2月15日から、中国では今年最も長い連休となる「春節」が始まります。
中国政府は1月29日、2026年の春節期間の前後における中国国内での移動者数が延べ95億人に達する予測だと発表。また鉄道や飛行機による移動者数も過去最高を更新すると予想されています。
本記事では、2026年春節の動向について解説します。
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2026年の春節は9連休 95億人が移動
中国では、旧正月にあたる「春節」に大型連休が設けられており、この期間は多くの人々が帰省や旅行のために移動することで知られています。2026年の春節は2月15日〜23日の9連休で、1年で最も長い連休となります。
中国政府によると、春節休みを含む40日間(2月2日〜3月13日)の間に、地域間を移動する人数は延べ95億人に達し、過去最高となる見通しです。飛行機の利用者数は9,500万人に達し、こちらも過去最高を記録すると予想されています。
海外旅行が人気に 子ども連れやペット旅行も増加
中国のOTAであるCtripが発表したレポートによると、今年の春節は24日〜28日にも休暇を取り、15連休とする人も多いようです。長期休暇となったことで、海外旅行に出かける人も増えています。中国旅行社協会とOTAの途牛が発表したレポートによると、2026年の人気海外旅行先では、韓国やタイ、マレーシア、インドネシアなどが挙げられました。なかでも韓国の人気が高まっており、韓国文化体育観光部と韓国観光公社によると、春節期間中には最大19万人の中国人旅行者が韓国を訪れる見通しとなっています。
また長い連休を活用した長距離旅行も人気になっており、旅行予約プラットフォームのQunarによると、中国人観光客のビザ免除を行っているトルコや、マルチビザを発行しているニュージーランドなどで、関連路線の予約数が前年同期比2倍以上に増えたということです。
ほかにもCtripでは、子ども連れのファミリー層が春節期間の旅行の中心になっていることや、旅行体験の多様化・パーソナライズ化が進み、ペット関連の問い合わせが前年と比較して大きく増加したことなどを発表しました。
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春節の訪日インバウンド市場はどうなる?
春節は1年の中でも特に訪日需要が高まる時期ですが、中国政府は2025年11月より日本への渡航自粛を要請しており、航空便の減便や団体旅行客の予約キャンセルが発生する状況が続いています。ここでは、春節期間における訪日インバウンド市場の動向について解説します。
12月の訪日中国人は45%減 航空便の減便続く
2025年12月の訪日中国人客数は、前年同月比45%減となりました。訪日中国人が多く訪れる大阪や京都においても、宿泊施設などで渡航自粛による影響が出ています。
島国である日本では、航空便の状況が訪日客数の動向に大きく関わります。1月26日の報道によると、中国系航空会社は2月から3月にかけて日本路線を大幅に減便・減席しており、2月の便数は前年から60.5%減少しました。
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日本人気は継続か 人気旅行先3位に
厳しい状況ながらも、日本人気は継続しているという調査もあります。中国・台湾などの海外プロモーションやインバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズによると、日本は2026年の春節の人気旅行先として、東南アジア、韓国に次ぐ3位に挙げられました。
また、春節期間中に訪日予定の旅行者を対象に、「日本旅行を決めるにあたり周囲の情報や社会的ムードによって迷うことがあったか」と聞いた質問では、61.5%が「全くなかった」と回答しました。理由としては、「伝聞よりも、自分の目で見て感じることを大切にしているため」や「これまでの滞在経験から、日本の魅力を自分自身でよく知っているため」などが多く挙がりました。
ほかにもブッキング・ドットコムの調査では、春節の人気海外旅行先として東京が1位に選ばれました。同調査は中国のみを対象としたものではありませんが、引き続き日本が人気を維持している様子がうかがえます。
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