2016年11月2日、日本政府観光局(JNTO)により、2016年1月から10月までの訪日外国人観光客数が2,000万人を超えたとの報道発表がありました。
訪日外国人観光客数は異例のペースで増えており、JNTOは2020年の訪日外国人観光客数4,000万人誘致を目指して、これからもインバウンド誘致に向けた取り組みを加速させていくとしています。
「インバウンド誘致」はホットなキーワードになっているという背景から、国内では訪日外国人観光客向けアプリやサービスが続々とリリースしています。
今回は、その中の一つであるインバウンドを受け入れている宿泊業者向けのサービス「Bebot」のサービス内容をご紹介します。
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宿泊業者のインバウンド対策に最適?Bebotとは?
株式会社ビースポークが提供する「Bebot」とは、インバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービスです。
訪日外国人観光客を受け入れる宿泊業者(ホテル、旅館、ゲストハウス、民泊事業者)などに役に立つサービスです。
今回取り上げているインバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービス「Bebot」を利用することで具体的に何が可能になるのでしょうか?
[特徴]AIを通じてインバウンドからのリクエストに24時間・365日チャット形式で対応可能
インバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービス「Bebot」では、スマートフォンを介して、訪日外国人観光客へ宿泊施設周辺の道案内から地元でおすすめのお店、アクティビティー、人気スポット情報など、様々なリクエストにチャット形式で24時間・365日リアルタイム対応することができます。
「Bebot」を運営する株式会社ビースポークが、同じく運営する訪日外国人観光客と地元住民のマッチングサイト「LEVART」内で発生した訪日外国人観光客からのリクエストなどをテキストデータとして解析。それらのインバウンドから寄せられるリクエストをAIが処理し、「Bebot」のチャット機能に活用しています。
2017年1月26日には新機能を追加し、インバウンドからの
- 日本や日本文化に関する一般的な質問
- 従来の英語対応に加え、フランス語・スペイン語
- 宿泊・館内に関する質問やリクエスト
にも対応したとのこと。
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アクセスコードを訪日客に付与→訪日客は自身が利用するメッセージツールを通じて利用が可能
インバウンドを受け入れる宿泊施設は、「Bebot」の導入後、
- 訪日外国人観光客のチェックイン時に、「Bebot」のアクセスコードを渡す
- 訪日外国人観光客は普段利用しているFacebook Messengerなどツールを通じて「Bebot」を利用
することにより、チェックアウト時まで訪日外国人観光客からの多岐にわたるリクエストに応えることができます。
インバウンドを受け入れる宿泊業者にとってのメリットとは?
宿泊業者は、インバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービス「Bebot」を導入することにより、訪日外国人観光客にコンシェルジュが同伴しているような安心感を提供することができるため、宿泊した訪日外国人観光客の満足度向上・口コミの増加につながります。
また、新機能を搭載したことにより英語だけではなく、これまではなかなか外国語対応が行き届かなかったフランス語・スペイン語にも対応することができます。
訪日外国人観光客の宿泊施設周辺での行動・趣味・趣向データが入手することも可能に。それに加え、外国人スタッフを雇用するより低リスク・低コストなため、あらゆる形態の宿泊施設にとって利便性の高いサービスになっています。
月額費用は74,000円から:初期費用は問い合わせが必要
インバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービス「Bebot」の月額費用は74,000円からです。
初期費用に関しては、各宿泊施設の総部屋数、空室率、インバウンド率により異なるため問い合わせが必要となるとのこと。
まとめ:宿泊業者のインバウンド対策の決定版となるか
今回ご紹介してきた株式会社ビースポークが提供するインバウンド宿泊者向けのコンシェルジュ型サービス「Bebot」。
スマートフォンを介して、訪日外国人観光客へ宿泊施設周辺の道案内から地元でおすすめのお店、アクティビティー、人気スポット情報など、様々なリクエストにチャット形式でリアルタイム対応することができます。
インバウンドからのリクエストにリアルタイムで対応してくれることや、外国人スタッフを雇うより低リスク・低コストであること、多くの訪日外国人観光客が利用しているメッセンジャーアプリ「Facebook Messenger」でのサービス利用が可能であることから、日本国内の宿泊業者にとって利便性の高いサービスになっています。
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<参照>
- 株式会社 ビースポーク プレスリリース:ホテル革命!外国人宿泊客向け人工知能ガイド「Bebot」、サービス大幅拡大ホテル革命!外国人宿泊客向け人工知能ガイド「Bebot」、サービス大幅拡大~宿泊施設の外国人向けコンシェルジュ業務を人工知能でサクサク解決。館内案内も可能に~
- 株式会社 ビースポーク :Bebot公式ホームページ
- 株式会社 ビースポーク プレスリリース:世界初!人工知能を活用した宿泊施設向け英語チャットコンシェルジュ「Bebot」の1ヶ月無料キャンペーンの受付を開始~宿泊施設が抱える外国人向けコンシェルジュ業務を人工知能で対応可能に~
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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