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    • ハイシーズンは春季と秋季
    • 滞在期間が長く、2週間以上の滞在が6割超
    • 円安による消費単価上昇に期待

インバウンドにおけるイギリス市場の特徴とは

訪日イギリス人数は2019年には約42万人でしたが、2023年には約32万人となりました。2023年、訪日イギリス人は一人あたり33万811円を訪日旅行時に使っています。また、訪日イギリス人のインバウンド市場で特筆すべき点は「ハイシーズンは春季と秋季」「滞在期間の長さ」「円安による単価上昇」の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

訪日イギリス人インバウンド市場、3つの特徴を解説

1. ハイシーズンは春季と秋季

コロナ前2019年までの傾向では、訪日イギリス人のハイシーズンは4月を中心とした春季、および10月を中心とした秋季でした。一年を通して気候が安定しないイギリスで暮らす人々は、訪日旅行の際には穏やかな時期を選ぶ傾向があるようです。

また、夏季と冬季にも訪日数の大きな落ち込みがそれほどみられないのも、訪日イギリス人の特徴の一つです。2023年もおおむね同じような傾向となっています。

2. 滞在期間が長く、2週間以上の滞在が6割超

イギリスは日本との時間距離が遠いことから、滞在期間が長くなる傾向があります。2023年第3四半期のデータでは、滞在期間でもっとも多いのが「14~20日間」であるほか、観光・レジャー目的に絞ると2週間以上滞在する人が6割を超えています。

長期の個人旅行の中に組み込んでもらえるような、高付加価値・高単価なアクティビティや商品を用意しておくことが有効であると考えられます。

3. 円安による消費単価上昇に期待

コロナ禍の間に、米ドルと同様にポンドに対しても円安が急速に進行しました。このことにより、訪日イギリス人の間では、よりランクの高い宿泊施設を選んだりなど、訪日旅行の予算を増やすような傾向も出てきているようです。それぞれの顧客に合わせてパーソナライズされた高付加価値・高単価なサービスを提供できるかが、訪日イギリス人観光客の消費額上昇のカギだといえるでしょう。

この続きから読める内容

  • イギリス人の特徴
  • イギリス人の性格・国民性
  • イギリス人と接するうえで気を付けておきたいマナー
  • イギリス人の親日度・日本語学習者数
  • イギリス人のスマホ事情:人気の機種やSNSは?
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