[株式会社Eプレゼンス]
サミット終了後の三重県四日市市にて、海外からの観光客に「満足」していただきたい飲食店&観光&宿泊施設の皆様に向けにインバウンド研修を開催した。地方で先進的なインバウンドに成功しているヒーロー(先駆者)にインバウンドの現状と、外国人観光客の「ツボ」を教えていただいた。アンケート結果では「予想以上に良かった」「もっと聞きたかった」という声が多数あがるとともに、三重県中・南勢部でも開催を求む声が聞けた。
三重県でインバウンド関連情報サイト(インバるガイドMie https://mie-inbound.com)の運営、およびコンサルディングを行う㈱Eプレゼンス(同県四日市市)は、去る2月28日、地方で活躍する団体・企業から講師を迎え、各地のインバウンド対策ついてレクチャーして頂くセミナーを開催しました。当日は、飲食店や観光・宿泊施設だけでなく、交通や金融などのサービス業、行政関係者、伝統工芸職人など多彩な参加者25名が集まり、インバウンドビジネスに対する関心度と期待の高さを感じさせるものとなりました。
今回は、セミナー講師に忍者発祥の地として世界的に注目を集める伊賀上野観光協会の安田聡志氏と、クルーズ船の寄港地として外国人旅行者が急増している福岡市から民間企業運営による観光案内所『SUiTO 福岡』の七條芙美氏の2氏をお招きしました。
※伊賀流忍者博物館 http://www.iganinja.jp/
※SUiTO FUKUOKA http://suito.inboundhub.jp/
両氏とも地方で盛り上がるインバウンドの熱気をお伝え頂くとともに、外国人観光客から寄せられる様々なニーズやクレームについて、また体験型の教室やツアーの実施など新しい試みも披露していただきました。両氏の実体験に基づくお話は工夫やアイデアが詰まったもので、現場に携わる人だからこそ聞ける「生」の声に参加者もメモや写真をとりながら熱心に耳を傾けていました。
途中、グループディスカッションもはさみながら、講義後は講師と参加者同士の名刺交換会も行われ、インバウンドをテーマに新しいビジネスチャンスが期待される有意義な時間となりました。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
― セミナー内容(一部紹介) ―
●「三重県中勢インバウンドの『今』 ~世界から伊賀忍者に集まる観光客~」
一般社団法人伊賀上野観光協会 企画課長補佐/伊賀流忍者博物館 館長補佐
安田聡志氏
2003年に社団法人伊賀上野観光協会に入社。「伊賀忍者」を切り口に情報発信、受入整備を担当、伊賀市への誘客に努めています。
2006年から協会単独で海外プロモーションを実施し、手応えを感じてきました。2012年から三重県の海外誘客キャンペーンに参加させていただき、2013年には県の協力も得て『美杉リゾート』、『伊賀鉄道』、『名阪上野忍者ドライブイン』とタイアップした体験型の旅行商品「忍者パック」を売り出すなど、単独でやっていた時よりも近年の方がチャンスが広がっている気がします。
インバウンドでは「個(点)」がそれぞれ頑張ることはもちろん大事ですが、点だけで頑張っていても距離が離れれば離れるほど見えにくくなります。はるばる海外からみえるお客様なら尚更でしょう。だから、大きな面(エリア)で見てもらえるように取り組むことが大切です。
●「インバウンド先進都市 ~福岡市の先駆者に学ぶ成功&失敗事例~」
SUiTO 福岡 女将/株式会社イースト
『SUiTO FUKUOKA』は「日本人も外国人も集まれるインフォメーションセンター(観光案内所)を作りたい」という思いでオープンしました。『SUiTO』は観光案内所としてだけでなく、「和文化体験」「飲食店・物販」「レンタルスペース」「イベント実施」の機能を持たせています。複数の機能を追加することによって、①わざわざ探してでも行きたいと思わせるユニークな施設になれること、②飲食・物販のほかに体験予約サイトを通じて販売チャネルの増加につながること、③滞在時間が長くなる体験やイベントはお客様とのコミュニケーションが深まり、それが口コミやリピーターにつながる…といった様々な可能性が広がります。
近年は、海外の大手企業がチーム内の結束と親交を図る『チームビルディング』を目的に『SUiTO』の飲食店やイベントスペースを使ってくれるようになりました。このようにお客様が新しいチャンスを教えてくれたおかげで、『SUiTO』をMICEや社員旅行を企画する旅行会社にも提案できるようになってきています。
― アンケート結果 ―
1)外国人観光客はたくさん来ていますか
・たくさん来ている 3
・少し来ている 8
・まだ全くきていない 1
2)外国人観光客への取り組み
・数年前から取り組んでいる 8
・最近取り組み始めた 7
・今年からスタートしたい 1
・未定 0
3)外国人観光客向けにしていること
・SNSやHPを使た情報発信 5
・楽しんでもらう取り組み 2
・シェアしてもらう取り組み 1
・その他
・英語のできるスタッフを追加
・HPの多言語化
・免税
・外国人観光客向けのガイドマップ作成
・観光プランを旅行者を通じて提案している
4)第一部の感想
・予想以上に参考になった 5
・よかった 9
・もっと聞きたかった 2
◆メッセージ
・誘客、受け入れ環境についてとても参考になった
・三重県での取り組みを知ることができてよかった
5)第二部の感想
・予想以上に参考になった 8
・よかった 7
・もっと聞きたかった 2
◆メッセージ
・もっとリスクマネージメントを探りたい
・インバウンドだけでなく国内旅行者にも生かせる内容も多く良かった
・外国の文化に対してどういったターゲットを考えて動くかなど、多くのことを学べた
・「ターゲットを定める」の話とワークが印象に残り今後実践していきたいと思った
・ご自身が海外生活を経験されているため説得力があった
・文化の違いがあることを全く考えていなかったので「マナーが悪いなぁ」と思っていたが、今後はもっと広い視野を持とうと思った
・今まで対象を絞って考えることがなかったのでいい勉強になった
6)セミナー全体の感想
・とてもよかった 10
・よかった 7
◆メッセージ
・他県でのインバウンドへの取り組みについて理解を深めるとこができた
― セミナー開催概要 ―
日時:2017年2月28日(火) 13:30~16:30
会場:四日市商工会議所
主催:株式会社Eプレゼンス
告知Webページ:https://mie-inbound.com/archives/757
告知チラシ:https://mie-inbound.com/wp-content/uploads/2017/02/inbound2017.pdf
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― 株式会社Eプレゼンスについて ―
地域・業界をリードする中小企業の成長を促進するために、「IT×女性×情報のチカラ」を活用し、女性ばかり(2017年2月現在)で自ら様々な事業を行う「WEBで成果を出すブランドコンサルティング会社」です。(https://www.e-presence.jp/)
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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