日本コンベンション協会、観光庁に「MICE立国を目指す戦略提言」提出

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一般社団法人日本コンベンション協会(JCMA)は11月13日、観光庁に「MICE立国を目指す戦略提言」を提出しました。

提言では、MICEを国際競争力強化と地域創生を実現する国家戦略として位置づけることを要望し、8つの重点施策を示しています。

関連記事:持続可能な観光立国の実現に向け、経団連が提言を公表

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JCMA、観光庁に「MICE立国を目指す戦略提言」提出

JCMAは観光庁を訪問し、中野岳史国際観光部長へ「MICE立国を目指す戦略提言」を提出しました。

MICEを「観光振興策の1ツール」として扱うのではなく、「経済・外交・産業の成長エンジン」として再定義し、日本の国際競争力強化と地域創生を実現する国家戦略として位置づけることを求めています。

また、MICEエコシステム全体の底上げを図るため、以下の8つの重点施策を提示しました。

  1. MICEの国家戦略への明確な位置づけ
  2. MICE都市(都市MICE戦略)の再強化
  3. MICE人材育成とキャリア形成支援
  4. MICEのデジタル化・グローバル対応の推進
  5. 国際競争に勝てるMICE誘致・開催のための仕組み
  6. MICE統計の整備とエビデンスベース政策の推進
  7. サステナビリティに関する取り組みの推進
  8. レガシー効果等の開催効果取り込み促進

まず政府全体でMICEを推進する体制を整えるため、省庁横断の推進本部設置や、MICEを活用した実証実験の促進を提案。次に各都市が国際競争力を高めるため、専任人材の配置支援や財源確保に向けた取り組みの強化を求めています。人材育成においては、大学との連携や広報活動の強化、インターンシップ促進などを通じたキャリア形成支援を提案しています。

さらにデジタル化やグローバル対応の推進、中小規模会議への技術導入、施設のデジタル基盤整備なども重要な項目として挙げています。国際競争力を高める誘致戦略としては、補助金制度の効率化、ユニークベニューの活用促進、国と都市の一体的なブランディング強化などを提案しました。

そのほか、統計整備やエビデンスに基づく政策形成、サステナビリティ推進、地域との連携によるレガシー効果の創出など、MICEの価値を多面的に高める取り組みを求めています。

JCMAは過去の提言が政策に反映されてきた実績を踏まえ、今後も政府や自治体、業界関係者と連携しながら、提言の実現に向けた取り組みを進めるとしています。

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▲提言手交するJCMA 武内代表理事、観光庁中野国際観光部長:一般社団法人 日本コンベンション協会 プレスリリースより
▲提言手交するJCMA 武内代表理事、観光庁中野国際観光部長:一般社団法人 日本コンベンション協会 プレスリリースより

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一般社団法人 日本コンベンション協会:(一社)日本コンベンション協会(JCMA)が観光庁へ「MICE立国を目指す戦略提言」を提出

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訪日ラボ編集部

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