万博期間中、関西の訪日消費が全国平均上回る Visaが大阪・関西万博の経済インパクトを消費動向から分析

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ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、Visa)は、電子決済ネットワークVisaNetのデータをもとに、2025年大阪・関西万博期間中の消費動向を分析しました。

国内外旅行者による大幅な消費増加やキャッシュレス普及の加速、中小事業者への恩恵が関西全域に広がり、「万博関西の観光・商業の起爆剤となった」ことを明らかにしています。

関連記事:大阪・関西万博の全面的キャッシュレス運用、来場者の9割が「便利」 店舗側からも高評価(2025年日本国際博覧会協会)

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万博による経済インパクトとキャッシュレス拡大の成果は?Visaが分析

Visaは2025年大阪・関西万博期間中の消費動向を分析。国内外から多くの旅行者が訪れ、関西エリア全体に大きな経済効果がもたらされたと発表しました。

大阪府の消費全体は前年比で13%増加。国内利用者による消費は13%増、訪日旅行者による消費は14%増でした。

特に訪日旅行者による消費は、大阪・京都で20%増、奈良で25%増、兵庫で10%増と、全国平均を上回る伸びを記録しています。

▲万博イベント期間の大阪府における全体の消費額:ビザ・ワールドワイド プレスリリースより
▲万博イベント期間の大阪府における全体の消費額:ビザ・ワールドワイド プレスリリースより

大阪での訪日旅行者の国別動向では米国台湾中国本土が上位を占め、フランスドイツからの旅行者は大阪での消費が75%増と大きく伸長しました。海外パビリオン関係者などの滞在も影響して、飲食や小売を中心に地域消費が活性化したことがうかがえるとしています。

また富裕層カード会員の消費は一般層を上回る伸びを示し、大阪では15%増となりました。さらに海外の富裕層カード会員は国内会員以上に高い伸びとなる20%増を記録し、交通や飲食、百貨店など幅広い分野で積極的な消費が確認されています。

キャッシュレス面ではタッチ決済が急速に浸透し、大阪では対面取引の70%がタッチ決済となりました。京都や兵庫でもタッチ決済消費額が前年比50〜55%増となり、全国平均40%増を超える勢いで普及が進んでいます。

▲万博イベント期間の対面取引に対するVisaのタッチ決済の割合:ビザ・ワールドワイド プレスリリースより
▲万博イベント期間の対面取引に対するVisaのタッチ決済の割合:ビザ・ワールドワイド プレスリリースより

さらに経済効果は中小事業者にも広がり、大阪では中小事業者の消費が前年比10%増、京都と奈良ではそれぞれ20%増、15%増となりました。

特にタッチ決済に対応した事業者では消費が25%増となった一方で、未対応の事業者が10%減となったことから、キャッシュレス対応が観光需要獲得の鍵となった可能性が示唆されています。

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<参照>

ビザ・ワールドワイド:2025年大阪・関西万博がもたらした経済インパクト Visaデータが示す、旅行者の動向とキャッシュレスが牽引する消費ブーム

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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