6月の訪日カナダ人数は4.2万人、上半期は前年超えの水準で推移:カナダ市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

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日本政府観光局JNTO)が7月16日に発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日カナダ人数は4万1,600人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日カナダ人旅行消費額は615億円となっています。

本記事では、カナダ市場のインバウンド動向について解説します。

関連記事:2024年の訪日カナダ人数は57.9万人、消費額は1,763億円でともに過去最高:カナダ市場の最新インバウンドデータを解説【2024年年間】

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訪日カナダ人客数最新データ:6月は4.2万人

日本政府観光局JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日カナダ人数は4万1,600人で、前年同月から1.5%増加しました。

上半期の推移を見てみると、4月はイースター休暇や直行便増加などの影響で単月過去最高を記録しました。その他の月でも、継続する訪日需要により、前年と比較して高水準で推移しています。

関連記事:イースターとは?2025年はいつ?インバウンドとの関係性も解説

▲訪日カナダ人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

カナダ人は3月〜5月の春季や10月に多く訪日する傾向があります。好調なペースが下半期も続けば、前年に引き続き、訪日カナダ人数が年間として過去最高を更新することも十分に考えられるでしょう。

▲訪日カナダ人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日カナダ人消費額最新データ:4-6月期615億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2025年4-6月期の訪日カナダ人旅行消費額は615億円(前年同期比15.3%増)でした。1人当たり消費額は減少したものの、訪日客数の増加に伴い、全体では前年を上回って推移しています。

▲訪日カナダ人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は34万2,009円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2025年4-6月期の訪日カナダ人の1人当たり消費額は、34万2,009円でした。全市場の1人当たり平均消費額(23万8,693円)と比較すると10万3,316円多くなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で14万6,334円でした。次いで飲食費が6万9,993円、買物代が5万7,113円、交通費が4万5,641円、娯楽等サービス費が2万2,797円でした。

▲訪日カナダ人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

2024年同期と比較すると、5つの費目のうち宿泊費と娯楽等サービス費が前年より増加しました。一方で飲食費、交通費、買物代は前年より減少しており、飲食費と買物代は1万円以上減少しました。

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以上、カナダの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、カナダインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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