日本にすぐ近い国、台湾。台湾からは多くの観光客が訪れ、台湾人の行きたい国ランキングで、日本は常に上位に位置します。訪日台湾人観光客を相手にビジネスをする機会も増えていくでしょう。では、訪日台湾人観光客に人気の日本のお土産とは何なのでしょうか?
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訪日台湾人観光客の訪日旅行買い物ランキング
それでは、訪日台湾人観光客はどのようなものを訪日旅行中に購入しているのでしょうか。
費目別に分類し、購入率ランキングTOP3は、
- 菓子類:75.3%
- 医薬品・健康グッズ・トイレタリー:61.3%
- その他食料品・飲料・酒・たばこ:53.1%
といった品目になります。そのなかで、お土産としての性格の強い「菓子類」および「医薬品・健康グッ
ズ・トイレタリー」について解説していきます。
訪日台湾人観光客に人気の日本土産1:お菓子
旅行土産の定番と言えばやはりお菓子でしょう。持ち運びにも便利で、普通の食材より日持ちするものが多い。食べてしまえばなくなるので邪魔にならない。お菓子を渡されて喜ばない人はまずいません。
では、高級な日本のお菓子を渡せばいいのかというと、そういうわけではありません。高いお菓子ではなくても、台湾人の好みに合ったものをお土産として渡せば喜ばれるはずです。
訪日台湾人観光客に人気の日本のお菓子とは?
台湾から最も遠い日本の街は北海道です。また訪日台湾人観光客は、自国の気候から「雪」に特別な思いを寄せており、北海道旅行が人気となっています。
そのため、「白い恋人」や「白いブラックサンダー」、「じゃがポックル」といった人気の北海道限定土産が喜ばれる傾向にあります。また、「東京ばな奈」など、北海道以外でも、その土地限定のお土産も喜ばれる傾向にあるようです。そのほかには、和を感じられる抹茶味のお菓子も人気の模様。
訪日台湾人観光客に人気の日本土産2:薬、美容グッズ
日本の薬は台湾の薬より質が良いということで、訪日台湾人観光客に人気のお土産となっています。「質が良い」とはいっても、医師に処方された特別な薬などではなく、ドラッグストアーで販売されている市販の薬が人気となっています。また、美容グッズも人気のようです。
訪日台湾人観光客に人気の日本の薬、美容グッズとは?
日本の薬も台湾で購入することができます。しかしながら、台湾で買おうとすると、関税や輸出入にかかわるマージンで高価になってしまいます。そのため、日本の薬は、基本的にどの種類でも、お土産として喜ばれます。
なかでも人気なのは虫刺され薬の「ムヒ」や「ウナクール」です。暖かい台湾は蚊が多いものの、自国での定番かゆみ止め薬といったものがなく、日本の虫刺され薬の効きが良いと評判となりました。
美容系では、やはり自国産の定番品が存在しないものに人気が集まります。例としては「休足時間」。台湾の特に都市部ではバイクでの移動が多く、あまり「歩く」という習慣がありません。そんななか、訪日旅行で歩き疲れて「休足時間」を使ってみたら感動し、お土産として自国に買って帰ったことで広まりました。
訪日台湾人観光客が買っていかない・渡してはいけないお土産とは?
お土産にはとりあえず高価なものを渡しておけばいい、だから高価で日本らしいものが、訪日台湾人観光客にもお土産として人気だ、と思っている方は要注意です。
いくら高価で質が良くても、文化の違いから、訪日台湾人観光客に人気のないものがあります。
台湾人はお土産にも縁起を気にする
例えば、日本でも菊の花は葬式を連想させるからタブーと言われているように、台湾人にも文化の理由からタブーとされているお土産があります。
靴や置時計、扇子やハンカチは、一見お土産として渡すと喜ばれそうですが、台湾では発音上、不吉な言葉に似ていたり、連想される意味合いが良くないことがあったりするため、タブーとされています。
まとめ:お土産の人気の理由や文化的背景を理解しよう
お土産は高級なものを渡せば喜ばれる、というわけではありません。相手のことをきちんと考え、相手の喜びそうなものを渡すということに関しては、国境は関係ありません。
しかしながら、それぞれの国でのブームや人気、また文化的背景からのタブーなどは違っており、人気のお土産は、それぞれの国によって異なります。インバウンドビジネスとして訪日台湾人観光客向けのお土産商品戦略をとる場合、どの商品がお土産として人気なのか、また何故それが人気なのかを把握することは重要です。
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訪日台湾人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日台湾人観光客
インバウンド施策をしていく上ではターゲットとなる方々がどのような特性や国民性を持っているのかを知るのは非常に重要です。このページでは台湾人は国として国民性としてどのような特徴や特性を持っているのか、訪日台湾人は日本国内でどのような行動を取っているのかを実際のデータを元に紐解いていきたいと思います。
訪日台湾人観光客の特徴
親日家が多いことで知られる台湾は、中国に次いで世界で2番目に日本観光が盛んな地域です。訪日台湾人観光客はテレビ番組などから日本の最新情報を入手していることが多く、人気のエンターテイメントや話題の商品についてよく知っています。
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→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
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