好きなものを蒸し焼きにしてくれる」
・「お通しの演出がユニークで面白い」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「厨房内のスタッフに清潔感が欠けているように感じ、残念だった」
・「注文忘れが多くて残念だった」
「ビストロ椿」ではキーワード「ランチ」の満足度が高い結果に

こちらの表では、総口コミ数が多い4ブランドにおける「料理」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:ランチ >
4ブランドすべてにおいて、キーワード「ランチ」の使用回数が多い結果となりました。たとえば「ビストロ椿」では、リーズナブルな価格かつ高品質のランチメニューに高い評価が多く寄せられていました。
< キーワード:値段 >
「いかの墨」における、キーワード「値段」のポジティブ率は78%と、その他3ブランドよりも低いスコアとなりました。実際の口コミを詳細分析することで、ユーザーがどのような部分に不満を持っているのかを把握することができます。
レポートでは他にも、「オペレーション」「店内」「接客」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語口コミ比率がもっとも高いのは「えびす鯛」で4.5%

こちらのグラフは調査対象8ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を表しています。
すべてのブランドで外国語口コミ比率は5%以下で、もっとも高かったのは「えびす鯛」で4.5%、次いで「たこの壺」で3.3%でした。本レポートでは外国語の口コミを集めるメリットなどについても解説しています。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日〜2025年1月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:853件
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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