【連載:マーケティング用語・施策の基礎解説】 |
SEOとは、WebサイトがGoogleなどの検索エンジンの検索結果で上位に表示されるように最適化する取り組みです。
検索結果の上位に表示されることで、より多くのユーザーにサイトを見つけてもらい、アクセス数やビジネスチャンスの拡大が見込めます。
この記事では、SEOの基本的な考え方やメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。さらに、自社サイトの検索順位を確認する方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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- SEOとは?
- SEOのメリット
- SEO対策のデメリット
- 1. 成果が出るまでに時間がかかる
- 2. コンテンツ作成に手間とコストがかかる
- 3. 検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受けやすい
- 4. 上位表示されなければ効果が限定的
- 5. 過剰なSEO対策は逆効果となる可能性がある
- 効果が期待できるSEO施策×10
- 1. 適切なキーワードの選定と検索意図の把握
- 2. 高品質なコンテンツの作成
- 3. 内部対策の強化
- 4. 外部リンクの獲得
- 5. モバイルフレンドリーと表示速度の最適化
- 6. 定期的なコンテンツの更新と改善
- 7. サイト構造の最適化
- 8. HTTPS化(SSL証明書の導入)
- 9. 画像の最適化
- 10. 構造化データのマークアップ
- 検索上位を目指すにあたっての注意点
- 上位に表示されているか確認する方法
- Webを活用するには上位に表示されることは不可欠
目次
SEOとは?
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、WebサイトをGoogleをはじめとする検索エンジンの検索結果で、より上位に表示させるための取り組み全般を指します。単に特定のキーワードを羅列するのではなく、ユーザーが求めている情報に合致し、かつ使いやすいサイトであると検索エンジンに認識してもらうための多角的なアプローチです。
検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに対し、最も関連性が高く、信頼でき、そして利便性の高いコンテンツを優先的に表示するよう、独自の複雑なアルゴリズムを日々更新しています。
このアルゴリズムは、コンテンツの品質、サイトの表示速度、モバイルでの見やすさ、他の信頼できるサイトからの評価(被リンク)など、多岐にわたる要素を考慮して順位を決定しています。
SEO対策とは、これらのアルゴリズムの評価基準を理解し、それに沿ってWebサイトを継続的に改善していくこと。これにより、あなたのサイトは検索結果の上位に表示されやすくなり、結果としてより多くのユーザーにリーチし、集客やビジネスチャンスの拡大へとつながります。
SEOのメリット
検索結果として上位表示されることはWebサイトの運営者にとってさまざまなメリットがあります。以下では、SEO対策のメリットについて解説します。
1. 自然検索からのアクセス増加
検索結果の上位に表示されることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率が向上します。これにより、広告費をかけずにWebサイトへの訪問者数を増やすことが可能です。
検索結果の表示順位ごとのクリック率は1位が20%強、2位が10%強、3位以下はそれよりも劣り、8位では1%程度というのが通説です。
上位表示がネットユーザーの目に触れる可能性の高さはこの数字にもはっきり表れていると言えるでしょう。
2. 費用対効果の高い集客
SEOによる上位表示は、クリックごとに費用が発生する広告とは異なり、掲載やクリックに対する直接的な費用がかかりません。そのため、長期的に見ると広告費を削減しつつ、安定した集客が期待できます。
特に、予算に限りがある中小企業やスタートアップにとって、コストパフォーマンスの高い集客手段となります。
3. ブランド認知度の向上
検索結果で上位に表示されることで、ユーザーの目に触れる機会が増え、ブランドの認知度が向上します。また、特定のキーワードで上位表示されると、その分野での専門性や信頼性が高いと感じられやすく、ユーザーの信頼を獲得しやすくなります。
これにより、リピーターの増加や口コミによる新規顧客の獲得にもつながるでしょう。
4. コンテンツ資産の蓄積
SEO対策を通じて作成された高品質なコンテンツは、長期間にわたって価値を提供し続ける資産となります。
一度上位表示されたコンテンツは、継続的にアクセスを集めることができ、広告のように掲載期間が終了すると効果がなくなるということがありません。
5. 地域密着型の集客が可能
ローカルSEOを活用することで、特定の地域に特化した集客が可能になります。たとえば、「渋谷 カフェ」といった地域名を含むキーワードで上位表示されることで、地元の潜在顧客にアプローチしやすくなるでしょう。
特に、地域密着型のビジネスにおいて、効果的な集客が実現できます。
SEO対策のデメリット
SEO対策には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。ここでは、SEO対策に取り組む際に注意すべき主なデメリットを解説します。
1. 成果が出るまでに時間がかかる
上位表示された場合のメリットは大きいものの、SEO対策は検索結果の反映までに時間がかかることも事実です。
新たにコンテンツを作成し、検索エンジンに評価されるまでには、通常数ヶ月から半年、場合によっては1年以上かかることもあります。
競合が多いキーワードでは、上位表示を達成するまでに相当な時間と労力を要します。また、SEO対策をしても検索結果の上位には食い込めないこともあります。
そのため、短期間での成果を求める場合には、SEO対策だけでなく、リスティング広告など即効性のある施策との併用を検討する必要があるでしょう。
2. コンテンツ作成に手間とコストがかかる
質の高いコンテンツを継続的に作成・更新することは、SEO対策の重要な要素です。しかし、専門的な知識や経験が必要な場合、外部のライターや専門家に依頼することになり、コストが発生します。
また、内部で対応する場合でも、担当者の時間や労力が必要となります。さらに、コンテンツの品質が低いと、検索エンジンからの評価が下がり、期待した効果が得られない可能性もあります。
3. 検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受けやすい
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーにとって有益な情報を提供するため、アルゴリズムのアップデートを行っています。
この影響で、これまで上位に表示されていたページが順位を下げる、または圏外になることもあります。
そのため、SEO対策は一度行えば終わりではなく、常に最新の情報を取り入れ、柔軟に対応していく必要があります。
4. 上位表示されなければ効果が限定的
SEO対策をしても上位表示が達成できなければ、ユーザーの目に留まる機会が少なく、サイトへのアクセス数も増えません。
特に、検索結果の1ページ目に表示されることが重要であり、2ページ目以降ではクリック率が大幅に低下します。そのため、効果的なSEO対策を行うには、綿密なキーワード選定や競合分析、質の高いコンテンツ作成が欠かせません。
5. 過剰なSEO対策は逆効果となる可能性がある
SEO対策を過度に行いすぎると、検索エンジンからの評価が下がるリスクがあります。例えば、キーワードを不自然に詰め込んだり、他サイトのコンテンツを無断で使用したりすると、ペナルティを受ける可能性があります。
これにより、検索順位が大幅に下がる、または検索結果から除外されることもあります。適切なSEO対策を行うためには、ユーザーにとって有益な情報を提供することを第一に考え、自然な形でコンテンツを作成することが重要です。
効果が期待できるSEO施策×10
ここからは、検索エンジンで上位表示させる具体的な方法やポイントについて詳しく解説していきます。
1. 適切なキーワードの選定と検索意図の把握
SEO対策の第一歩は、ユーザーが検索するキーワードを適切に選定し、その背後にある検索意図を理解することです。キーワード選定では、検索ボリュームや競合性を考慮し、ターゲットとするユーザーが実際に検索する語句を選びます。
また、検索意図を把握することで、ユーザーが求める情報を的確に提供するコンテンツを作成できます。これにより、検索エンジンからの評価が高まり、上位表示が期待できます。
とはいえ、ただ羅列するだけでは意味がありません。不自然なキーワードの詰め込み(キーワードスタッフィング)は、読者にとって読みにくく、利便性を損ねます。
現在の検索エンジンは、ユーザーに価値あるコンテンツを最優先します。そのため、不自然なキーワード使用はガイドライン違反とみなされ、ペナルティの対象になることも。結果として、検索順位の大幅な下落や、インデックスからの削除といった厳しい措置を受ける可能性もあります。
大切なのは、キーワードを自然に含め、ユーザーの検索意図に沿った高品質なコンテンツを提供することです。読者の疑問を解決する情報を第一に考え、その中で適切なキーワードを無理なく配置するのが、現在のSEOで最も効果的なアプローチです。
2. 高品質なコンテンツの作成
検索エンジンは、ユーザーにとって有益で信頼性の高いコンテンツを評価します。
内容の充実度
ユーザーの疑問や悩みを解決できるよう、情報を幅広く、かつオリジナリティを持たせて発信することが大切です。
また、専門性や信頼性を高めるためには、データや統計を活用する際に、必ず出典や根拠(エビデンス)を明示することが必要です。
コンテンツの充実度を意識するうえでは、ユーザーの検索意図を正しく読み取ることが欠かせません。上位に表示されている記事をいくつか参考にしながら、検索キーワードに対してユーザーが本当に求めている情報を網羅するようにしましょう。
検索意図に沿った情報は、複数のサイトに共通して掲載されていることが多いため、基本的な内容は必ず盛り込みます。そのうえで、キーワードに関連する情報も積極的に追加して、より幅広いニーズに応えられるコンテンツに仕上げることがポイントです。
さらに、独自の切り口や視点を加えることで、競合サイトとの差別化も図れるでしょう。
文字数や画像
文字数や画像は多ければ多いほどよいということはありませんが、情報として希薄なコンテンツは評価されにくいため、検索結果として上位表示されているコンテンツをリサーチしてそれらと同等、または少し多いくらいの文量を目安とするとよいでしょう。
ただし、文字数や画像の「量」よりも、「質」を重視することが大切です。読者が求めている情報を過不足なく、分かりやすく提供できているかを見直しましょう。
見出しや段落
見出しや段落も適切に構成し、読みやすさにも配慮することで、ユーザーの満足度が向上し、SEO効果も高まります。h1タグ(記事タイトル)は1つに限定し、h2、h3タグを使って内容を構造化することで、検索エンジンにも内容が伝わりやすくなります。」
3. 内部対策の強化
内部対策とは、サイト内の構造やコードを最適化し、検索エンジンがページを正しく理解できるようにする施策です。
具体的には、タイトルタグやメタディスクリプションの最適化、見出しタグの適切な使用、内部リンクの整備などが挙げられます。
ページタイトル
ページタイトルは検索キーワードと関連するキーワードを含めるようにして、ユーザーの興味をひくこと、簡潔に内容を表すことに気をつけつつ32文字程度でまとめましょう。
また、SEOの観点からはキーワードは左詰めに入れるとより効果的とされています。ユーザーの興味をひきそうな内容、検索ワードと関連性が高いキーワードをできる限り左詰めにするようなタイトル構成を考えてみてもよいかもしれません。
サマリー(メタディスクリプション)
サマリーとして検索結果に表示されるテキスト(メタディスクリプション)は160文字以内で内容を網羅できるとなおよいでしょう。ユーザーが閲覧するページを選ぶ際にページタイトルとサマリーは非常に大きな役割を担っているため、何度も推敲してよりよいタイトル、サマリーを考える必要があります。
内部リンクの整備
コンテンツの流れに合わせて自然に関連ページへのリンクを設置することで、ページ同士の関連性が高まり、サイト全体のトピック性を強化できます。
さらに、ユーザーが必要な情報にスムーズにたどり着けるため、サイト内での滞在時間や回遊率の向上も期待できるでしょう。
これらの対策により、クローラーの巡回効率が向上し、インデックス登録がスムーズに行われるようになります。また、Googleは同一のユーザーが1つのWebサイト内で複数の記事を閲覧している場合、ユーザーから評価を得ているWebサイトと判断するため、SEOにも有効と判断します。
4. 外部リンクの獲得
外部サイトからのリンク(被リンク)は、検索エンジンにとってサイトの信頼性や権威性を示す重要な指標です。質の高い被リンクを獲得するためには、他サイトが紹介したくなるような有益なコンテンツを作成することが基本です。
また、プレスリリースの配信や業界関連サイトへの寄稿など、積極的な情報発信も効果的です。
ただ、SEOでは、ガイドライン違反の不正なリンク対策は厳禁です。例えば、リンク獲得のみを目的とした質の低いサイトの大量作成や、金銭や商品と引き換えのリンク売買は禁止されています。
これらは一時的に効果があるように見えても、検索エンジンに検出されるとペナルティの対象となります。結果として、検索順位が大幅に下落したり、最悪の場合サイトが検索結果から削除されたりする可能性もあります。
重要なのは、ユーザーにとって価値あるコンテンツを作り、それによって自然にリンクを獲得することです。
質の高いコンテンツは自然に紹介され、引用されることで評価を高めます。小手先のテクニックではなく、ユーザーファーストの視点でコンテンツを作るのが、長期的なSEO成功の鍵です。
5. モバイルフレンドリーと表示速度の最適化
近年、モバイル端末からのアクセスが増加しており、モバイルフレンドリーなサイト設計が求められています。レスポンシブデザインの採用や、タップ操作のしやすさなど、モバイルユーザーの利便性を考慮した設計が重要です。
また、ページの表示速度もユーザー体験に大きく影響するため、画像の最適化や不要なスクリプトの削除など、読み込み速度の改善にも取り組みましょう。
6. 定期的なコンテンツの更新と改善
一度公開したコンテンツも、時間の経過とともに情報が古くなる可能性があります。定期的に内容を見直し、最新の情報に更新することで、ユーザーの信頼を維持し、検索エンジンからの評価も高まります。
また、ユーザーの反応や検索順位の変動を分析し、必要に応じてコンテンツの改善を行うことも重要です。
7. サイト構造の最適化
ウェブサイトの構造は、ユーザーと検索エンジンの双方にとって重要です。
パンくずリスト
ユーザーがサイト内のどこにいるかを分かりやすく示すナビゲーションです。これはユーザーの利便性を高めるだけでなく、検索エンジンがサイトの階層構造を理解するのにも役立ちます。
XMLサイトマップ
ウェブサイト内のすべてのページのリストを検索エンジンに提供するファイルです。これにより、検索エンジンはサイト内のコンテンツを漏れなくクロール(巡回)し、インデックス(登録)することができます。Google Search Consoleを通じてサイトマップを送信することで、新しいページや更新されたページがより早く認識されるようになります。
8. HTTPS化(SSL証明書の導入)
サイト全体をSSL(Secure Sockets Layer)で暗号化し、URLを「http://」から「https://」に変更することです。これにより、ユーザーとサイト間の通信が保護され、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。
GoogleはHTTPS化されたサイトを推奨しており、検索順位においてもプラスに評価する傾向があります。ユーザーの信頼を得る上でも不可欠な施策です。
9. 画像の最適化
画像はウェブサイトの魅力を高めますが、SEOの観点からも最適化が必要です。
alt属性(代替テキスト)
画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストや、視覚障がい者がスクリーンリーダーを利用する際に読み上げられるテキストです。画像の内容を正確に記述することで、検索エンジンが画像の内容を理解しやすくなり、画像検索からの流入も期待できます。また、画像ファイル名も内容を示す分かりやすい名前にすることで、さらに効果が高まります。
ファイルサイズの圧縮
画像のファイルサイズが大きいと、ページの表示速度が遅くなります。表示速度はユーザー体験に直結し、SEOにも影響するため、画質を損なわない範囲でファイルサイズを圧縮することが重要です。WebPなどの次世代フォーマットの利用も検討しましょう。
10. 構造化データのマークアップ
ウェブページの特定の情報を、検索エンジンが理解しやすいようにタグ付けすることです。
例えば、レビューの星評価、レシピの調理時間、イベントの日時などをマークアップすることで、検索結果にリッチスニペット(通常のスニペットよりも情報が豊富で目立つ表示)として表示される可能性が高まります。これにより、クリック率の向上に寄与します。
検索上位を目指すにあたっての注意点
一つのWebサイトをGoogle検索の上位に表示させるまでには、こまめなコンテンツ作成やWebサイトの管理のほか、Googleの動向を察知するなどの働きかけが欠かせません。
この項目では、検索上位を目指すにあたっての注意点を紹介します。
ガイドラインを遵守する
Webサイトを検索上位に反映させるためには、Googleが更新しているガイドラインの確認が重要な要素の一つとなります。
Googleの「ウェブマスター向けガイドライン」では、Googleの検索結果から除外されたり、スパムとして認知される可能性のある不正行為についての説明が記されています。
もしGoogleの検索エンジンにWebサイトがスパムとして認識された場合、該当のWebサイトにはスパム対策が実施され、Googleの検索結果から除外されることがあります。
ガイドラインに違反するとこうしたペナルティが発生するため、こまめなガイドラインの確認とガイドラインに沿った運営が求められます。
ターゲットを絞る
特に取り込みたい層をターゲットに絞ってページを運営していくこともユーザーから評価を得るためのポイントです。
インターネットで検索をする時、ユーザーは何かしらの悩みや調べたい情報を持っているはずです。
どんな層の人々がどのようなことについて悩んでいるかを理解し、ターゲットを設定することで、ユーザー目線に寄り添ったコンテンツを作成することが可能になります。
根気強くSEO対策に取り組む
Googleの検索結果で上位に反映されるまでには、Webサイトに掲載するコンテンツの拡充や、サイトの管理、アクセス解析などさまざまな努力が求められます。
サイトの構築や変更に着手してから検索結果に反映されるまで、一般的には4か月から12か月ほどの時間がかかると言われており、SEO対策による効果を得るためには作業後に一定の期間を待つ必要もあります。
SEO対策でまとまった成果を見るまでには、こまめな作業の手間と時間をかける必要があることを把握することが重要といえそうです。
上位に表示されているか確認する方法
SEO対策に取り組む中では、上位表示されているコンテンツのリサーチが不可欠です。
コンテンツをリサーチする際にはパーソナライズドされた検索結果を参考にしないよう気を付ける必要があります。
以下では、上位表示されているコンテンツの確認方法について解説します。
実はGoogleは、ユーザーに合わせて検索結果を変えている
Googleでは検索結果を表示する際に各ユーザーの嗜好や好みを反映しています。これはパーソナライズド検索と呼ばれるものでGoogle検索の履歴やブラウザの検索履歴、位置情報などをもとにユーザーに適した検索結果を提供します。
つまり、パーソナライズド検索が行われている場合にはリサーチのためによく閲覧していたコンテンツが上位表示されてしまうといったようなことも起こりえます。
パーソナライズド検索は、GmailやYouTubeをはじめとするGoogleが運営するサービスにログインしているユーザーを対象としてデフォルトで行われており、通常であればよく閲覧するサイトや嗜好に合致するコンテンツが上位に表示される便利な機能ですが、ユーザーの好みを反映したフィルターがかかってしまうため、上位コンテンツのリサーチにおいては不要な機能といえます。
パーソナライズド検索を無効にするには
パーソナライズド検索は、プライベートモードを利用することで簡単に無効にすることができます。
プライベートモードはGoogle ChromeやInternet Explorerなどのブラウザに実装されている機能です。閲覧履歴やCookieをタブは、開くごとにまっさらな状態で利用することができます。読み取るべき閲覧履歴がないので、ユーザーの嗜好や閲覧ページを反映した検索結果になることもありません。
ブラウザによってシークレットモードやプライベートブラウジング、InPrivateブラウズなど名称が異なります。
ビジネスに適して分析するには
自らが運営するオンラインコンテンツについて分析する場合にはGoogleアナリティクスが便利です。
Googleアナリティクスでは、サイトやアプリのユーザー分析、ユーザーのサイトへの流入経路、会員登録や商品購入など設定したコンバージョンについて、分析を行うことができます。
また、Googleの広告サービスやパブリッシャーサービスとの連携も可能なため、Googleアナリティクスのデータや統計をもとにターゲット層や集客のための施策の方向性が決定した後はマーケティングへの移行もスムーズです。
収集したデータは自動的にグラフや表などの形に可視化されるため、こうした資料の準備が必要な場合の手間も減らせます。
Webを活用するには上位に表示されることは不可欠
Webサイトが検索結果の上位に表示されるかどうかは、集客や売上に大きな影響を与える重要なポイントです。自社や自店のコンテンツをより多くのユーザーに届けるには、SEO対策が非常に効果的です。
まず、ユーザーの利便性を意識したサイト作りが基本です。そのうえで、競合と差別化できる独自性のあるコンテンツを用意することが求められます。
検索順位は、サイトの構造やコンテンツの質、ユーザーにとってどれだけ役に立ったかなど、さまざまな要素によって決まります。集客を強化するためにも、Webサイトを戦略的に整え、検索結果の上位を目指しましょう。
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