6月の訪日フランス人数は2.7万人、上半期は前年を上回る水準で推移:フランス市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年上半期】

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日本政府観光局JNTO)が7月16日に発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日フランス人数は2万7,100人でした。

また、観光庁が同日に発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日フランス人旅行消費額は482億円となっています。

本記事では、フランス市場のインバウンド動向について解説します。

関連記事:2024年の訪日フランス人数は38.5万人、消費額は1,388億円でともに過去最高:フランス市場の最新インバウンドデータを解説【2024年年間】

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訪日フランス人客数最新データ:6月は2.7万人

日本政府観光局JNTO)が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日フランス人数は2万7,100人で、前年同月から17.1%増加しました。

上半期全体を見ると、すべての月で2024年を上回る水準で推移しています。特に4月は、イースター休暇や若年層の訪日需要の高まりなどの影響で、単月で過去最高を記録しました。

▲訪日フランス人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日フランス人客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日フランス人は、4月と10月にピークを迎える傾向にあります。下半期も引き続き好調なペースで推移すれば、2025年の訪日フランス人数が過去最高を更新する可能性は十分にあるでしょう。

▲訪日フランス人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日フランス人客数の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日フランス人消費額最新データ:4-6月期482億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。

2025年4-6月の訪日フランス人旅行消費額は482億円(前年同期比3.0%増)となりました。1人当たり消費額は前年比で減少していますが、好調な訪日客数に伴って全体では前年を上回る推移となっています。

▲訪日フランス人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日フランス人旅行消費額2024年と2025年の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額は37万783円

1人当たり消費額を見てみましょう。

2025年4-6月の訪日フランス人の1人当たり消費額は、37万783円でした。全市場の1人当たり平均消費額(23万8,693円)と比較すると13万2,090円多くなりました。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で16万3,641円でした。次いで飲食費が7万3,230円、買物代が6万6,197円、交通費が5万2,305円、娯楽等サービス費が1万5,411円でした。

▲訪日フランス人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日フランス人の1人当たり消費額:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

5つの費目のうち、娯楽等サービス費を除く4つの費目で前年同期より減少しました。特に飲食費、交通費、買物代は1万円以上減少しています。

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以上、フランスの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、フランスインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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