アメリカなどではほとんどの商業施設が独自にフリーWiFiを提供しています。海外と比較して町中のフリーWiFiが少ないと思われている日本ですが、実際のところどうなのでしょうか?訪日外国人観光客が来日時に使用出来るWiFiサービス、フリーWiFiについて見ていきましょう。
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フリーWiFiホットスポットを利用する
近年は訪日外国人観光客向けに、日本でもフリーWiFiスポットが増えており、国際空港、山手線などの駅の他にバス、観光名所、商業施設などでもフリーWiFiが利用可能。こうしたフリーWiFiスポットに簡単に接続するためのサービスも登場している。
Japan Connected-freeWi-Fi
アプリをインストールすると現在地を中心に近くにあるWiFiスポットが表示され、約140,000箇所の利用可能エリアでConnectボタンを押すと、個別の登録などの手続きなしにすぐに利用が可能。また、観光地を中心にWiFiスポットのオフラインマップも用意されている。
Travel Japan Wi-Fi
2週間無料で使用可能で可能。無料で使えるエリアは約60,000箇所。JALを含むパートナー企業から「プレミアムコード」を受け取ると、使用可能エリアは200,000箇所を超えるという。
DL数200万突破 外国人目線のインバウンドプロモーションと位置情報による動態分析を可能にする「TRAVEL JAPAN Wi
昨月の2017年6月のインバウンド市場は、前年同月比18.2%で約235万人の訪日外客数で、上半期だけでも約1,376万人となりました。来月以降はインバウンド市場が最も盛り上がる夏休み・バカンスシーズンとなり、このままのペースで行けば今年の訪日外客数は2,800〜3,000万人に及ぶ見込みで、ますます期待が高まってきています。この様にインバウンド市場の”母数”が着実に、かつ急速に増加しつつあるなか、にわかに注目を集めているのがインバウンドに関するビッグデータ分析です。通信会社による位置情報...
また、Travel Japan Wi-Fiは利用ユーザーのWi-Fi接続履歴・スマホのGPS位置データからデータ取得サービスを展開しています。
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Free Wi-Fi Passport
2週間無料で使用が可能。400,000箇所に及ぶソフトバンクのホットスポット(レストラン、カフェ、駅、ホテル、)で利用可能。
日本に到着する前にポケットWiFi/SIMカードを予約して空港、ホテルで受け取る
これは文字通り日本に到着する前にネット上でポケットWiFiやSIMカードを借りるサービスを選択、クレジットカードやPaypalなどで決済をした後に、実際のポケットWiFiやSIMカードを空港やホテルで受け取るというもの。利用にはパスポートのコピーなどを事前に送信する必要がある。
Japan rail pass
ロンドンに拠点を置くJapan Experienceがサービスの一部としてポケットWiFi、SIMカードの貸し出しを行っています。この企業は他にもチャージ済みSUICAやPASMOカードの販売、空港バスのチケット販売なども行っています。
ププル
株式会社ププルインターナショナルは訪日外国人観光客向けにポケットWiFi、プリペイド携帯電話などのレンタルを行っています。訪日外国人観光客向けにサービス動画も公開しており、オフィシャルブログも英語で更新するなどしています。
Global Advanced Communications
Global Advanced Communications LLCが提供するサービスで、ポケットWiFiとデータカードのレンタルが可能です。最大165Mbpsのダウンロード速度を誇る超高速インターネット通信が特徴で、訪日外国人観光客はもとより、一時帰国者にも人気が高いサービスです。
Japan Wireless
Destination Japan Inc.が運営するサービスで、ポケットWiFiのレンタル、プリペイドSIMカードの販売を行っています。最大で187Mbpsのダウンロード速後を誇り、国内最速と謳っています。
空港内のフリーWiFiを使用する
空港に到着した後にすぐに使用出来る空港内のフリーWiFi。羽田空港、成田空港ともにフリーWiFiを完備している。
羽田空港 国内線第1・第2旅客ターミナル館内全エリア
羽田空港では、無料でインターネット接続サービスを利用出来る無線LANサービスの提供をしています。
成田空港 第1・第2・第3ターミナルの出国手続き後のエリアを含む館内全エリア
2010年6月より、無料で利用できる無線LANサービスを順次提供。
空港内でWiFiルーターをレンタルする
空港内に営業所を構えるWiFiルーターレンタルショップでWiFiルーターをレンタルする方法。海外用と国内用の2種類の事業者が営業所を構えているケースが多い。
羽田・成田空港内(国内用WiFIレンタル事業者)
- JAL ABC
- WIFI-HIRE
- GLOBAL WiFi(NINJA WiFi)など
その他のフリーWiFiスポット
訪日外国人観光客向けに整備されているものもあれば、そうでないものも存在する。訪日外国人観光客向けのサービスは登録画面などが英語、なおかつ登録の手順が簡単だが、そうでないものは登録画面が日本語しかない、なおかつ非常にわかりにくいものが多く、今回紹介したもの以外にも多数存在する。
富士山
外国人観光客向けに無料WiFiを提供する産官民一体の「Fujisan Free Wi-Fiプロジェクト」が提供しているもの。現在1,137箇所で利用が可能。
コンビニ
- セブンイレブン
- 全国のセブン&アイグループ約15,000店舗で利用が可能。1日につき3回、1回あたり60分使用可能
- ファミリーマート
- 全国約10,000店舗以上で利用が可能。1日につき3回、1回あたり20分使用可能
- ローソン
- 全国約9,000点以上で利用が可能。利用回数や時間に制限はないものの、Pontaの会員のみが利用可能。
喫茶店・店舗
- スターバックス
- 全国の900店舗以上で利用が可能。1回のログインで利用出来るのは60分までだが、繰り返しログインすることで何度でも利用が可能。
- マツキヨ
- マツモトキヨシで爆買いをする訪日外国人観光客向けに提供を開始。現在25店舗でフリーWiFiを提供している。
- 全国300店舗以上の全店でフリーWiFiを提供。こちらも訪日外国人観光客をターゲットとしており、認証などが必要なくすぐに使用出来る。
- ヨドバシカメラ
- 全国の22店舗で利用可能。こちらも登録は不要ですぐに利用が可能。
まとめ
一昔前に比べると日本でもフリーWiFiが随分と増えてきましたが、訪日外国人観光客向けに整備されたもの(メニューが英語、登録作業などが無く、インターネットに繋ぐまでの工程が短い)とそうでないもの(日本語のメニューしかなく、登録作業が面倒で、実質的に訪日外国人観光客は使えない)の違いは大きいままです。
そのため、訪日外国人観光客には Japan Connected-freeWi-Fi などのアプリをインストールするだけの 簡単なもの が好まれています。訪日外国人観光客にとってフリーWiFiは公共交通機関と同じような、あって当たり前の感覚のサービスです。今後も幅広い場所での整備が期待されます。
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