観光資源とは「あるもの」ではなく「つくるもの」であることがよく分かる事例集:河川敷や公園、ダムなどのインフラ設備を活用した観光地域づくり

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全国には河川敷、護岸、公園、ダムなどのインフラを名物として観光名所としている事例があります。どのような形で、これらを観光名所、人々で賑わう場所としているのでしょうか。実際にご紹介しましょう。

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河川敷を観光資源として活用した事例:河川敷マラソン

全国各地で河川敷を使った、市民参加型フルマラソンが開催されています。元々は淀川で始まったと言われ、現在では全国各地で開催される市民参加型イベントの代表格となっています。

河川敷を観光資源として活用した事例1:北海道 釧路湿原マラソン&ウォーク

河川敷を観光資源として活用した例1:北海道 釧路湿原マラソン&ウォーク

河川敷を観光資源として活用した事例1:北海道 釧路湿原マラソン&ウォーク

北海道釧路市では、日本最大の湿原である釧路湿原の雄大な自然の中を走る「釧路湿原マラソン&ウォーク」を行っており、釧路の冷涼な気候から夏のマラソンには最適で、北海道内でも人気のマラソンとなっています。30kmコースの一部は釧路川左岸堤防の天端道路が利用されています。

河川敷を観光資源として活用した事例2:大阪府 大阪・淀川市民マラソン

河川敷を観光資源として活用した例2:大阪府 大阪・淀川市民マラソン

河川敷を観光資源として活用した事例2:大阪府 大阪・淀川市民マラソン

大阪府枚方市大阪市では市民自らが作り上げる市民型マラソン大会として、平成9年にスタートしました。平成27年で実に19回目を迎えるマラソン大会です。淀川流域の自然環境を肌で感じながら淀川河川公園を走るコースとなっています。通常は通れない淀川大堰を渡る事が出来るのも特徴。

河川敷を観光資源として活用した事例3:徳島県 とくしまマラソン

河川敷を観光資源として活用した事例3:徳島県 とくしまマラソン

河川敷を観光資源として活用した事例3:徳島県 とくしまマラソン

徳島県徳島市の「とくしまマラソン」は、平成27年で第8回を迎える大会で、例年約1万人が参加します。本大会では「四国三郎」吉野川の清流が誇る大自然を満喫でき、万葉集にも詠われた「眉山」を眺めながら、阿波しらさぎ大橋、吉野川橋などを楽しみながら走る事が出来ます。

 

河川敷を観光資源として活用した事例:花火護岸

大規模な花火大会はほとんどが河川空間で行われ、河川と地域が密接に関わりながらイベントを支えています。最近では音楽や照明、花火のコラボレーションによる演出が行われるなど、各地域で取り組みに工夫が見られます。

河川敷を観光資源として活用した事例4:秋田県 大曲の花火 全国花火競技会

河川敷を観光資源として活用した事例4:秋田県 大曲の花火 全国花火競技会

河川敷を観光資源として活用した事例4:秋田県 大曲の花火 全国花火競技会

秋田県大仙市町で明治43年に始まった歴史ある大会。識者の間では最も権威ある花火大会として位置づけられているのは、花火を作った本人が自らの手で花火を打ち上げるからである。競技玉としては創造花火が採用され、設定されたテーマを表現するために創造性の高い花火を自由に組み合わせて、ストーリー性、音楽イメージとあった作品を競い合うもの。

河川敷を観光資源として活用した事例5:神奈川県 全国花火競技会多摩川花火大会

河川敷を観光資源として活用した事例5:神奈川県 全国花火競技会多摩川花火大会

河川敷を観光資源として活用した事例5:神奈川県 全国花火競技会多摩川花火大会

神奈川県川崎市東京都世田谷区付近にある双子橋付近の多摩川河川敷で行われている。近年では同時開催とすることで一層の賑わいを見せており、世田谷区では平成26年で36回目、川崎市では平成26年で73回を迎える。

河川敷を観光資源として活用した事例6:奈良県 吉野川まつり納涼花火大会

河川敷を観光資源として活用した事例6:奈良県 吉野川まつり納涼花火大会

河川敷を観光資源として活用した事例6:奈良県 吉野川まつり納涼花火大会

奈良県五條市で行われる「吉野川まつり納涼花火大会」は、日本花火文化の礎となった花火師「かぎや」「たまや」の鍵屋弥兵衛は、五條師大塔町の出身と伝わっている。現在は吉野川堤防をスクリーンとして使用し、レーザー光線で文字を映し出すなど新たな工夫も見られる。会場には夜店が100点ほど出店している。

 

多機能化した公園の取り組み事例

国内には10万を超える公園があり、多様な機能を持っている。行楽地としての公園だけでなく、テーマを持って造成されている公園なども存在する。

多機能化した公園の取り組み事例1:北海道 モエレ沼公園

多機能化した公園の取り組み事例1:北海道 モエレ沼公園

多機能化した公園の取り組み事例1:北海道 モエレ沼公園

北海道札幌市の「モエレ沼公園」は世界的に著名な彫刻家であるイサム・ノグチにより「全体をひとつの彫刻作品とする」をコンセプトに作られている。幾何学形態を多様した山や噴水、遊具などが配置され、自然とアートが融合した美しい景観が特徴。

多機能化した公園の取り組み事例2:茨城県 偕楽園

多機能化した公園の取り組み事例2:茨城県 偕楽園

多機能化した公園の取り組み事例2:茨城県 偕楽園

茨城県水戸市の「偕楽園公園」は、日本三大名園の1つである偕楽園を一体的に整備した公園であり、面積は300haに及ぶ。偕楽園梅祭り、黄門祭りなどのイベントでは、近郊より多くの来場者が集まる。こうした時期は旅行会社ではツアーが組まれるほどの人気となっている。

多機能化した公園の取り組み事例3:愛知県・岐阜県・三重県 国営木曽三川公園 河川環境楽園

多機能化した公園の取り組み事例3:愛知県・岐阜県・三重県 国営木曽三川公園 河川環境楽園

多機能化した公園の取り組み事例3:愛知県・岐阜県・三重県 国営木曽三川公園 河川環境楽園

国営公園と県営公園、ハイウェイオアシス、自然共生研究センターなどが一体となった環境共生型の複合公園。木曽川の自然景観や人文景観を再現した環境教育プログラムが通年開催されており、専門の指導員と共に楽しみながら川にまつわる風土や文化を学ぶことが出来る。

 

ダムを観光資源として活用した事例:ダムカレー

ダムカレー発祥の地は長野県大町市にあるレストランのアーチカレーである。これは昭和40年からの人気メニューで、これが全国に伝わった。今では全国各地で様々なダムカレーが地域の名物となっている。

ダムカレーを観光資源として活用した事例1:長野県 黒部ダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例1:長野県 黒部ダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例1:長野県 黒部ダムカレー

長野県大町市にある日本一の大きさを誇る黒部ダムをモチーフとした黒部ダムカレー。観光・地域振興を目的に7店舗が参加・販売しており、今ではご当地グルメとして知られる。

ダムカレーを観光資源として活用した事例2:栃木県 ハートのダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例2:栃木県 ハートのダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例2:栃木県 ハートのダムカレー

栃木県栃木市の渡良瀬遊水地の谷中湖はハード型であることから、これをハート型のダムカレーとして商品化したもの。

ダムカレーを観光資源として活用した事例3:栃木県 湯西川ダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例3:栃木県 湯西川ダムカレー

ダムカレーを観光資源として活用した事例3:栃木県 湯西川ダムカレー

栃木県日光市の湯西川ダムカレーは、道の駅西川で販売される人気メニュー。地元日光山の大根・人参・ごぼう・玉ねぎ・きのこを使用した野菜たっぷりのカレー。アーチ式ダムの川治ダムカレーと、重力式ダムの湯西ダムカレー(大盛り)の2種類がある。

 

まとめ

全国でその地域のインフラを観光名所として活用している例をご紹介してきました。こうした様々な取り組みを実際に見ると、どのようなものを観光資源として捉えるかは工夫次第と言えるかもしれません。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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