訪日中国人観光客とは、日本を訪れる中国からの観光客のことを指します。
2023年の訪日中国人数は韓国、台湾に次いで3番目に多い242万5,000人でした。コロナ前(2019年)は959万人で、日本にとって最大のインバウンド市場でした。
2024年6月の訪日中国人数は、66万900人(2019年同月比25.0%減)となっており、まだ完全な回復には至っていません。一方で、2024年4-6月期の訪日外国人消費額では、台湾や米国を大きく上回り、4,420億円で1位となっています。
コロナ前と変わらず中国は日本にとって重要な市場であり、中国の訪日需要が完全に回復した場合、インバウンド市場に大きな影響を与えると予想されます。
今後の需要回復にあたって、訪日中国人観光客を誘客するためには「モノ消費」から「コト消費」にシフトした価値観を踏まえたサービスの提供や、キャッシュレス対応、口コミサイトを活用した情報発信などの対策が求められています。
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