2025年の訪日オーストラリア人数は105.8万人、消費額は4,104億円でいずれも過去最高:豪州市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日豪州人数は105万8,400人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日豪州人旅行消費額は4,104億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を更新しました。

本記事では、豪州市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日豪州人客数最新データ:年間105.8万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日豪州人数は105万8,400人(前年比15.0%増)でした。統計史上初の100万人を突破し、過去最高を記録しています。

▲訪日豪州人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日豪州人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2025年は6月のみ前年割れ(前年同月比3.9%減)となりましたが、そのほかの月はすべてでプラスの推移を見せています。

特に訪日客数が多かったのはホリデーとスノーシーズンが重なる1月で、過去最高の14万185人(同35.3%増)を記録しました。同様の理由で、12月も12万1,300人(同7.8%増)と2025年内で2番目の多さとなっています。

伸び率が最も高かったのは、日本の桜シーズンとオーストラリアの複数の休暇(イースター休暇、アンザック・デー*など)が重なる4月で、同42.6%増でした。年間の客数としても、3番目の多さとなっています。

*オーストラリアで定められている祝日で、戦争で国家に身を捧げた兵士を称えるために追悼を行う日とされています。

▲訪日豪州人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日豪州人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

欧米豪のエリア別で見ると、豪州は米国に次いで訪日客数が多い市場となっています。豪州における主要各国への旅行者数ランキングを見ても、日本はコロナ禍を除き右肩上がりで、2024年には米国を抜いて3位と好調です。特にスキー需要が高く、ゴールデンルートに加えて北海道や長野などスノーリゾートへの訪問が多くなっています。

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▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日豪州人消費額最新データ:年間4,104億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日豪州人旅行消費額は4,104億円でした。前年比では17.5%増となっており、訪日客数同様に過去最高を記録しています。

▲訪日豪州人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日豪州人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見ると、7~9月を除くすべての期で消費額が1,000億円を超えました。特に突出して多かったのは10〜12月で1,341億円(前年同期比20.8%増)、次は1〜3月で1,151億円(同24.2%増)と続いています。

双方に共通するのは、訪日旅行のピークシーズンが含まれることです。訪日豪州人には紅葉シーズンも人気となっていますが、秋からホリデーシーズンにかけて継続的に需要を取り込めた結果が、10〜12月の数字につながったと考えられます。

▲訪日豪州人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日豪州人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの消費額は39万48円

訪日豪州人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日豪州人の1人当たり消費額は、39万48円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると、16万1,239円多くなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で15万8,756円でした。ただし、平均泊数が0.3泊減少していることもあり、宿泊費は前年比4,047円減となっています。

一方で、買物代は6万7,665円と1万538円増加しました。ほかにも、娯楽等サービス費が3万5,447円と5,743円増えており、わずかながらも消費傾向の変化が見受けられます。

▲費目別 1人当たり訪日豪州人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日豪州人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

またエリア別で見ると、豪州の消費単価はドイツ、英国に次ぐ水準となっています。

いずれの国も39万円台で推移していますが、豪州は飲食費(8万5,762円)と娯楽等サービス費(3万5,447円)が突出して高いのが特徴です。飲食費と娯楽等サービス費は全市場のなかでもトップとなっており、訪日旅行時の消費意欲の高さがうかがえます。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

訪日豪州人は自ら体験することを好み、特に日本食スキー自然景観、伝統文化体験に高い関心をもっています。特にスキー観光地への国別来訪者数はアメリカを抑え、トップを記録しています。有名なニセコ白馬に限らず、日本のさまざまなスキー場への来訪も増加しており、今後はこうした需要に応えるために体験の充実化がカギになりそうです。

なお、地方誘客に向けた動きは航空便にも見られます。2025年12月には、カンタス航空が6年ぶりに期間限定で新千歳~シドニー便を復便させました。オーストラリア便は現状、成田・羽田・関西発着となるため、こうした動向は今後もぜひ注目しておきたいところです。

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以上、豪州の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、豪州のインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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