2025年の訪日インドネシア人数は初の60万人超え、消費額も1,291億円で過去最高:インドネシア市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日インドネシア人数は64万600人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日インドネシア人旅行消費額は1,291億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を更新しました。

本記事では、インドネシア市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日インドネシア人客数最新データ:年間64.1万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日インドネシア人数は64万600人でした。前年比では23.8%増となり、過去最高を記録しています。

▲訪日インドネシア人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2025年は、4月以外のすべての月で前年の客数を上回り、年間では統計史上初の60万人超えを記録しました。伸び率が最多となったのは、レバラン休暇(断食明け大祭)の開始と重なった3月で前年同月比61.8%増でした。最も訪日客数が多かったのは、学校休暇と重なる12月(8万1,700人)でした。

▲訪日インドネシア人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

エリア別で見ると、2025年の訪日インドネシア人客数はマレーシアとほぼ同規模でした。インドネシア人出国者数は2024年時点で2019年比76%とコロナ前の水準には戻っていませんが、訪日割合は6%と2ポイント上昇しています。全人口約2.8億人(2025年時点)のなかには海外旅行未経験者もまだまだ多く、今後の伸びにも期待ができる状況です。

なお、日本~インドネシア間の直行便数もまだコロナ前水準には達していませんが、2025年4月にはJALとガルーダ・インドネシア航空が利便性向上、アジア路線の強化を目的に共同事業を開始しています。航空路線事情は訪日数を大きく左右する要素となるため、今後も目を向ける必要があるでしょう。

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▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日インドネシア人消費額最新データ:年間1,291億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日インドネシア人旅行消費額は1,291億円でした。前年比16.4%増となり、こちらも過去最高を記録しています。

▲訪日インドネシア人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見ると、訪日客数最多となった12月を含む10〜12月が412億円(前年同期比18.6%増)と最も高く、次に1〜3月が341億円(同30.9%増)と続きました。

4~6月のみ3.1%減少と唯一マイナスを記録しました。同時期にインドネシア通貨のルピアがアジア通貨危機以来の最安値を記録していたため、為替の影響が一因として考えられます。

▲訪日インドネシア人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日インドネシア人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの消費額は20万2,388円

訪日インドネシア人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日インドネシア人の1人当たり消費額は、20万2,388円でした。前年(21万5,034円)から5.9%減少しており、全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較しても、やや低い水準となっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で8万115円でした。次いで買物代が5万756円となっています。

前年と比較すると、宿泊費は6,244円増加しているものの、他の各費目は数千円単位で減少しました。訪日客数や全体の消費額は増加している点を踏まえると、為替の影響によるものが一因として挙げられます。

▲費目別 1人当たり訪日インドネシア人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日インドネシア人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

なお、エリア別で見ると、訪日インドネシア人の1人当たり消費額はマレーシア(21万9,295円)やタイ(20万4,054円)とほぼ同水準でした。今後は、訪日初心者のライト層に向けた消費アプローチがカギになるといえそうです。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

インドネシアは国民の87%がイスラム教徒であり、訪日客を受け入れるうえでムスリム対応は欠かせません。飲食店や土産物店であれば使用食材や成分を明記するなど、日本食を楽しみに訪日する人々に向けた情報提供ができると、不安を払拭できます。

また、現地にない「四季を体感したい」という願望から、桜や雪景色を求めてゴールデンルート(東京、京都、大阪)以外の需要も高くなっています。ムスリムへの対応は、地方を含めて今後の訪日客数を伸ばすうえで必須な要素だといえそうです。

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以上、インドネシアの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、インドネシアインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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