ドンキ運営のPPIH、インバウンド売上の伸長で増収増益(2026年6月期第1四半期決算)

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ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は11月12日、2026年6月期第1四半期決算業績(2025年7月1日~9月30日)を発表しました。

インバウンド売上の伸長などを背景に、前期比で増収増益を記録しています。

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PPIH、免税売上増で増収増益

PPIHが発表した2025年7月〜9月の業績は、ドン・キホーテにおけるインバウンド売上の増加などにより増収増益を達成しました。

ディスカウントストア事業の売上高、前年同期比6.2%増加

2025年7月〜9月の売上高は、前期比4.1%増の5,733億円となりました。営業利益も同0.7%増の413億円となり、増収増益を達成しました。また、当期純利益に関しては同39.1%増の285億円となり、大幅な増加が見られました。

セグメント別でみると、「ドン・キホーテ」などの運営を行うディスカウントストア事業の売上は、同6.2%増の3,766億円となりました。営業利益は271億円と前期と変わらない水準を維持しています。

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インバウンド売上、前年同期比35.5%増を達成

2025年7月〜9月のインバウンド売上は、前期比35.5%増の475億円と大幅に伸長しました。特に10月は単月初の200億円を突破しており、シェア拡大が着実に進んでいるとしています。

国籍別のインバウンド売上の構成比は、以下の通りです。

  • 中国:26.2%
  • 韓国:19.9%
  • 台湾:18.8%
  • ASEAN:10.2%
  • アメリカ:8.2%
  • その他:16.6%

インバウンド売上増の要因としては、各国・地域に向けたプロモーション拡大や地方店舗への訪日客の広がりなどが挙げられています。

またインバウンド戦略として、アジアを中心に19の国と地域で旅マエプロモーションを行ったことで、クーポン使用率が3.7ポイント増加(2025年6月期差)。さらに医薬品を中心に価格戦略を行ったことで、医薬品カテゴリーは前期比9.8%増と好調に推移しました。

▲国籍別免税売上高構成比と免税売上推移(月別):株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス発表資料より
▲国籍別免税売上高構成比と免税売上推移(月別):株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス発表資料より

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<参照>

株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス:2026年6月第1四半期決算業績説明資料

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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