一般社団法人ツーリストシップは、旅行者の視点から持続可能な観光に貢献する行動を体系的に示した「ツーリストシップ行動集」を作成しました。
国際的な観光基準「グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)」の視点をもとに、旅行者に求められる行動を具体的に示し、観光地に信頼される旅行者のあり方を明確に提示しています。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)一般社団法人ツーリストシップ、「ツーリストシップ行動集」を作成
一般社団法人ツーリストシップは、観光庁の「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の採択を受け、「ツーリストシップ行動集」を作成しました。
観光の現場では旅行者の言動について、「マナーが良い、悪い」といった言葉が使われますが、その基準は主観的で文化や地域によっても大きく異なるというのが現状。旅行者にとって「どこまでがOKで、どこからが迷惑なのか」を深く考える機会は少なく、「良かれと思って取った行動が、実は地域にとって負担だった」というすれ違いも生じているといいます。
そこで旅行者の視点に立ち、「配慮ある旅のあり方」を具体的かつ体系的に整理したのが「ツーリストシップ行動集」です。
観光地に信頼される旅行者のあり方を明確に提示
「ツーリストシップ行動集」は、旅行者に求められる行動を具体的に示し、観光地に信頼される旅行者のあり方を明確に提示するものです。
国際的な観光基準「グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)」の視点をもとに、5つのセクションで構成されています。
- 旅行の基本
- 社会経済のサステナビリティ
- 文化のサステナビリティ
- 環境のサステナビリティ
- 住民としてのサポート
この基準を活用することで、これまで曖昧だった旅行者の行動を可視化し、測定したり育成できるようになります。
同法人は、旅行者が「地域の未来を育てる一員」として行動することを重視。こうした旅行者の行動の変化は「持続可能な観光の実現に向けた大きな一歩」になるとしています。

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