近年インバウンドビジネスの高まりとともに、インバウンド向けに外国語で日本の観光スポットや日本文化などを紹介するWebサイトやメディアが増えてきています。
観光庁によれば、訪日外国人観光客は、日本を訪れる前にスマホやパソコンを用いてインターネットから情報収集をしています。多くのインバウンド向けWebサイトやメディアがある中で、訪日外国人観光客は実際にはどれを見ているのでしょうか。
本編では、WEBサイトのアクセス解析ツール「SimilarWeb」を活用して、月間訪問者数を基にランキング形式で人気のインバウンド向けWebサイト・メディアを紹介します。
なお、訪問者数については記事執筆時2016年7月現在の数値です。また、Time Out Tokyoやlonely planetは同一ドメインで他国の観光情報も掲載しているため、純粋に「日本の観光情報を求めて訪問した人」の集計ではないものの、人気度の参考にはなるでしょう。
追記(2016/07/26):訪問者数TOP11〜20もまとめました。こちらも同様に、SimilarWebを活用して、月間訪問者数をもとにランキングを作成し紹介しています。
【続編】インバウンド向けサイトまとめ:訪日外国人観光客メディアの訪問者数ランキングTOP11〜20
先日の記事「訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP10」が好評でしたので、その続編として、TOP11から20までをご紹介します。最近のインバウンド市場の盛り上あがりにしたがって、訪日外国人観光客向けに日本の観光情報や日本文化を紹介する「インバウンドメディア」が増えてきています。観光庁が発表する訪日外国人の消費動向調査によれば、訪日外国人観光客は、訪日観光の情報収集をスマホやパソコンを使ってホームページから情報収集をする割合が高い傾向にあります。それでは、実際にはどのメ...
担当者が知っておくべきインバウンド向けメディア8選|訪日外国人観光客向け各サイトの特徴を解説
インバウンドメディアはインバウンド誘致や対策のために、非常に重要です。訪日外国人観光客が年々伸びている昨今、正しい情報を目的に合う形で収集する能力が求められています。この記事では、各インバウンドメディアの特徴を解説します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!訪日ラボに相談してみる目次1. JNTO2. LIVE JAPAN3. 去日本4. 樂吃購!日本(ラーチーゴー!日本)5. japa...
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1位:Time Out Tokyo ー 月間1890万人
「Time Out Tokyo」は「Time Out」という全世界のローカル情報に特化したメディアの東京版です。「今日」「今週末」の東京でのアクティビティを探すことができます。
元はイギリスロンドンからスタートし、現在では世界85都市、37カ国で展開している外国人にとって馴染みのあるメディアです。東京のローカルな情報や旬なイベント情報を配信しているため、欧米文化圏を中心とした体験型旅行スタイルのの旅行者にとっては貴重な情報ばかりとなっています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://www.timeout.com/tokyo |
月間訪問者数 | 1890万人 |
対応言語 | 日本語、英語 |
2位:lonely planet ー 月間1420万人
世界で一番有名なガイドブック「Lonely Planet」のWEBサイト版です。街中を歩く訪日外国人観光客が手に持っているのを見かけた方も多いのではないでしょうか?
日本で言う所の「地球の歩き方」の全世界版で、世界中の国や地域の歴史、文化、気候、言語などの基本情報が充実しています。いわゆる提灯記事や記事広告は一切行わない方針で、WEBサイト版においては特定の条件を満たした場合にバナー広告などが掲載できる模様。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | https://www.lonelyplanet.com/japan |
月間訪問者数 | 1420万人 |
対応言語 | 英語、ドイツ語、イタリア語 |
<関連>
外国人向け旅行ガイドブック「ロンリープラネット(Lonely Planet)」とは
街中で青色の辞書ぐらいのサイズの本を持って何かを探している欧米系外国人観光客ーそんな姿を見たことはないでしょうか?彼らが持っているのは「ロンリープラネット(Lonely Planet 略称:ロンプラ)」というガイドブックです。海外旅行のガイドブックといえば、日本では「地球の歩き方」が有名ですが、世界規模で見ると「ロンリープラネット」は海外旅行者向けガイドブックとして世界一のシェア率を誇ります。訪日ラボでの記事でも「訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP10」や、その他...
3位:japan-guide.com ー 月間390万人
「japan-guide.com」は1996年老舗の外国人観光客向けメディアです。日本の観光と日本での生活情報を数多く紹介しています。
日本人による日本の情報。日本国内の観光情報から日本の食べ物などの由来、最新の日本カルチャーまで幅広くカバーしており、日本を訪れる外国人観光客には最良のガイドとも言えます。エリア別に人気の場所を探せるなど、情報がきちんと整理させていて見やすことが特徴。
タイトル | 内容 | |
---|---|---|
サイトURL | http://www.japan-guide.com/ | |
月間訪問者数 | 390万人 | |
対応言語 | 英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語 |
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4位:樂活的大方@旅行玩樂學~ ー 月間300万人
訪日台湾人観光客が日本旅行の際に参考にしている情報源として人気のブログです。訪日台湾人観光客が日本での旅行先を検討するとき、必ずといっていいほど閲覧されていたサイトと言われています。
旅行先に関する細かい情報が、大きなと写真とともに載っており、情報量が非常に豊富なことが特徴。また、リンク集で「おすすめホテル10選」などの情報も掲載されているなど、訪日台湾人観光客にとっての日本旅行の情報収集のハブサイトとして機能している模様。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://lohas.pixnet.net/blog |
月間訪問者数 | 300万人 |
対応言語 | 中国語(繁体字) |
5位:Tokyo Otaku Mode Otaku News ー 月間270万人
日本のオタクグッズを取り扱うオンラインショップ「Tokyo Otaku Mode」が運営するメディアです。世界に向けて、日本のオタクカルチャー、ポップ・カルチャー、Kawaiiカルチャーを日々発信しています。
アニメや漫画、フィギュアといったオタクグッズに関する記事はもちろんのこと、邦楽アーティストのライブ情報といったイベント情報や日本文化まで、あらゆる「クール・ジャパン」に関する情報を取り扱っています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://otakumode.com/news |
月間訪問者数 | 270万人 |
対応言語 | 英語 |
6位:JNTO ー 月間160万人
日本政府観光局(JNTO)が運営する公式サイトです。日本政府公式の観光情報というだけあって、あらゆる国の訪日外国人観光客が旅行先を決めるのに参照しています。
特徴はなんといっても言語対応の豊富さ。英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語などのインバウンド主要国の言語はもちろんのこと、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、ベトナム語、ポルトガル語、ロシア語、イタリア語、スペイン語、アラビア語といった15言語に対応しています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://www.jnto.go.jp/ |
月間訪問者数 | 160万人 |
対応言語 | 英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語など15言語 |
7位:Tofugu ー 月間150万人
「Tofugu」は2008年に大学の授業の一環として始まったサイトです。日本語学習者向けにイラストベースで日本文化の紹介をしています。
1記事1記事が非常に丁寧に作られており内容がハイクオリティでボリューミーなことが特徴。1記事あたり3万字を超えることしばしばあり、トピックの内容も多岐に渡っていて、日本人でも知らないような話題が満載です。もちろん観光情報についても取り扱っていますが、こちらも文化に重きを置いた構成となっています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://www.tofugu.com/ |
月間訪問者数 | 150万人 |
対応言語 | 英語 |
8位:TSUNAGU JAPAN ー 月間150万人
「TSUNAGU JAPAN」は日本の誇れるモノ・コトを世界に発信するキュレーションメディアです。日本の文化や日本語学習のヒントになるような記事を発信しているのが特徴。
それぞれ記事は質、ボリューム共にハイレベルで「読者(外国人)目線」を大事にしながら、訪日観光情報やショッピング情報、日本文化に関する情報などを発信しています。 2015年9月からは、台湾の大手ニュースポータルサイトの風傳媒(Storm Media Group)とも提携し、記事提供も開始しています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | https://www.tsunagujapan.com/ |
月間訪問者数 | 150万人 |
対応言語 | 英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語 |
9位:GO TOKYO ー 月間110万人
「GO TOKYO」東京観光財団という公益財団法人が運営しています。東京に特化して観光情報を配信しています。
観光地やイベントカレンダー、グルメスポットといった情報はもちろんのこと、電車やバスといった公共交通機関の使い方も案内していることが特徴。また買い物スポットは新宿や銀座といったエリアごとに紹介しています。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://www.gotokyo.org/ |
月間訪問者数 | 110万人 |
対応言語 | 英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、フランス語 |
10位:樂吃購!日本(ラーチーゴー!日本) ー 月間65.41万人
訪日台湾人観光客に人気のメディア「樂吃購(ラーチーゴー)」。「樂吃購」とはURLでもお分かりの通り「レッツゴー」を意味します。
台湾では観光ガイド本を買って読むよりもインターネットでメディアや個人のブログ、SNSで観光の情報収集するスタイルが一般的です。その情報収集先としてもっとも人気なサイトのうちの一つがこの樂吃購です。台湾人向けメディアなので、言語は繁体字のみの対応。
タイトル | 内容 |
---|---|
サイトURL | http://letsgojp.com/ |
月間訪問者数 | 65.41万人 |
対応言語 | 中国後(繁体字) |
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観光庁がまとめている訪日外国人消費動向調査によると、2017年はインバウンド消費が初めて4兆円を越えました。その中でも 台湾の消費額は、中国に次ぐ5,744億円となっており、インバウンド市場の中でも第2位のシェアを誇る巨大な市場 となっています。さらに、JNTOがまとめている2017年の年間訪日外客数ランキングを見てみると、台湾人は3番目に多く日本に訪れています。このように、台湾はインバウンド市場の中でも注目すべき国です。しかしながら、台湾へアプローチしたいと思った時に、何から始めたら良い...
追記(2016/07/26):続編として、TOP11〜20もまとめたので、是非参照下さい。
【続編】インバウンド向けサイトまとめ:訪日外国人観光客メディアの訪問者数ランキングTOP11〜20
先日の記事「訪日外国人観光客向けメディアまとめ:訪問者数ランキングTOP10」が好評でしたので、その続編として、TOP11から20までをご紹介します。最近のインバウンド市場の盛り上あがりにしたがって、訪日外国人観光客向けに日本の観光情報や日本文化を紹介する「インバウンドメディア」が増えてきています。観光庁が発表する訪日外国人の消費動向調査によれば、訪日外国人観光客は、訪日観光の情報収集をスマホやパソコンを使ってホームページから情報収集をする割合が高い傾向にあります。それでは、実際にはどのメ...
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