これだけは知っておくべき訪日フィンランド人 3つのポイント

  • 2014年からの5年間でおよそ1.5倍に成長
  • コロナ後の回復ペースは標準的
  • 3〜6月と10月に多く訪日

フィンランドに関連するインバウンド年表

1919年日本とフィンランド共和国の国交が樹立
1944年一時断交
1957年外交関係が再開
2019年訪日フィンランド人数が史上最多となる2.9万人を達成

フィンランド基本データ

人口約556万人
面積33.8万平方キロメートル
首都ヘルシンキ
宗教キリスト教など
公用語フィンランド語、スウェーデン語
時差UTC+2(-7時間)
通貨ユーロ
名目GDP約2,988億米ドル
経済成長率2.0%
一人当たりGDP約5万4,007米ドル
平均月収2,825.89ドル
物価(ビッグマック)5.82米ドル
(参照)THE WORLD BANK Population, total、United Nations National Accounts - Analysis of Main Aggregates (AMA)、外務省 国・地域基礎データ、Numbeo Rankings by Country of Average Monthly Net Salary(After Tax)(Salaries And Financing)、The Economist The Big Mac index

フィンランド市場の訪日旅行(インバウンド)データ

訪日外客数推移(2014年~2022年):訪日フィンランド人は何人来ているのか

コロナ前の2019年までは、訪日フィンランド人客数は5年連続で増加し、ピークとなった2019年には2万9,437人を記録しました。一方コロナ後の2022年は4,608人と、北欧圏からの訪日客の中では標準的なペースで回復しています。

月別訪日外客数:訪日フィンランド人に人気なのは何月?

コロナ前の2019年までの傾向では、訪日フィンランド人観光客が多く日本を訪れるのは3月~6月と10月であることがわかります。訪日外国人から人気のお花見を楽しみに訪日するフィンランド人が一定数いそうです。また、教育機関の夏休みにあたる6月、秋休みにあたる10月にも訪日フィンランド人が増加しているといえそうです。

フィンランド市場のアウトバウンド(海外旅行)データ

フィンランド人の海外旅行者数の推移(2012年~2020年):フィンランド人の海外旅行需要は?

コロナ前の2019年までの6年間、フィンランド人の外国旅行者数はおおむね増加傾向にあり、ピークであった2018年には945万人を記録しました。しかし2020年には、パンデミックの影響を受け233万人まで急減しました。

フィンランドで人気の海外観光地ランキング:訪日旅行の競合となる国は?

国名過去五年間で最多の外客数
1位ロシア1,319,030人(2016年)
2位エストニア951,025人(2016年)
3位スペイン844,634人(2018年)
4位ドイツ337,567人(2019年)
5位ギリシャ324,112人(2019年)
(参照)日本政府観光局(JNTO) 訪日旅行データハンドブック 2022年より

フィンランド人に人気の外国旅行先のトップ5はロシア、エストニア、スペイン、ドイツ、ギリシャです。フィンランドはロシアに隣接しており、陸路でも入国できることが人気の理由となっているようです。