2025年の中東からの訪日客数は25.7万人で過去最高を更新:中東市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の中東からの訪日客数は25万7,200人で、過去最高を記録しました。

本記事では、中東市場のインバウンド動向について解説します。

※ここでの中東地域とは、JNTOが重点対象国とするサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート、イスラエル、トルコの8か国を指します。中東市場については、観光庁の「インバウンド消費動向調査」で消費額が公表されていないため、本記事では主に訪日外客統計のデータを扱っています。

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中東からの訪日客数最新データ:年間25.7万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の中東からの訪日客数は25万7,200人でした。前年比では54.7%増となり、過去最高を更新しました。

▲中東からの訪日客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲中東からの訪日客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2025年は、地政学的な緊張が続いていたものの、継続する訪日旅行人気や直行便の増加などによって、すべての月で前年を上回って推移しました。

特に訪日数が多かったのは9月(2万9,684人)で、単月過去最高となったほか、1年のなかで最も高い伸び率(前年同月比109.1%増)を記録しました。イスラエルにおけるユダヤ教の祝日があったことや、大阪・関西万博中東各国のナショナルデーが開催されたことなども寄与したと見られています。

関連記事:【アジア・中東編】JNTOが語るインバウンド市場の動向とは?2025年「インバウンド旅行振興フォーラム」

▲中東からの訪日客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲中東からの訪日客数2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

中東は他の市場と比べて市場規模はまだ小さいものの、伸び率は高い水準を維持しています。

中東市場は人口における富裕層の比率が極めて高く、一人当たりの平均消費単価は約160万円と、旅行消費意欲も旺盛です。一方で訪日未経験者が多くを占めており、高いポテンシャルを秘めた市場と言えます。

近年は日本ブームが到来し、旅行先としての認知度は向上しています。2025年は日・サウジアラビア外交関係樹立70周年だったことや、大阪・関西万博終了後、次の万博開催地としてサウジアラビア・リヤドが選ばれたこともあり、日本への関心が高まりました。

こうしたブームの後押しを受け、現地旅行会社が訪日旅行の取り扱いを拡大する動きが見られています。2025年11月にサウジアラビア・リヤドで開催された「2025 TOURISEアワード」では、東京が「最優秀観光地賞」を含む3冠を達成しました。

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▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2026年は中東情勢が不安定となり、観光業界への影響も懸念されています。世界旅行ツーリズム協議会WTTC)は、イラン紛争の激化によって、国際観光客の旅行支出が1日当たり少なくとも6億米ドル減少していると推定しました。

訪日インバウンド市場への影響については、前提として、中東市場が全体の訪日外国人数に占める割合は1%未満であることを踏まえる必要があります。

インバウンド市場のさらなる多様化が進むなか、中東はポテンシャルの高い市場として注目が集まっています。今後も最新情報を注視し、状況に応じた対策を行う必要があるでしょう。

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以上、中東の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、中東インバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、日本政府観光局JNTO)の訪日外客統計(※速報値を含む)および日本の観光統計データをもとに、記事内容・グラフを作成しています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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