訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
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知っておきたい!インバウンドニュース
「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減

7月5日に日本で大災害が起きるとの「予言」がSNS上などで話題となりました。予言の日とされた7月5日が無事過ぎ去り、香港の観光業界が一斉に日本への訪日キャンペーンを開始しています。
NNA ASIAによると、香港の旅行会社では、格安の訪日ツアーや全商品割引キャンペーンを展開。航空会社も同様の動きを見せています。大湾区航空は、大阪の街が平常通りにぎわう様子を収めた「予言観察隊」動画を配信したほか、「私が見た最低日本価格」として東京、大阪、仙台の往復チケットを格安で提供。香港エクスプレスも日本の全13路線を対象に、往復216香港ドルからのキャンペーンを始動しました。
一方でJNTOの訪日外客統計によると2025年6月の訪日香港人数は前年同月比33%減となっており、噂による影響の大きさを物語っています。今後の旅行需要はどうなるのでしょうか。
7月16日の観光庁長官定例会見で村田長官は、「(7月5日以降に)旅行商品の販売キャンペーンを実施している旅行会社や、香港消費者からの問い合わせが大きく増加している会社も見受けられる」などと、消費者マインドにも変化が起きていることを示唆しました。今後の「リベンジ旅行」による需要回復に期待がかかります。
関連記事:観光庁村田長官が就任後初会見、香港「予言」動向・宿泊予約トラブル問題・参事官新設などに言及
<参照>NNA ASIA:「予言」明け、いざ日本旅行 香港観光業界、一斉に売り出し
成田空港の機能強化を検討、「ハブ空港」としての確立を目指す(国土交通省)
国土交通省は「今後の成田空港施設の機能強化に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。これは成田空港を「国際ハブ空港」として確立するため、施設の機能強化を検討するものです。
成田空港では、2029年に年間発着回数50万回を目指す計画が進行しています。その際の旅客数は7,500万人と見込まれ、現在の取扱容量(5,700万人)では対応が困難であるとしています。
この課題解決のため「集約ワンターミナル方式」の採用が検討されており、シンプルで分かりやすい動線や乗継利便性の向上、人手不足に対応した高効率な運用を目指します。また、空港アクセス面の強化を目指し、列車の増発・長編成化、路線の相互乗り入れ強化、空港周辺の単線区間複線化なども検討しています。
関連記事:成田空港の機能強化を検討、「ハブ空港」としての確立を目指す(国土交通省)
ここに注目!インバウンド関連データ
6月の訪日外客数337.8万人、米国は単月過去最高 上半期累計は最速で2,000万人超
日本政府観光局(JNTO)は7月16日、2025年6月の訪日外客数推計値を発表しました。
6月の訪日外客数は337万7,800人で、5月と比較すると32万人ほど減少したものの、6月としては過去最高を記録しました。
国別では中国が79万7,900人(前年同月比19.9%増)で、前月1位だった韓国を抜いてトップとなりました。また、調査された23市場のうち15市場で6月として、過去最高を記録。中でも米国は単月過去最高を更新しました。
上半期の累計では、2,151万8,100 人となり、2024年を370万人以上上回るとともに、過去最速で2,000万人を突破しました。
関連記事:【速報】6月の訪日外客数337.8万人、米国は単月過去最高 2025年累計は最速で2,000万人超え
訪日客の91%が百貨店を利用、知名度1位はどこ?(Payke)
訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を運営する株式会社Paykeは6月27日、「百貨店に関する多言語意識調査」の結果を発表しました。
調査結果によると、91%の訪日客が訪日旅行中に百貨店を利用しており、半数以上の約54%の訪日客が日本でしか手に入らない商品を求めて、百貨店に立ち寄っていることがわかりました。
百貨店ブランドの認知度では、高島屋(69.42%)が1位、三越(67.56%)が2位、大丸(66.39%)が3位でした。
関連記事:訪日客の91%が百貨店を利用、知名度1位はどこ?(Payke)
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