日本政府観光局(JNTO)の情報によると、2016年に日本を訪れたドイツ人は183,300人でした。これはイギリス、フランスに次いでヨーロッパの中で第3位の数値です。それではドイツ人観光客をおもてなしする上で、飲食店が気をつけるべきポイントはどのようなものなのでしょうか?
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ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
ドイツ人の食事に対する考え方
- 食事の量よりも質を意識し、美食、食文化に対する関心は非常に高い
- 他国の食文化、地方の名産品、特産品などを特に好む
- 日本の伝統的な場所で食事を楽しみたいという意識が強い
ドイツ人の食事の際のマナー
- ナイフとフォークを使って食事をする。
- 音を立てて食事をすることはマナー違反。
- 食事をする際にお皿は持ち上げない。
- 食事中は肘はデーブルに乗せてはいけない。
- テーブル上の料理などを取る際に、他人の手前を横切って手をのばすのはマナー違反。他の人に取ってもらうのが一般的。
- 同席者と料理を分け合って食べるという習慣はない
- 目上の人、女性と食事を取る場合は敬いながら食事をする。
ドイツ人に好まれる日本食
- 健康食ブームの影響もあり、日本食が人気。中でも寿司の人気が高い。
- すき焼き、天ぷら、鉄板焼き、ラーメン、餃子なども人気が高い。
- 日本のビール、日本酒も非常に人気が高い。
- コストパフォーマンスが良い料理、バイキング形式なども人気。
ドイツ人に嫌われる食事内容
- 見ためが良くても味が悪い食事は嫌われる。
- 肉、魚、卵に完全に火が通っていないと、調理されていないと感じる。
- 動物の原型が残る料理は嫌われる。特に魚に関しては尾がついたまま、目玉が見えるなどの料理は嫌われる。
- 豆腐、お吸い物など薄味の料理はあまり好まれない。
訪日ドイツ人観光客に喜んでもらうには?
- 見た目と味のバランスが取れた実質的な料理が評価される。
- 肉、魚、肉の火の通り具合には気をつける。
- 食事中に水とパンを常に提供すると喜ばれる。パンに関しては黒パンを非常に好んで食べる人が多いので、黒パンを含む様々なパンから選べるようにしておくと良い。
- 特産品、地方の名産品などが特に好まれる。
- 朝食後にコーヒーを提供すると喜ばれる。
訪日ドイツ人観光客への情報提供の仕方
- 日本料理を提供する場合は、食べ方、素材についてなどの説明をして上げると喜ばれる。
- メニューは英語表記のものがあったほうが良い。ドイツ語である必要性は特にない。
- ドイツ人の環境意識は高く、自然農法の作物、天然食品を高く評価する。料理の素材や原産地について情報提供すると喜ばれる。
<参照>
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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