中国の大手旅行予約サイト「Ctrip(シートリップ)」が5月19日、2025年端午節(たんごせつ)の旅行トレンド予測レポートを発表しました。
端午節は、旧暦の5月5日に設定される中国の祝日で、今年は5月31日〜6月2日が端午節の連休となることが発表されています。
同レポートによると、同期間の人気の旅行先の1つとして日本が挙げられています。一方で国内旅行を選ぶ人も多く、民俗体験ツアーや子ども・ペットを連れた旅行がトレンドとなっています。
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中国「端午節」連休中の人気海外旅行先、日本が1位に
同社のデータによると、端午節連休中の人気海外旅行先トップ10は、以下の通りとなっています。
- 日本
- 韓国
- 香港
- タイ
- マレーシア
- 米国
- フランス
- イタリア
- スペイン
- マカオ
海外路線については、「上海〜大阪」「上海〜香港」「上海〜ソウル」「北京〜東京」「北京〜香港」など、飛行時間が3時間以内の路線が人気です。
人気が急上昇している旅行先としては、エジプトやロシア、ベトナムなどが挙げられています。
約50%が地元・近隣の旅行を選択「子ども・ペットと一緒」がトレンド
端午節期間中の旅行先として、約50%が地元や近隣地域の旅行を選択。国内旅行の予約は前年同期比で23%増加しています。
人気のコンテンツとしては、端午節に由来する民俗体験ツアーの検索数が増えており、前年同期比50%増となっています。
また端午節の連休期間中、さまざまなテーマの音楽フェスティバルやコンサートが数多く開催されることから、周辺地域のホテルの人気が急上昇しています。
ほかにも、端午節と「子どもの日」が重なることから、子どもやペットと一緒に旅行をすることがトレンドの1つとなっています。国内の親子向けホテルの検索は前年同期比45%増、ペットフレンドリーなホテルでは前年同期比20%以上増加しています。
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訪中旅行も増加、旅行者向けホテルの検索人気が2倍以上に
中国でビザ免除政策が段階的に実施されていることを受けて、中国を海外旅行先として選ぶ旅行者が増えつつあります。
同社のプラットフォームでは、端午節期間中における訪中旅行者のホテル検索が2倍以上に増加しているとのこと。
中国に訪れる観光客が多い国としては、マレーシア、韓国、シンガポール、タイ、米国、ロシア、日本、英国、オーストラリア、フランスが挙がっています。
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