中国(中華人民共和国)は、東アジアに位置する国家です。人口は約14億人(2023年推定値)であり、インドに次ぐ世界第2位の人口となっています。約92%が漢民族であり、他に55の少数民族で構成されています。公用語は中国語であり、簡体字が用いられています。
2019年(コロナ禍前)の訪日中国人の数は全国籍で最多の約959万人で、インバウンド対策の「最重要国」とされてきました。
しかし、コロナ禍により2021年の訪日中国人数は4万人まで落ち込みました。さらに「ゼロコロナ政策」や航空便数の回復の遅れにより、コロナ禍後のインバウンド回復は他の国・地域と比較して遅れている状況です。
2023年の訪日外客数は約243万人と、国別で3番目に多くなりました。ただし、消費単価はかなり高い傾向にあり、2023年の旅行消費額は台湾に次ぐ2位でした。
多くのインバウンド事業者が中国市場のさらなる回復に期待を寄せています。
中国では、「Googleマップ」や「LINE」「Instagram」などのツールが使用できず、代わりに中国独自の「大衆点評」「RED」などが用いられています。そのため、中国市場への情報発信に中国独自のツールを活用するなど、他の地域とは異なるインバウンド対策が必要とされます。
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