ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、6月30日より日本国内においてアプリ内で商品の販売・購入ができるEC機能「TikTok Shop」の提供を開始しました。
TikTok Shopでは、TikTokアプリ内のコンテンツを通じて、ユーザーが直接商品を購入することが可能となります。
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
TikTok、EC機能「TikTok Shop」開始
日本におけるTikTokの月間ユーザー数は数千万人規模にのぼり、多くのユーザーがクリエイターによる多様なコンテンツを日常的に視聴しています。
また、TikTok上で紹介された商品が急速に売上を伸ばす「TikTok売れ」と呼ばれる現象も見られており、企業やブランドにとって、TikTokは重要なマーケティングツールとしての存在感を高めています。
今回提供が開始された「TikTok Shop」により、TikTok上で商品を直接販売・購入できるようになったことで、ユーザーの購買行動の促進や、企業・ブランドにとってのビジネス機会の拡大が期待されています。
動画やLIVE配信から商品販売・購入が可能に
TikTok Shopの主要機能の一つに、ショッピング動画およびショッピングLIVE配信があります。
ユーザーは「おすすめ」フィードに表示される動画やLIVE配信にタグ付けされた商品を、その場で直接購入することができます。
企業やブランドにとっては、ショッピング動画を通じて商品の特徴や使い方を視覚的に伝えられるほか、LIVE配信では商品を紹介しながら、リアルタイムでユーザーと対話することができ、双方向のコミュニケーションが可能になります。
ほかにもTikTok Shopでは、以下の複数の機能が提供されます。
- 商品ショーケース機能:各ブランドのプロフィールページにて、商品の閲覧やレビューの確認に加え、直接商品を購入できます。
- ショップタブ:新たに設ける「ショップタブ」にて、企業の商品を一覧で掲載できるほか、ユーザーは検索機能を使って商品を簡単に購入できます。
- アフィリエイトプログラム:クリエイターとセラーをつなぐ成果報酬型のプロモーション機会を提供します。
そのほか、商品の認知拡大および購買促進を図るTikTok Shop広告や、迅速で安全な決済体制を設けるということです。
国内外の企業・ブランドが参加
TikTok Shopの提供開始と同時に、以下の国内外の企業・ブランドが参加するとしています。
- 株式会社I-ne
- アンカー・ジャパン株式会社
- 株式会社ウィゴー(WEGO)
- 株式会社MTG
- KATE(花王グループ)
- CAGUUU株式会社
- 株式会社KINUJO
- SHOPLIST株式会社
- 日清食品株式会社
- 株式会社丸善ジュンク堂書店
- ヤーマン株式会社
- 株式会社yutori
- ユニリーバ・ジャパン
- 株式会社Yogibo(ヨギボー)
- 株式会社ラコステジャパン(AIGLE)
- 株式会社ワイ・ヨット
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<参照>
TikTok Japan:TikTok Shopを日本で提供開始!発見から購入までをアプリ内で完結し、新たな購買体験となる「ディスカバリーEコマース」を実現
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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