アニメ・マンガはどうやってるるぶをインバウンドに活用すべきなのか?
「るるぶ」は日本の大手旅行代理店であるJTBが発行している旅行雑誌で、全国観光地やエリアごとに旅行ガイドブックが発行されています。
現在では「るるぶトラベル」としてインターネット上から自分で宿泊施設や新幹線や航空券などを予約できる旅行予約サイトも運営されており、日本のOTA(オンライントラベルエージェント)の代表的なブランドになりました。
運営会社のJTBがもつ旅行代理店としてのネットワークが生かされており、全国18,000軒以上の宿泊施設と提携しています。 また、JTBは「JAPANiCAN」と呼ばれるインバウンド向けのOTAサイトも運営しており、るるぶトラベルに掲載されている宿泊施設が英語や中国語といった言語にも対応しています。
2020年には世界各国で利用されてい宿泊予約プラットフォームである「Agoda」と業務提携を開始し、マーケティングの最適化やAIを用いた機械学習といった点でAgodaの技術をるるぶトラベルなどに反映し、よりユーザーにとって使いやすいサイトとして生まれ変わりました。
本記事では、クールジャパンの代表としてインバウンド需要を支えるアニメや漫画といったジャンルと「るるぶ」がどのようにコラボしているかという実例を紹介します。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >アニメ「ゆるキャン△」のるるぶ活用事例
ゆるキャン△とは、主に山梨県の実在の場所を舞台として、女子高校生たちが日常生活を過ごす様子と、すこし日常から離れてキャンプなどの野外アクティビティを楽しむ様子をゆるく描いた漫画です。
テレビアニメ化や実写ドラマ化、劇場版アニメ化などが展開されており、テレビアニメと実写ドラマはすでに2シーズン分がそれぞれ公開され、劇場版アニメも来年の公開が予定されているほど人気の作品です。
多くの企業とのタイアップやコラボ企画があり、キャンプなどの野外アクティビティを題材とし人気もあることから、林野庁や舞台となった山梨県や静岡県などの公的機関とのコラボも多いのが特徴です。 るるぶもゆるキャン△とのコラボ企画を2度にわたってリリースしています。 第一弾は2020年の4月で、るるぶがゆるキャン△アニメ1期に登場したキャンプ場などを網羅した公式ガイドブックを発表しました。
2021年の7月には公式ガイドブック第二弾として『るるぶゆるキャン△ SEASON2』が発売しており、アニメ第2期で登場した山梨県や静岡県の聖地をストーリーに沿って紹介しています。 ゆるキャン△は、クールジャパンを構成するアニメの中でも特に外国人からの人気が高い作品です。
旅行情報雑誌を代表する「るるぶ」から、ゆるキャン△の聖地巡礼を網羅した公式ガイドブックの発売されたことは、インバウンドを含めた多くの観光客をゆるキャン△に関連するスポットへと導くことになり、地域の活性化などに貢献するとみられます。
「訪日外国人向け温泉マナー」のるるぶ活用事例
観光立国という目標を掲げ、官民一体となってインバウンドの誘致を進める日本にとって、訪日外国人観光客数の増加は絶大な経済効果をもたらすと考えられます。
しかしながら、外国からの観光客ということもあり、日本の文化との摩擦が無視できなくなりつつあります。 中でも大きな課題として挙げられるのは、日本の温泉マナーの啓発です。
「るるぶ」と同じく、JTBが運営するインバウンド向け宿泊予約サイトである「JAPANiCAN.com」は、マンガを活用して温泉の入浴マナーを外国人にもわかりやすく解説する取り組みを始めました。 英語だけでなく中国語や韓国語に対応しています。
日本滞在時にインバウンドが快適に、そして日本の宿泊施設も負担なくインバウンドを受け入れられる下地づくりが今後ますます求められており、視覚的にわかりやすいマンガを活用したインバウンド向けの啓発活動は広がりを見せる可能性があります。
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