日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日香港人数は251万7,300人でした。
また、観光庁のインバウンド消費動向調査によると、訪日香港人旅行消費額は5,613億円で、訪日客数・消費額ともに前年を下回る結果となっています。2025年の調査結果のなかで、香港は訪日客数・旅行消費額がともに減少した唯一の市場となりました。
訪日香港人客数最新データ:年間251.7万人
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日香港人数は251万7,300人でした。過去最高を記録した2024年(268万3,391人)から一転して、前年比6.2%減となっています。

マイナスに転じた要因の一つとして考えられるのが、「7月に日本で大災害が起きる」といった噂の影響です。特に減少幅が大きかったのは6月、7月の2か月で、前年同月比33.5%減、36.9%減となりました。
航空便の減便もあり、噂の影響による訪日香港人数減は7月以降も続いています。加えて、11月には中国政府による訪日自粛要請やそれに伴う減便などもあり、通年でも前年割れとなりました。ただし、12月には7か月ぶりにプラスに転じ、29万1,100人と単月として過去最高を記録しました。
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エリア別で見ると、訪日香港人客数は最も少ないですが、人口が約751万人(2025年時点)の地域である点を踏まえると、見え方が変わります。
人口の3分の1以上を占める訪日香港人は、リピーターが約9割を占めています。香港人から日本が親しまれている理由は距離の近さだけでなく、冬でもあまり気温が下がらない香港にない雪や温泉、スキーなどを楽しみたいと考える人も多いようです。
訪日香港人に向けた施策を考える上では、繁体字や英語などの言語対応に加え、こうした人々にも満足してもらえるような体験作りを意識する必要があるといえるでしょう。

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訪日香港人消費額最新データ:年間5,613億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日香港人旅行消費額は5,613億円でした。6,606億円を記録した前年と比べると15.0%減となり、客数と同様に減少しています。

四半期別で見ると、訪日香港人客数が前年比マイナスとなった5~11月を含む期間の減少が目立ちます。7~9月には1,134億円(前年同期比31.9%減)にまで落ち込んだものの、10~12月には1,597億円(同2.3%減)まで持ち直しました。
消費額の減少については、訪日客数の減少に加えて為替変動の影響があると見られます。
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1人当たりの消費額は22万5,982円
訪日香港人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。
2025年年間の訪日香港人の1人当たり消費額は、22万5,982円(前年比9.2%減)でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると、2,827円少なくなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で7万4,760円、次いで買物代が6万9,183円、飲食費が5万4,384円でした。1人当たり消費額の総額は減少しましたが、費目別で見ると宿泊費、飲食費は前年よりも増加しています。
訪日客数や全体の消費額が減少したとはいえ、香港は東アジア内で中国に次いで訪日客の消費単価が高い市場です。今後消費単価を拡大していくうえでは、リピーターに向けた地方誘客や買い物需要の取り込みがカギとなるといえそうです。
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以上、香港の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、香港のインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。
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- 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
- 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)
<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
観光庁:インバウンド消費動向調査
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