越境ECで商品を販売する時、海外向けのサイトを作成する際に必要なのがサイトのローカライズ、そしてショップや商品情報の翻訳です。この際に重要になってくるのが、翻訳された内容の正確性です。
日本でECサイトを運営する際も同様ですが、価格と納期が同じだとしたら、通常は消費者は商品情報や画像、レビューなどの情報量で信頼出来るサイトかどうかなどを判断します。それでは実際にどのような形でECサイトの情報を翻訳すれば良いのでしょうか?
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
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翻訳サービスに依頼する
ECに限った話ではなく、政府系の発表、研究文書、製品パンフレットなどの翻訳をしている企業は日本中に多数存在します。そうした企業に相見積もりを行い、過去実績や料金などからサイト内文章、規約から商品情報まで一括して翻訳を依頼してしまうのが一番確実で納期も短く済むでしょう。
翻訳サービスを行っているサイトの例
ケースクエア
https://www.t-transjp.com/about.html
技術翻訳を謳うケースクエアは、独立行政法人、メーカー、官公庁も利用することからも品質の高さが伺えます。また、翻訳言語を英語のみに絞り、専門性を高めており、料金も1字あたり10円〜とリーズナブルになっています。さらに初回無料翻訳トライアルということで、英字200文字ほどをトライアルとして、仕上がりの品質確認をする事も可能となっています。
WIPジャパン
https://japan.wipgroup.com/
多言語ビジネス支援 No.1を謳うWIPジャパンは、世界139言語の多言語翻訳に対応しており、大手メーカーや官公庁も利用している実績があります。また、多言語WEBサイトの制作も行っており、翻訳からコンサルタント業務まで対応出来るという特徴があります。
idaの対応言語は80言語、WEBサイト制作や、インバウンドマーケティングサイト構築なども行っています。海外向けSEOの専門業者とのパートナーシップによる、海外SEO対策なども行っています。
スピード翻訳 by GMO
https://quicktranslate.com/
24時間365日オンラインからの発注が可能で、最短30分での納品が可能と謳うGMOのスピード翻訳。スピード翻訳に登録している翻訳者に依頼をする通常の形と、3年以上プロの翻訳者として活躍する翻訳者に依頼が出来るコンシェルジュ翻訳などがあります
クラウドソーシングに依頼する
記事の執筆、商品情報の作成、ロゴ作成などでも利用出来るクラウドソーシングですが、当然翻訳を強みとしたサービス、作業者もいます。専門性の高い翻訳サービスに依頼するよりも比較的低価格で翻訳を依頼することが出来る場合もありますが、どのような作業者が作業を行うのかによって品質のばらつきが大きい、自社に適切な作業者を見つけるための労力が大きいなどの問題もあります。
クラウドソーシングサイトの例
Gengo
https://gengo.com/ja/
WEBサイトの多言語翻訳を行うGengoは、世界135ヵ国以上にいるトランスレーターが35カ国を超える言語の翻訳に24時間体制で対応することを特徴としているサービスです。Webサイト上の注文フォームからの依頼と、APIによる大量のテキストファイル形式での依頼などが選べます。
conyac
https://conyac.cc/ja
世界中にいる80,000人のバイリンガルユーザーに翻訳を依頼する事が出来ます。1文字1円〜という業界最安価格が特徴です。WEBサイトからの直接依頼、conyacが翻訳者をコーディネートする形、API経由での依頼など、複数形式での依頼が可能となっています。
ランサーズ
http://www.lancers.jp/
あらゆるフリーランサーと発注者を結ぶ、日本最大規模のクラウドソーシングサイト。認定ランサーという評価の高いフリーランサーに依頼を行うことなども可能となっている。他の翻訳専門サービスに比べて翻訳相場は安め。
クラウドワークス
https://crowdworks.jp/
会員数112万人を誇る、ランサーズと並ぶ日本最大規模のクラウドソーシングサイト。専任担当が品質保証を行う、クラウドワークスエンタープライズというプランも登場している。
自社で翻訳担当者を採用する
自社内で翻訳を行うリソースがないために外部に作業を依頼することがほとんどですが、翻訳担当者を採用するというのも手段の1つです。適切な能力を持った社員を採用するという手間は大きいですが、当然外部企業に依頼するよりも細かい注文が可能ですし、細かいニュアンスや商品知識を活かした翻訳などが期待出来るでしょう。
まとめ
越境ECサイトの翻訳について見てきましたが、正確性を誇る翻訳サービス、良い作業者と縁があれば比較的低価格で継続的に依頼が出来るクラウドソーシングという言い方が出来ますが、正確性が絶対的に必要な利用規約、効能などの翻訳は翻訳サービス、専門性がさほど必要とされない翻訳に関してはクラウドソーシングという使い分けも出来るでしょう。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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