万博来場の訪日消費額6,000億円超、過半数が関西以外で Mastercardデータで明らかに

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三菱総合研究所は12月23日、「大阪・関西万博期間における訪日外国人旅行者の消費行動分析レポート」を発表しました。

同レポートによると、万博に来場した訪日外国人旅行者による関西での消費額は2,703億円でした。全国での消費額(6,085億円)の半分以下に留まっており、万博の経済効果が開催地の関西のみならず、日本全国へ広く波及したと報告しています。

なお、同レポートは、Mastercard(マスターカード)、一般財団法人 関西観光本部と共同で作成されたもので、Mastercardの決済データを活用し、万博の経済効果について関西の2府8県*を中心に、定量的に把握・分析したものです。

関西2府8県*:福井県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県徳島県

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万博に来場した訪日客、1人あたりの消費単価が高い傾向に

同レポートでは、万博開催期間中(4月13日から10月13日)に日本を訪れた外国人旅行者の数は2,150万人で、外国人旅行者による消費額は4兆6,606億円と試算。そのうち、万博に来場した旅行者数は156万人で、消費額は6,085億円でした。

1人あたりの消費単価に注目してみると、訪日客全体の平均が21万7,000円だったのに対して、万博を訪れた訪日旅行者は39万円に達しており、消費単価を大きく押し上げていると分析しています。

▲万博開催期間中の訪日客の消費行動:三菱総合研究所 発表資料より
▲万博開催期間中の訪日客の消費行動:三菱総合研究所 発表資料より

万博の経済効果、関西だけでなく全国へ波及

続いて、関西における消費額と全国の比較を見ていきましょう。

同レポートによると、万博に来場した訪日客による全国での消費額は6,085億円で、そのうち関西での消費は2,703億円と算出。消費の半分以上が関西以外の地域で発生しており、万博の経済効果が開催地周辺のみならず、日本各地へ広範に波及しています。

万博来場者による消費額:三菱総合研究所 発表資料より
▲万博に来場した訪日旅行者による消費額:三菱総合研究所 発表資料より

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大阪市内、万博会場と周辺エリアの消費額が前年同期比42%増

最後に、万博の開催地である大阪市内において、特に経済効果が顕著だったエリアを確認していきます。

まず、大阪市における訪日客の消費総額は、前年同期比28%増の5,037億円でした。そのうち、都心エリア(北区中央区、浪速区)の消費額は同22%増の4,083億円、さらに万博会場と周辺のベイエリア(此花区、港区、大正区、住之江区)の消費額は同42%増の451億円と大幅に増加したということです。

また、都心エリアとベイエリア・万博会場を結ぶアクセスルートでは、JR北(環状線北回り)、JR南(環状線南回り)、大阪メトロ中央線の3路線のうち、大阪メトロ中央線沿線の消費額が同65%増で最も大きく伸長しました。

一方、JR南沿線での消費は同16%増、JR北沿線での消費は同5%減となり、万博の波及効果に差が見られます。

▲訪日外国人旅行者の大阪市内での経済効果の波及(アクセスルート沿線):三菱総合研究所 発表資料より
▲訪日客の大阪市内での経済効果の波及(アクセスルート沿線):三菱総合研究所 発表資料より

<参照>

三菱総合研究所:Mastercard、三菱総合研究所、関西観光本部共同で「大阪・関西万博期間における訪日外国人旅行者の消費行動分析」レポートを作成

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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