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【連載:マーケティング用語・施策の基礎解説】 |
サイコグラフィックとは、人々の性格、価値観、ライフスタイル、興味・関心といった内面的な傾向を多角的に捉える指標です。
これは、マーケティング戦略における市場細分化(セグメンテーション)において、顧客が「なぜ」商品やサービスを購入するのかという心理的側面を明らかにするために用いられます。
特に飲食店や小売業界など、飽和状態にある業界で生き残るためには、顧客の心に響く商品やサービスを提供することが必要になるため、押さえておきたいマーケティング用語の一つです。
本記事では、サイコグラフィックの概要と重要性、データの活用法や収集方法について詳しく解説します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)サイコグラフィックとは
サイコグラフィックとは、ターゲット層の心理的側面を分析する指標で、性格・価値観・ライフスタイルなどをさします。
具体的には、以下の要素が含まれます。
- ライフスタイル: インドア派・アウトドア派、都市生活者・地方生活者、健康志向、ミニマリスト志向など
- 価値観: 環境意識、社会貢献意識、質重視・価格重視、安定志向・挑戦志向など
- 性格・パーソナリティ: 外向的・内向的、慎重・衝動的、協調性・独立性など
- 興味・関心: 趣味(スポーツ、読書、旅行など)、関心のある分野(テクノロジー、アート、ファッションなど)
- 意見・態度: 特定の社会問題に対する見解、商品やサービスに対する肯定/否定的な態度など
マーケティング戦略のスタートにあたる市場分析の段階で、適した市場を見つける際に役に立つ要素です。サイコグラフィックを活用してターゲットを細かく絞ることで、効果的なマーケティングにつながります。
サイコグラフィックの重要性
サイコグラフィックは、現代のような価値観が多様化している社会において、顧客ニーズをより明らかにするうえで重要な役割を果たします。
多様な商品・サービスが供給されニーズが満たされやすい状況下では、「20代女性」といった大まかなターゲットでは顧客に刺さりません。顧客が商品やサービスを「なぜ」購入するのか、その動機や感情を理解することで、より深いニーズに応えることが可能になります。
サイコグラフィックデータを活用して、よりリアルなターゲットを想定することで、本人に直接訴えかけているような商品やサービスが開発できます。心理的なデータを得ることで、効果的にアプローチするキャッチコピーや広告の作成が可能になり、収益拡大につながります。
また、明確なターゲットを絞ることで、どこに、どのように広告を出すべきかが明確になり、効果的な販売ができます。
顧客の心理的な面を探ることでマーケティングの幅が一気に広がるため、サイコグラフィックはきわめて重要な役割を果たします。
サイコグラフィックとデモグラフィックとの関連性
サイコグラフィックとデモグラフィックの関連性は高く、両方とも活用することでターゲット層を抽出しやすくなります。サイコグラフィックは、性格・価値観・ライフスタイルなど定性的側面をもちますが、デモグラフィックデータは、年齢・性別・職業などの事実に基づいた定量的なものとなります。
デモグラフィックデータは購入者の「誰が」「何を」「いつ」「どこで」「どのくらい」購入したのかを示すデータであるのに対し、サイコグラフィックデータは購入の「なぜ」を探るためのデータといえます。
たとえば、デモグラフィックデータから「30代独身女性」をターゲットにしたとします。サイコグラフィックデータを使えば、30代独身女性でも「インドア派・アウトドア派」「仕事重視・プライベート重視」「自炊派・外食派」など、さらに詳しく分類できます。
このようにサイコグラフィックとデモグラフィックの両方を考慮すれば、ターゲット層を具体的かつ正確に設定できるのです。
関連記事:デモグラフィックとは?マーケティングに不可欠な顧客理解の第一歩を徹底解説
サイコグラフィックデータの活用方法
本章ではサイコグラフィックデータの活用方法と効果について解説します。ペルソナマーケティングに活用する
サイコグラフィックで具体的なターゲット層を明確に設定することで、ペルソナマーケティングを可能にします。効率的な集客や興味・関心に合った広告制作ができるので、適切な顧客の獲得につながります。
たとえば、デモグラフィックデータだけでは「20代女性」というように無機質的な人物像となりますが、サイコグラフィックデータを加えれば「平日は働き詰めだが、休日は登山やアウトドアが好きでよく遊びに行く20代女性」とリアルな人物像を描き出せます。
この続きから読める内容
- ターゲットの潜在ニーズを発掘する
- WEB広告に活用する
- サイコグラフィックデータを収集する方法
- 1. 個人へのアンケートやインタビューをおこなう
- 2. グループインタビュー(座談会)を開く
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