日本政府観光局（JNTO）が発表した訪日外客統計によると、2025年6月の訪日ドイツ人数は2万3,900人でした。
また、観光庁が発表したインバウンド消費動向調査によると、2025年4-6月期の訪日ドイツ人旅行消費額は471億円となっています。
本記事では、2025年上半期のドイツ市場のインバウンド動向について解説します。
関連記事：2024年の訪日ドイツ人数は32.6万人、消費額は1,048億円でともに過去最高：ドイツ市場の最新インバウンドデータを解説【2024年年間】
訪日ドイツ人客数データ：上半期はすべての月で前年超え
日本政府観光局（JNTO）が発表している訪日外客統計によると、2025年6月の訪日ドイツ人数は2万3,900人で、前年同月から43.9％増加しました。
上半期の累計は20万2,800人と、2024年を約5万人上回る水準で推移しており、すべての月で前年を上回っています。特にイースター休暇があった4月の伸びが顕著で、前年同月比58.7%増となり、単月として過去最高を記録しました。
ドイツ人は、3月や4月を中心とする春季や10月などの秋季に多く来日する傾向があります。そのため下半期も順調に推移すれば、訪日ドイツ人数が前年を上回って過去最高を記録することも十分に考えられるでしょう。
訪日ドイツ人消費額データ：4-6月期471億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査です。
2025年4-6月期の訪日ドイツ人旅行消費額は471億円（前年同期比74.7%増）でした。2025年は前年を上回って推移しており、特に4-6月期は訪日客数の好調な推移を受けて大きく伸長しました。
1人当たり消費額は39万6,160円
1人当たり消費額を見てみましょう。
2025年4-6月期の訪日ドイツ人の1人あたり消費額は、39万6,160円でした。全市場の1人当たり平均消費額（23万8,693円）と比較すると15万7,467円多くなり、英国、イタリアに次いで3番目に高い水準でした。
1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で19万2,144円。次いで飲食費が8万851円、買物代が5万9,214円、交通費が4万5,102円、娯楽等サービス費が1万8,849円でした。
5つの費目のうち、交通費を除く4つの費目で前年同期を上回りました。特に宿泊費は3万円以上、買物代は2万円以上増加しています。
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以上、ドイツの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、ドイツのインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。
- 観光庁：訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査（※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む）
- 日本政府観光局（JNTO）：訪日外客統計（※速報値を含む）
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＜参照＞
日本政府観光局（JNTO）：訪日外客統計
観光庁：インバウンド消費動向調査
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